新刊『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』情報!
新刊『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』が、12月22日にKADOKAWA、角川文庫から発売になります。
電子版も、同日リリース予定。
装画は、イラストレーターの立原圭子氏(@k_coubou)です。
今回の作品は、私の書いた作品中、最もやわらかいものになりました。
なので、表紙もやわらかな感じにしようということで、編集さんから提案されたイラストレーターさんの候補は、なんと全員女性でした。
その中から、印象的な絵を描いていらした立原さんに打診してもらい、今回の表紙になっています。
小説の形式的には副官シリーズと同様の連作短編ですが、あちらと違い、各話で主人公が異なります。
U県にあるU地本の広報官から見た、各地の様々な部隊、そしてそこに勤務する自衛官の姿、人生を描きました。
今まで私が描いてきた小説は、私が幹部自衛官だったこともあり、どうしても幹部が主役になるケースが多かったのですが、今回は曹士の比重が高くなっています。
それから、ツイッターで紹介したとおり、帯と書店向けPOPに、前防衛事務次官で、現在は内閣官房参与(防衛政策担当)の島田和久氏に、お言葉を頂きました。
防衛3文書の見直しで忙しい中、ゲラを読んで頂き、お言葉を頂きました。
ありがとうございました。
それから、本書中にも書いていますが、この本は、昨年12月に小牧基地を取材させて頂いた成果です。
空幕広報室、小牧基地司令渡部将補をはじめとした基地の皆様、ありがとうございました。
あらためてお礼致します。
タイトルの一部に”航空自衛隊篇”と入れたように、陸自篇、海自篇も目論んでいますが、そのためにはある程度売れないと・・・なので、是非よろしくお願い致します。
(陸幕広報と海幕広報という高い高いハードルも乗り越えないとダメですが)
なお、一部が先行公開になる予定ですが、情報リリースできるようになれば追記します。
KADOKAWAのwebサイト、カドブンにて先行公開が始まっています。
全6話中の3話にあたる『ラインとドック』です。
終了日時が分からないので、早めにどうぞ。
https://kadobun.jp/trial/youkosojieitai/4tipumoe9vgg.html
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興味深く読ませて頂きました、「書いた作品中、最もやわらかいもの」とありますが、さまざまなディテール(機体や端末ほか機材全般、支援や戦術の要領、特に気象予報や戦闘地域の離着陸など)は、「リアルなのだろう?」と思える記述でした。
ありがとうございました。
ところで、自分の読み込みの甘さでしょうか、
表紙イラストのような「女性自衛官・地本隊員さん?」が、一体どの人物かがわからなかったです。
もし、作品本編には登場しなかったのなら、表紙と本編の相違・違和感を感じます。
投稿: | 2023年3月 3日 (金) 02時52分
名無し 様
楽しんで頂けたのなら何よりです。
課題や問題を追及する姿勢が緩い、という点でやわらかい作品ですが、一昨年に小牧基地を取材させて頂いた上で書いていますし、現役自衛官だった頃の記憶もベースにあって書いているので、リアルなのは確かだと思います。
表紙はイメージなので、特に本編中の誰かということはありません。
投稿: 数多久遠 | 2023年3月 3日 (金) 11時05分