空自次期救難救助機の機種決定とCSAR
空自の次期救難救助機の機種がUH―60J(近代化)に決定されました。
「航空自衛隊の次期救難救助機の機種決定について」(防衛省発表10年11月5日)
「空自の次期救難救助機 UH60J「近代化」型に 3自衛隊で共通化 コスト削減に寄与」(朝雲新聞10年11月11日)
機体規模などの点で、もっと大型の機体というような意見もありましたが、経済性などの点(陸海との共通機種選定による整備コストの低減など)が評価されたためか、現有装備であるUH―60Jの近代化改修機が選定されました。
整備コストなどの経済性が評価されたことは評価できますし、空自の任務を考えた場合、航続距離の長い機体は使いやすいでしょう。
空自救難部隊の場合、普通救難対象は最大2名ですし、任務もCSAR(戦闘捜索救難)ではなく、単なるSAR(捜索救難)のケースが大多数ですから、大きな機体はオーバースペックという判断だったものと思われます。
私としても、妥当な判断だったのではないかと思います。
ただ、CSAR能力の確保には、もっと訓練をして欲しいと思います。
今年の航空救難団戦技競技会もCSARではなく、SARで行われたようですが、戦競でCSARをやらないと、部隊の目があまり向きません。
「航空救難団戦技競技会 百里が初V 3部門で技量競う」(朝雲新聞10年11月4日)
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