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特殊作戦

2011年2月 2日 (水)

菅首相の失言?は、コレが元ネタか?

昨年末の12月10日、菅首相が自衛隊による拉致被害者救出に言及して話題になりました。
自衛隊による拉致被害者救出にも言及 菅首相が拉致家族との懇親で」(産経新聞10年12月10日)

必要な法整備はこれから行うのだとしても、物理的に、つまり自衛隊の能力としてそんなことできるわけないだろ、特に拉致被害者の捜索をどうするつもりなんだ?やはりバ菅だ。
というのが、ネットで良く見られた意見だったように思います。

私はこの時、何か情報があるんだろうか?
と思っていたのですが、それらしき情報の存在を匂わす報道が出てきました。

拉致被害者:田口さん、平壌で韓国人と生活 北朝鮮消息筋」(毎日新聞11年1月19日)

拉致被害者、田口八重子さん(行方不明時22歳)が昨年の時点で、北朝鮮・平壌市で複数の韓国人拉致被害者の近くで暮らしているとの情報を、日韓両国が昨年末、北朝鮮消息筋から入手したことが19日分かった。日本政府関係者が明らかにした。
(中略)
昨年12月、こうした情報を「最近入手した話」として、共同住宅の詳細な住所とともに日本政府に伝えられた。


これを聞いた菅首相が、拉致被害者との懇談で、パフォーマンスのつもりで言っちゃったんでしょう。
こういった情報は、情報ソースが危なくなる可能性もあると思いますが、そんなことは考慮せずにポロっと喋っちゃうところは危機管理能力に欠ける首相ならではと思えます。

こう言う情報があるなら、後は法整備と能力です。
法整備は当然必要なので置いといて、能力を考えてみます。
送り込む要員としては、特戦群があるので、当然彼らにやってもらう事になるでしょう。

問題は、侵入と回収の手段です。
平壌は、海に接しておらず、多少内陸にあります。
ヘリでの作戦はかなり困難でしょう。
侵入だけなら、米軍の支援を受ければなんとかなるかもしれませんが、固定翼機でのピックアップに関しては、米軍でもフルトン回収システムなんて、もう使ってませんので、ヘリ頼みにならざるを得ないと思われます。
そうなると、ステルスヘリでも作らないと難しいでしょうね。

何にせよ、日本がこう言った作戦を本気で考えるのであれば、特殊作戦機などの整備が必要になりそうです。

何か楽しみですね。

2008年7月 7日 (月)

北朝鮮特殊部隊の隠密潜入用航空機

初心者歓迎スレに、An-2についての質問と思しきものが出てました。

>北朝鮮空軍の作戦機は概して旧式で中には複葉機まで存在し
>これは飛行速度が非常に低速なのでレーダーで探知できずミサイルも当たらい
>と聞いたのですが本当ですか?
>これに攻められたら(主に輸送機として使う模様)韓国はひとたまりもないとか・・

ところが、
「嘘、レーダーにも映るし、ミサイルも当たる」
というような、かなり乱暴な答えがされてました。
また、当該機体がAn-2であることや、最近まで製造されていたことは書かれていたのですが、それだけだったため、次のように補足してます。
An-2について詳しいスペックなどを知りたい方は、Wikiにも情報があります。。

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全く探知されないわけでも、ミサイルのロックオンができないわけでもないのはその通りですが、
レーダー波を反射する部分がエンジン部分くらいしかない(他は木や布なので反射率が低い)ため、機体サイズに比べてRCSが小さいことは事実

非常に低速なためドップラーレーダーではクラッタと誤認されて消去される可能性があるため、対空レーダーでは探知困難なことも事実
(逆に対地上レーダーや対水上レーダーは捕捉しやすい)

また、農業用としても使用(日本国内ではヘリが行っている農薬散布など)されるほど、それこそ地を這うように飛行できるため、レーダーマスクに入りやすく、探知困難なことも事実

というわけで、危惧されているように、開戦劈頭にゲリコマの侵入用として使われると、かなり厄介な存在です。

ついでに、 離着陸性能は1次大戦時の航空機と同等なので、 道路はおろか、牧草地などでも離着陸可能、というわけで、多少の重火器も携行させられます。

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乱暴な回答は要注意です。
今後もウォッチしてゆきます。

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