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陸戦

2013年11月 9日 (土)

機動戦闘車の評価

戦車に引導を渡す機動戦闘車」に対しては、非常な反響がありましたし、誤解されている部分もあるので、補足の意味も含めて、機動戦闘車の評価について、書きたいと思います。

防衛装備の評価において、何より大切なのは、その装備を投入する戦場における脅威対象です。

近々発表される防衛計画の大綱では、「統合運用を踏まえた能力評価」が行われると「防衛力の在り方検討に関する中間報告」で示されていますが、当然に統合運用を踏まえた脅威の評価がその前提にあります。

防衛省の脅威評価の詳細が公開されることはないでしょうが、”各種事態への実効的な対応”の項目には、本格的な侵攻事態は入っておらず、陸戦に関する対応措置としては、②島嶼部に対する攻撃への対応と③弾道ミサイル攻撃及びゲリラ・特殊部隊への対応があるだけです。

各種事態への実効的な対応
 ①警戒監視能力の強化
 ②島嶼部に対する攻撃への対応
 ③弾道ミサイル攻撃及びゲリラ・特殊部隊への対応
 ④サイバー攻撃への対応
 ⑤大規模災害等への対応


そのため、防衛省としては、対処すべき脅威として、MBTは、あっても極少数だと認識していると思われます。
私も、それが正しい選択だと思っています。

であれば、自衛隊が装備すべき戦車も、少数か、コストパフォーマンスによっては将来的には、ゼロとする選択もあり得るでしょう。
(ゼロにするなら、何らかの対戦車火器が必要ですが)

そして、機動戦闘車が対処すべき脅威は、ゲリコマを含む歩兵と戦車以外の装甲戦闘車両という事になります。
それに、戦車以外の装甲戦闘車両でも、戦場である先島の有人島に上陸される可能性は、相当低いと思われます。つまり、機動戦闘車のメインターゲットは歩兵です。

戦車以外の敵装甲戦闘車両としては、中国の97式歩兵戦闘車や05式水陸両用歩兵戦闘車があります。
機動戦闘車では、路外機動性が乏しく、行動が限られますし、装甲もこれら戦闘車両の100mm級の砲にはとても耐えられないでしょうから、これらと正面から戦う事は困難だと思いますが、攻撃力としては十分なモノを持っています。
これらとの戦闘では、戦車を投入するか、機動戦闘車が当たるのであれば、空からの攻撃も含めて立体的に作戦を行なう事になるでしょう。

機動戦闘車の装甲がどの程度の防御力があるのか不明ですが、車重を考慮すれば、歩兵に対しては、対戦車火器以外では、乗員が死傷することはない程度の防御力は確保されているとでしょう。
砲は十分過ぎる攻撃力がありますが、携行できる弾数が限られることを考えれば、戦闘だけを考えるなら、むしろ中口径砲の方が良かったと思われます。(中口径砲にしてしまうと、近接戦闘車になってしまいますが)
ですが、74式の砲弾を利活用するとのことなので、コスト面で採用したという側面もあるのでしょう。

戦略機動性の点は、やはり素晴らしいと思います。

公開されている動画では、高速走行の際には操縦手用のカバー?を取付けており、単純に速度が出せるというだけではなく、安全性の考慮や操縦手の負担も考慮した仕様になっているようです。

これなら、先導車を付ければ、高速道路を利用してゲリコマの襲撃予想地点に急行できますし、島嶼に展開する際も、数が限られる艦船での輸送距離を縮減できます。

陸自自身が、これから機動戦闘車をどう評価し、配備数がどうなるのか興味深い所です。
ただし、その評価が決まる前に、機動戦闘車は戦車に引導を渡すための存在という使命を負わされる可能性が出てきました。
新防衛大綱 陸自戦車数を削減へ」(日テレニュース13年11月9日)

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2013年10月14日 (月)

戦車に引導を渡す機動戦闘車

このブログで、陸戦関係の記事を書くと、JSF氏やdragoner氏を始めとした、戦車大好き派の方々から多数のご意見を頂ける状態でした。

その主な理由は、私が戦車の削減を主張していたからですが、私が機動戦闘車を推していたからでもあります。
(戦車大好き派の方々は、機動戦闘車が戦車の定数を食うことを懸念している)

が……先日、機動戦闘車の試作車が公開されると、本土決戦大好きで、機動戦闘車なんかじゃ戦えないと機動戦闘車を批判していた方々が、どういう訳か、こぞって機動戦闘車を持ち上げています。
機動戦闘車(MCV:Maneuver Combat Vehicle) 公開」(週刊オブイェクト13年10月9日)
機動戦闘車のファーストインプレッション 」(dragoner.ねっと13年10月10日)

変節の理由は、ハッキリしませんが、公開時の記者会見で、「機動戦闘車は新しいカテゴリに属する装備」発言がされたことで、大綱別表の戦車枠に入らないと理解されているためのように思われます。
機動戦闘車、記者会見等でわかったことまとめ」(dragoner.ねっと13年10月9日)

Q.機動戦闘車は新しいカテゴリに属する装備なのか、あるいは何かの後継なのか?
A.新しいカテゴリの装備と考えている。


しかし、機動戦闘車を大綱別表の戦車枠に入れるか否かを決めるのは技本ではありませんし、先日報道があったとおり、大綱から別表が消える可能性もあるなか、何かの後継車両ではないと解釈するべき発言をもって、戦車枠に入らないと理解するのは早計でしょう。

ただし、年内に発表される新大綱において、別表が維持されるなら、現行大綱の戦車枠が400両なので、現有戦車の状況を考えると、確かに戦車とは別枠とされるか、同一枠とするなら、戦車定数を増やす可能性が高いと予想します。

と言うのは、90式341両、10式53両の合計394両を保有している状況で、まだまだ使用可能な戦車及びそれ用に養成した要員が十分にいる中、わざわざこれを削減するという英断を、防衛省・陸幕が下せる可能性は低いと予想するためです。

しかしながら、新大綱の次の大綱が発表される頃には、90式の退役を見越した装備調達になるはずで、その時には、ロシアが北海道への侵攻の構えでも見せない限り、機動戦闘車は、90式に替わる装備として位置づけられるでしょう。

現在は、まだ試作車が公開されただけの状態で、陸自の中でも、機動戦闘車の評価が出来ている訳ではありませんから、まだまだ紆余曲折はあるはずですが、開発が順調に進めば、機動戦闘車は、戦車に引導を渡す車両となるはずです。
少なくとも、陸自の対装甲車両用の車両としては、中核を占めることになり、コスト的に戦車を国産することには引導を渡す可能性が高いと思われます。

武器マニアの方々は、技本開発官の言葉で舞い上がってますが、日本の防衛を効率的に行うためには、機動戦闘車が戦車に引導を渡してくれることが適切でしょう。

なお、機動戦闘車の仕様については、別に評価記事を書くかもしれません。

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2013年5月 6日 (月)

戦車不要論は人気コンテンツ

dragonerさんが、当ブログに言及しています。
戦車不要論者って、軍隊不要論を否定できます?

その内容は、後で言及するとして、dragonerさんが指摘するように、戦車不要論(とされてしまう論説)は、記事としてとっても人気があります。
当ブログの過去記事でも、「H25概算要求-その5_10式戦車はせいぜい3両でOK」や「戦車増強論者に提示する5つの命題」は、安定したアクセスのある記事です。

非常に炎上し易いネタですが、それが何故なのか、常々考えていることを書いてみたいと思います。

戦車不要論については、論客らしい論客がいらっしゃらないようです。
<求む情報>戦車無用論の歴史について

それなのに、この戦車不要論があり続ける理由は、やはり対立する次の二つの状況のせいでしょう。
①陸幕をはじめ、戦車を重用する方がいる。
②dragonerさんも指摘する、島国という特性がある。(特殊性とは言わない)

ヨーロッパでは、ソ連崩壊までは、戦車不要論と呼ばれるべきものはなかったと思います。
それは島国という特性がないからでしょう。
イギリスは島国ですが、あくまでドイツ正面でNATOの一員として戦うつもりでしたから、これは別です。

が、ソ連崩壊後、イギリスでも戦車不要論が唱えられるようになりました。
実際、イギリスは、少なくとも国産は止めるようです。

島国であることによる特性を否定する方は、恐らくいらっしゃらないと思います。(敢えて考えないようにしている方は多いですが……)
なので、私が思うに、日本の戦車論に関して、問題なのは、戦車を重用する考え方が、何故か非常に強いということだと思います。

それは何故か?
いくつか考えられるので、適当に列挙してみます。
・歴史的な観点で、日本が戦争に負けた理由の一つに、九七式中戦車を始め、戦車が弱かったから戦争に負けたと思っている人が多い。
・形状、特性などから”強さ”を象徴する兵器だから。(性的な類似性を指摘する方もいる)
・コストを無視して、強さだけを考える傾向があるから。
・少数でも戦える無敵(防御力)が好き。
・清々堂々と正面から戦う兵器だから。

日本人に顕著なのは、特に後半の二つのように思います。
つまり、日本人の精神性に親和性が高いということです。

同じ傾向は、イージス艦や戦艦好きにも通じているように思いますし、逆に潜水艦やステルスが、その効果に比して今一人気がない事にも通じているのではないでしょうか。
(潜水艦が不人気なのは、その形にもあるような気がしますが……)

歴史の話題を見ても、日本人は、一騎打ちとか単機駆けとか好きな傾向があります。

ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。

私なんかは、卑怯が最強と思っているので、日本人としては少数派なんでしょうね。

さて、一応主題を述べたところで、冒頭のdragonerさんの記事に触れたいと思います。

一応断っておくと、私は、ある程度の性能の戦車が少数で良いと考えており、戦車不要論者ではないつもりですが、戦車の削減を唱えると戦車不要論とされるようです。

戦車不要論って、(中略)軍事オタクにとっての通過儀礼の一つ

私から見れば、戦車好きこそ、軍事オタクならぬ兵器オタクの端緒であって、そこからステップアップして、始めて軍事オタクになれるのでしょうから、戦車好きこそ通過儀礼の一つのような気がします。(軍事オタクからもステップアップするべきだと思いますが)

正直な話、10年以上前に2ch軍事板でさんざ戦車不要論は議論されていて、この手の戦車不要論見かけたら、2chのログ探って来いとしか言い様がない。

以前にも書きましたが、ネット限定で言っても、10年前どころか20年前のニフティサーブのFDRでも戦車不要論は語られてました。
古ければ(歴史があれば)良いというモノでもありませんが。
2ch至上主義なんでしょうか。

戦車不要論の論拠である、海空戦力が壊滅した(そんなものが生起するかはさておき)段階で、日本の戦争意思継続は困難になるという前提。これは政治経済上の問題、具体的には海上封鎖と、想定される本土決戦の大被害で、日本の戦争継続意思が困難と見る考え方だ。

で、この論拠を元にして戦車不要論を述べる人って、「軍隊そのもの不要だから、自衛隊解体しようぜ!」という主張に当然賛同しますよね? 論理的に。

この部分、どんな論理でも、そんな論理展開は不可能でしょう。
同じロジックで陸自不要とまで言う人は居ますが、私はそれに与するつもりはありません。
ちなみに、以前の記事を見て頂くと分かりますが、私は陸自全体に関してはむしろ増強論者です。ただし普通科増強ですが。
それは、過去に陸自に「空自の基地警備に割ける余裕はない」と言われた事を、根に持って、ではなく、懸念しているからです。

何にせよ、戦車不要論については、自民党が防衛計画の大綱を改訂する年末には、また話題になりそうです。

追伸:ニコニコ超会議もですが、戦車は広報としては強力ですね。

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2013年1月15日 (火)

<求む情報>戦車無用論の歴史について

今回の戦車関連の一連の記事で思い返した疑問について、情報を募集します。

疑問「戦車不要・無用論は、誰が言い始めたモノで、どんな論客がいたのだろうか?」

戦車無用論に反対する立場としては、高井三郎氏等が思い付くのですが、戦車無用論については、論客と呼べる方が思い付きません。(私が無知なだけかもしれませんが)

歴史的には、第4次中東戦争でイスラエル戦車の被害が大きかったことから発生したことがwikiでも書かれておりますが、論客については記述がありません。

この疑問は、以前から抱いておりました。
誰か有名な方が、戦車無用論を唱え始めたのであれば分かるのですが、論客と言える人が居ないにも関わらず、敷衍しているのだろうか?

私自身の体験としては、今から20年くらい前、陸自の方と飲んでいた時に「お前も戦車無用論か?」と言われた事を覚えています。その当時でも、陸の中にも一定数の戦車無用論が存在しているとの話を、聞
いています

また、これも20年くらい前になりますが、インターネットが普及する以前、ニフティサーブのフォーラムでも、戦車不要論は論じられていたと記憶しています。

こう言ったムーブメントがあり、現防衛計画の大綱での戦車の大幅削減となっている訳ですが、それが論客と言える論客がいないまま、語られてきたとしたら、なんだか不思議な動きであるように思うのです。

戦車不要・無用論を語ってきた著名な人物をご存じの方は、お知らせ下さい。

2013年1月14日 (月)

5つの命題への回答について

前回記事へのコメントはしない事とさせて頂きましたが、頂いた回答に対しては、私なりの見解を書かせて頂きます。
確かに、何も答えないのは失礼でしたね。
申し訳ありません。
まとめての見解になること、及び回答を避けたコメントについても、レスポンスしないことについてはご容赦下さい。

命題①「日本は、国(政府)の意志として、敵が着上陸侵攻を行なう状況において、戦争の継続が可能である。」

少数ですが、可能と答えて頂いた方もおりました。
私としては、レアアースの禁輸や日本人が拘束されたりしただけで経済団体が音を上げる状況の中、かなり見込みが違うのではないかと思っております。
精神論もあり得ますが、それが出来ない実証をした歴史があり、それを当てにすることはできません。

なお、着上陸侵攻という言葉を、奇襲的に少数を上陸させ後方を攪乱させたり、補給線を確保する必要のない一時的に上陸させるだけのゲリコマ攻撃に類するモノまで含めた言葉として反論して頂いた方が多数おりますが、それは誤読というものです。それらはゲリコマ等として、それらの撃破よりも作戦目標の防護ができれば良しと考えるべきです。
陸自が、某国が九州に上陸作戦を行なったという想定で、九州への機動を行なう演習を行なっておりますが、そう言った対応が必要なモノを意図しております。

また、補給線を考慮しない奇襲上陸については、上陸部隊と正面から戦わなくても、補給線の寸断で孤立させられます。
そのような作戦を敵が行なう可能性はゼロではありませんが、蓋然性の低い作戦にまで十分な対処能力を確保することは不適当です。

冷戦当時の対ソ連戦を上げて頂いた方もおりますが、それを想定するなら、現在の防衛計画の大綱も不適当という話になってしまいます。

命題②「多数の戦車配備による着上陸侵攻阻止は、海空作戦によって着上陸侵攻を阻止するよりも、合理的である」

これに対しては、明確に合理的だと答えて頂いたのは、香港からの客人様ぐらいだと思いますが、現有潜水艦勢力でも性能的には足りるのだから、戦車に資源投入した方が良いとの趣旨と理解しました。しかし、それならば尚のこと潜水艦に量を投入した方が適当であると考えます。
航空機の場合も、1個飛行隊分ぐらいは撃破される可能性があるとの意見を頂きましたが、1個飛行隊分の残余で、拒否力となることが重要だと考えています。
洋上撃破される可能性が高い状況では、上陸作戦の実施は困難です。

命題③ゲリラや特殊部隊の捜索、重要施設防護のために、400両の戦車+他の戦闘車両では能力として不足である。

他の戦闘車両は不足しているとのご意見がありましたが、それについては私も同意です。
普通科は行軍の訓練も当然にされてますが、自動車化がトラックでは、本当に移動しかできませんから。

命題④ゲリラや特殊部隊は、陸自掃討部隊を作戦目標として行動し、RPG等対戦車火器を使用し、戦車でないが故に破壊可能な戦車以外の戦闘車両(96式装輪装甲車等)を攻撃し、命中弾を与えることができる。

この命題のミソは、ゲリラや特殊部隊が、作戦目標である重要目標を攻撃するという任務の達成可能性を下げてまで、陸自部隊なんかを攻撃するかという点なのですが、陽動や強襲の可能性を指摘する方もおりましたが、戦車がなければ陽動や強襲を防ぐことができないと思わせられる回答は無かったと思っております。
装甲車なら破壊出来るという、ご意見が、あい変わらずにありますが、私はその被害は許容しても、ゲリコマ及び特殊部隊が存在の暴露をした結果、作戦目標の達成が困難となれば、防御部隊は、目的を果たしたと評価します。

命題⑤戦車及び普通科部隊を、ゲリラや特殊部隊が目標とする可能性のあるほとんどの施設に事前に貼り付け配備が可能である。

逆に、戦車でも貼り付けなくても機動運用して、現場急行が可能であるとの意見もありましたが、戦車だけが行けばいい訳ではありませんし、部隊運用としてはかなり困難だと思います。

かなり大急ぎの作文のため、乱文はご容赦下さい。

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2013年1月12日 (土)

戦車増強論者に提示する5つの命題

前回の記事「H25概算要求-その5_10式戦車はせいぜい3両でOK」には、予想の通り大きな反響を頂きました。
当ブログのコメント欄はもちろん、普段は軍事バリバリの記事は転載しないBLOGOSも転載してくれたので、あちらのコメント欄にも多数のコメントを頂いています。
また、ツイッター上では、週刊オブィエクトのJSF氏にも突っ込んで頂きました。

空母ネタと戦車ネタは、言及すると面倒なので、正直言うと避けていたのですが、この際なので、取り上げることに致しました。
なお、少しでも戦車の導入に反対すると、戦車を無用無益なモノとする戦車無用論者というレッテルを貼られる傾向にあり、現に今回もそうだったのですが、私は自分自身がそうではないと思っています。(実際に400両維持には反対していない)
なので、現大綱の400両を超える戦車配備を主張し、前回記事に反論して頂いた方々を、勝手
ながら戦車増強論者と呼ばせて頂き、今回の記事を書こうと思っています。

なお、今回の記事は、前回記事に異論を頂いた多数のコメント、及びツイッター上でJSF氏から頂いたメッセージに対する反論(いや反問か)として書かせて頂きます。

戦車増強論者の方は、日本が戦車を保有し、上陸してきた敵を排除する能力を持つことで、抑止力として機能すると主張されます。
これは、理論としては、筋が通っています。
ですが、私は日本が戦略として、これを行なうことは間違っていると考えます。

詳細に入る前に、以前にも書いた事のある小話を書いておきます。
3自衛隊間で相互に研修を行うことは良くあることですが、陸自の方を研修で受け入れた際、空自が彼らにどのようにエアカバーをかけられるか、という質問がされることが多くありました。
ただし、この質問は幹部ではなく、陸曹の方から貰うことが普通でした。幹部の方は、答えが分かっていたから質問はしなかったのでしょう。
この質問がされた時、私は決って次のように答えていました。
「(敵による着上陸を受け)陸自が戦闘を行う際、空自によるエアカバーは期待しないで下さい。なぜなら、(着上陸が行なわれ)陸自が戦闘になる時は、空自は壊滅した後だからです。」

さて本題に戻ります。
戦車増強論者の方は、次の命題に答えて頂きたいと思います。
命題①「日本は、国(政府)の意志として、敵が着上陸侵攻を行なう状況において、戦争の継続が可能である。」

着上陸は、空海自衛隊も全力で阻止します。
空においては、航空阻止(AI)という航空作戦の区分自体が、着上陸阻止と近い考え方でさえあります。
海自においても当然です。
つまり、着上陸侵攻を行なうのであれば、海空自衛隊(+陸自対艦ミサイル部隊)をほぼ壊滅に近い状態にまで追い詰めなければ、実施は不可能です。

そして、そのような状況になれば、着上陸の作戦前に、当然のこととして、戦略爆撃等が行なわれ、高速道路、主要橋梁、鉄道は破壊されるでしょう。
精密誘導兵器が発達した現代においては、上記のインフラ破壊は、やり方次第では一人の死者を出すこと無く実施することも可能かもしれません。
東日本大震災程度のインフラ被害でも、日本経済は非常なダメージを受けました。海空自衛隊が壊滅し、戦略攻撃を受ければ、あの程度の影響で収まるはずがありません。

それに歴史を見ても、太平洋戦争当時、十分な情報がない状態で、一億火の玉とさえ言っていたにも関わらず、日本は、沖縄の除き自国国土における戦闘を戦えませんでした。

私は、日本が本格的な着上陸侵攻を”政治決断として”戦えるとは到底思えません。
多数の空爆や弾道ミサイル攻撃を受ける状況において、陸戦まで戦えるほど日本国民に根性があるとは思っていないということです。
戦車増強論者の方には、日本国民が一億火の玉
で戦える国民だと考えているかもしれませんが、是非この命題に答えて頂きたいと思います。

また、政治ではなく、軍事的側面においても、答えて頂くべき命題が存在します。
命題②「多数の戦車配備による着上陸侵攻阻止は、海空作戦によって着上陸侵攻を阻止するよりも、合理的である」

25年度概算要求における10式戦車の調達費用は、1機のF-35を調達する費用にも匹敵します。
その後の維持費用が異なるため、16両の10式と1機のF-35がトレードオフできると単純に考えることはできませんが、400両を越える戦車を配備することが、相当の費用を要する選択であることは明白です。
自衛隊の教範類を持ち出すまでもなく、地勢の活用を図ることは、軍事上の常識です。

日本の防衛においては、海という天然の要害を最大限活用することは、軍事的合理性にかなった選択です。
それに反して、多数の戦車を配備することは、その分、海空防衛力を低下させることに他なりません。
400両の戦車が、いずれ全て10式に換装されると考えれば、その調達費用は3950億円にも上ります。(25年度概算要求価格から算出)
F-35であれば、1個飛行隊分の調達費用さえまかなえます。そうりゅう型潜水艦なら、7隻も買えます。

戦車増強論者の方には、海空に予算を注ぎ込むよりも、戦車の方が合理的である説明をして頂く必要があります。

さて、もし上記2つの命題に有意な回答が出てこないのであれば、防衛省が主張する(建前か本音か分かりませんが)ように、戦車の調達は、ゲリラや特殊部隊の捜索、重要施設防護用ということになります。

ここで出てくる論点は、これらの目的に対して、400両を越える戦車が必要か否か、あるいは、90式さえ早期に10式に換装して行く必要があるのかどうかです。

90式は341両を保有しています。この数を踏まえれば、当面の10式調達は59両でいい計算になります。
そして10式は、24年度までに、既に39両が調達されています。残り20両です。
25年度概算要求の16両が調達されれば、後はわずか4両の計算です。

残り20両の調達を、年3両、7年で調達するという私の主張に反論頂く以上は、戦車増強論者の方には、次の命題にも答えて頂きたいと考えます。
命題③ゲリラや特殊部隊の捜索、重要施設防護のために、400両の戦車+他の戦闘車両では能力として不足である。

ちなみに、重要施設の一つとして私が非常に重要と考える空自基地の警備に関して、陸自が訓練において戦車を持ってきた実例は、千歳基地等の北海道の基地(まわりに戦車がいくらでもある)を含めて、私は知りません。
防衛及び警備計画等の作戦計画については、内容には言及できませんが、戦車を使用した防護が盛り込まれているならば、訓練が行なうことが必要なはずです。
(もっとも、戦車はもっと重要な目標の防護のみに使用する計画であるため、防空を行なう空自の基地など重要度が低すぎて防護する必要性は乏しいと考えている可能性もありますが……)

また、ゲリラや特殊部隊の捜索において、私は96式装輪装甲車(これが良いと言うつもりはないが、25年度に陸幕が買うつもりなのは96式なので)では、能力的に不足であるとする主張が多い事を踏まえて、次の命題にも答えてもらう必要があると考えています。

命題④ゲリラや特殊部隊は、陸自掃討部隊を作戦目標として行動し、RPG等対戦車火器を使用し、戦車でないが故に破壊可能な戦車以外の戦闘車両(96式装輪装甲車等)を攻撃し、命中弾を与えることができる。

”私が考えるに”、ゲリラや特殊部隊は、政経中枢や発電所等の重要ライフライン等のインフラ施設、海空自衛隊施設(イージス艦、FPS-5、パトリオット部隊、航空基地施設等)を目標とする可能性が高い。
そして、これらを不意急襲的に襲撃する以外は、ゲリラや特殊部隊は、極力存在の秘匿に努め、目標ではない自衛隊警備部隊との交戦は、自衛のために致し方ない状況以外では、極力回避するはずです。
また、本来の目標を破壊するために必要で、イージス、FPS-5等を遠方から破壊可能であり、そのために多大な努力を図って携行しているはずのRPGや対戦車ミサイル等を、破壊が可能だからという理由で96式装輪装甲車などという重要性の乏しい目標に使用してしまい、消耗するだけでなく、それによって秘匿すべき自らの存在を暴露するような行動を、ゲリラや特殊部隊が行なうとは考えられません。
行なうとしたら、陸自警備部隊に捕捉され、任務を放棄して、死なばもろともで攻撃する場合だけだと考えます。

このようなゲリラや特殊部隊の捜索において、もっと必要な部隊は、言うまでもなく普通科部隊です。
それも、状況によっては民家に対する戸別訪問というような警察のような事を、CQBに備えながら行なうことも必要でしょう。
陸自の普通科部隊においても、まだまだ各種装備の調達や高度な訓練を行なうべき分野です。目標とされる可能性の乏しい戦闘車両の調達以上に、人物金の資源を投入する必要性が高い部分だと考えます。

また、全国の普通科部隊を重要施設の警備に貼り付けるには、現在の普通科部隊の全力を投入したとしても、私は十分だとは思いません。
事実、近年まで陸自が空自施設の警備支援に否定的だった理由は、そこまで手が回らないという認識だったからでした。
それを踏まえれば、96式装輪装甲車で情報があった場所に急行し、下車散開戦闘するためにも、戦車よりも96式装輪装甲車の方が有用だと考えます。
96式装輪装甲車をゲリラや特殊部隊掃討に投入することは不適だと主張する戦車増強論者の方には、緊急展開が困難だと考えられる戦車を使用して、上記のような事態に対処するため、次の命題にも答えて頂く必要があります。

命題⑤戦車及び普通科部隊を、ゲリラや特殊部隊が目標とする可能性のあるほとんどの施設に事前に貼り付け配備が可能である。

主要な提示命題は以上です。
私には、これら命題に対する合理的回答は、思い付きませんでした。

結果的に、ある意味では仕方の無い解決策として、陸自の方には、400両の戦車以外は、96式装輪装甲車等の戦車以外の戦闘車両でガマンして頂き、ゲリラ及び特殊部隊の捜索排除、重要施設の警備をして頂きたいと思っています。

なお、命題として提示する程ではないと考える細かな話題として、JSF氏から、頂いた話が何点かあるので、それらについても書いておきます。

まず、戦車砲はむしろコラテラルダメージが低く、機関砲よりも使いやすいとのお話がありました。

確かに、戦車砲のHEAT弾は、以外とコラテラルダメージが低いです。
昨年、シリアで無くなった山本美香氏は、イラクで宿泊していたホテルの隣室が戦車砲による砲撃を受けておりますが、山本氏自身は、怪我もされていません。
ただし、これは不発等、なんらかの理由でHEAT弾が起爆しない場合を除く他、建物が堅牢な場合はという話になります。
不発であれば、ホテルなどは反対側まで突き抜けるでしょうし、木造家屋であれば、家屋ごと吹き飛ぶでしょう。

また、機関砲を連射すれば、最初の砲弾が壁を破壊し、次弾以降が貫通して、さらに奥の部屋に被害を与えるという可能性がありますが、単発で撃てば当然戦車砲よりも威力は小さいので、コラテラルダメージは少なくなります。
また、そもそも96式装輪装甲車が装備しているのは、12.7mm機関銃かグレネードであって機関砲ではありません。

オマケの話になりますが、以前公開していた小説中、ビルの一室から空自基地の破壊工作を行なうゲリラに対して、VADS(20mmの対空機関砲)で反撃するシーンを書きましたが、実際にVADSを警備で使用する事を現役自衛官時代に提案した際には、20mm機関砲の単発撃ちであっても、コラテラルダメージ配慮のため、否定的意見がほとんどでした。

また、時限作動の可能な、40mm等の中口径砲は、内部のペレットを極小軽量のものにすること(専用砲弾)で、長射程ながら破壊範囲を非常に狭い範囲に限定できる可能性があるため、ゲリラの排除に非常に良い火器とできる可能性があります。(現役時にメーカーに問い合わせた)
なので、将来装輪戦闘車両(対空型)の対地使用には密かに期待しています。

他に、山岳でのゲリラ狩りに、トルコ軍がクルドゲリラ狩りで戦車を投入して成果を上げているという実例の提示がありましたが、私はこれが日本にうまく適合するとは思いません。

というのも、クルド地方の山岳が、日本人の感覚で言えば、ハゲ山に近い岩山が多いのに対して、日本の山岳は、戦車であっても侵入不可能な森林地帯が多く、戦車の不整地走行能力をもってしても、道路以外は走ることが困難な場所が非常に多いためです。
空自のレーダーサイトでも、道路以外は走行不可能なところが多いです。

ただし、これも以前に小説で書いたシチュエーションですが、数キロ離れた隣の山等から対戦車ミサイルでFPS-5等が狙われる状況では、戦車砲の反撃でコントロールキルできる可能性はあります。
(こう言う事も考慮しているため、単純に戦車無用論者だと言われる事には違和感を感じます)

今回の記事は、以上です。
反論のある方は、是非、提示した命題に答えて頂きたいと思います。

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2011年2月 1日 (火)

米軍、女性にも地上での戦闘任務付与の可能性

かつて、G.I.ジェーンという映画がありましたが、本当に女性が歩兵や特殊部隊員として活躍する時代がくるかもしれません。

米軍女性の戦闘任務、解禁を 議会の諮問委が答申素案」(共同通信11年1月19日)

 米議会が設置した米軍の差別対策に関する諮問委員会は18日までに答申素案を公表、女性兵士が戦闘任務に就くことを全面解禁するよう求めた。米兵士の約15%を占める女性は、地上で戦闘の前線に立つ任務を原則として禁じられているが「(男性と)対等な条件をつくるべきだ」とした。


古代の都市国家では、市民としての権利を得るためには兵役の義務に応ずる必要がありましたし、戦闘任務に就くことのない女性兵士を一段低い存在として見る感情はどうしてもあります。
差別撤廃を主張する方々は、同じリスクを負うことで、対等な存在として在りたいということなんでしょう。

単純に、体力的な面で劣るので、女性は戦闘に就かせるべきでない、と言うだけでは、これらの主張に抗いきれなくなったのではないでしょうか。

アメリカはパワードスーツのようなものを本気で研究しています。
(ロッキードマーチンのHULCなど)
もしアレが戦闘任務にも使用可能なほどの性能になれば(難しいと思いますが)、女性が多数を占める歩兵部隊なんてものが実在するようになるかもしれません。

2008年7月 5日 (土)

自衛隊内における戦車無用論

前回のブログで、戦車無用論とは何かという点と、私見について書きました。
今回は、自衛隊の中で戦車無用論がどの程度勢力を持っているかについて書いてみます。
まず、最もかかわりのある陸自ですが、私が見てきた限り、陸自においても既に戦車無用論はタブーではありません。
雑談レベルならば、機甲科の人間がいても話されることがあります。
その方向性は、私の考えとほぼ同じで、陸上戦力としての戦車は認めているものの、果たして日本の国防に役立つ場面がどの程度あるのか疑問とするものです。
大規模な機甲戦力による衝突よりも、市街地内でのテロ、ゲリコマ対処の蓋然性の方が高いことから、世界的にもストライカーなど装輪戦闘車が脚光を浴びています。
日本でも機動戦闘車や近接戦闘車など将来装輪戦闘車の開発が進められていますが、その背景には戦車無用論が少なからずあります。
(もっとも、議論はされながらしっかりTK-Xが開発されるなど、日本は思想を切り替えることが非常に下手です。これは別の機会に書きたいと思っていますが、自衛隊が持っている組織的弊害の一つでしょう。)
また、方面隊毎に雰囲気も違うようです。多くの機甲科を抱える北方では、あまり表立って語られることは少ないですが、離島における対処などに軸足を移す西方では、図上訓練などでも機甲の出番があまりないことから、戦車に対する風当たりは強いようです。
次に海自ですが、残念ながら海自についてはそこまで承知していませんので、パスします。
で、最後に空自ですが、基本的に空自では、他幕(陸自、海自)のことが話題になることは少ないのです。
なぜなら、大規模な戦闘が発生する場合、最初に戦闘になるのは空自だという、自負も含んだ認識があります。
言い換えると、特に陸自は、空自が壊滅してからしか出番がなく、空自として助けてもらう部分はほとんどないと認識していると言えます。
(この点について、空自の認識が危険であることは「日本海クライシス2012」の中で指摘しています。)
大規模な戦闘では、たしかにそう言った可能性は高いでしょう。空自が壊滅し、敵がSu-25などの攻撃機で戦車狩りをする状況になれば、90式であっても射撃訓練の標的と化すしかありません。
そのため、大きな声では言わないものの、空自内では戦車に限らず、機甲、特科などは無用の長物の見る雰囲気が強かったと思います。
空自としては、(陸自の本格的活躍は航空自衛隊が壊滅した後なのだから)戦力の発揮基盤である基地をゲリコマなどから守って欲しいという希望があります。
その時にも、防御力は魅力であるものの、コラテラル・ダメージを考慮すると、とても戦車などは使えません。
この場合では、近接戦闘車クラスが最も使い易い車両になるため、戦車よりも装輪戦闘車が開発されることが望まれる所です。

2008年7月 4日 (金)

戦車無用論

戦車が必要のないものだとする戦車無用論(不要論)は、いろいろなところで語られています。今更と思われるかも知れませんが、「日本海クライシス2012」の中でも触れたので、簡単に解説したいと思います。

戦車不要論には、大きく分けて2つの流れがあります。
一つは、歩兵が携行したり、装輪戦闘車などに搭載される対戦車ミサイルや対戦車ヘリなど、戦車の防御力を絶対のものではなくする兵器の登場によって、金のかかる戦車のコストパフォーマンスが相対的に低下したことによるものです。
この論理には、もちろん一理あるのですが、攻撃力、防御力、機動力を兼ね備えた戦車は、現在でも大規模な陸戦の主役です。
多くの軍隊で、陸戦の主役として装備されていることからも分かりますが、感覚的に理解したい方は、是非、陸自が一般にも公開している「総合火力演習」を見に行ってください。
チケットが入手困難ですが、親戚の高校生をダシに使えば自衛隊地方協力本部(昔の地連)で用意してくれるかも。
総合火力演習は、毎年富士山の山麓にある演習場で実施されています。今年は8月24日の予定のようです。
その火力演習のなかでは、戦車砲の実射も対戦車ミサイルの実射も見ることができます。百聞は一見にしかずですが、戦車砲と対戦車ミサイルの最大の違いはその速度です。
戦車砲の砲弾(ちゃんと目で見えます)と比べると、対戦車ミサイルの飛翔速度は、まるでスローモーションです。両者が対峙した状況を想像してみれば良いのですが、たとえ双方が同時に射撃しても、戦車は射撃後に物陰に身を隠すことができますが、戦車砲を撃たれた側は、そんな余裕はありません。おまけに多くの対戦車ミサイルは、射撃後も誘導の補助をしてやる必要があります。
なんにせよ、とにかく一度ご覧下さい。チケットが手に入らない方は、DVDも出てます。

戦車不要論のもう一つの流れは、地理的・政治的環境を考慮すると、「日本には」戦車は不要だとするものです。
日本には大規模な戦車戦が行えるような場所は、北海道くらいです。冷戦時代には、ソ連の侵攻を食い止めるという、それなりに納得のできる理由があったのですが、現在は・・・・
またそもそも、日本の防衛のために戦車が戦闘を行う状況では、航空自衛隊も海上もほぼ壊滅状態のはずです。太平洋戦争でさえ本土決戦を回避したのに、現代で本土で戦車戦が生起するでしょうか?

ここまでの書きぶりで分かるとおり、私の考えは陸戦における戦車の有用性は認めるが、日本には必要ないというものです。
陸上自衛隊の装備は、領土的紛争がある離島での戦闘や対テロ、対ゲリコマ戦に有効に対処できるものにすべきだと思っています。
また、これらに対処するための武器は、将来的なPKO、PKFにおいても使いやすい兵器でしょう。
現在、次期戦車TK-Kの開発が大詰めになってますが、いままでの開発費を無駄にすることになっても、戦車の更新は避け、近接戦闘車の開発などに資源を集中するべきだと思います。

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