残念?_空自スクランブル記録更新ならず!
昨年度1年間の空自のスクランブル記録が公開されました。
「平成26年度の緊急発進実施状況について」
年度途中の段階で、冷戦時のピークであった昭和59年(1984年)の年間スクランブル記録944回を抜くのではないか、と期待?されていましたが、なんとわずか1回及ばない943回に留まったため、記録更新はできず、タイ記録にもなりませんでした。
統幕資料より
昨年記録の注目点は、なんと言っても中国による航空活動の激増によって、南西航空混成団の負担が、激増していることです。
統幕資料をもとに、加工
第83航空隊の第9航空団への改変、2個飛行隊化がされるとは言え、現状では恐るべきレベルに、過負荷状態が悪化しています。
2個飛行隊化された以後も、中空、西空は当然ですし、4個飛行隊を擁する北空と比べても、南混の方がはるかに負担が多いと言う状況が続きます。
やはり、下地か奄美に第10航空団を作るべきでしょう。
もう一つ、注目は、Y-9の初飛来です。
Y-9は、中国が老朽化・陳腐化しているY-8の後継として開発していた中型輸送機で、アメリカのC-130J並の性能目指していました……が、実際の性能は大分劣るようです。
統幕資料より
このY-9の情報収集機型が、昨年10月3日に初飛来し、以後年度末までに計7回確認されています。
ミリオタは、戦闘機ばかりに注目しますが、地味ながら、今後の日本にとって、嫌な存在になります。
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