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2020年4月15日 (水)

数多久遠既刊情報!!!

新刊『航空自衛隊 副官 怜於奈』を読んで、「既刊も読んでみようか」と思う人も出てくるかも!
と言うことで、既刊情報をまとめてみました。

まずは、自己紹介も含めた全般的な情報から。
私、数多久遠は、航空自衛隊の幹部自衛官でした。
(特技は、あえて言及しません。いろいろ言われていますが、私からすると「だから何?」なので。小銃や拳銃の射撃経験なんかでも、ほとんどのガンマニアより豊富だと思います)
著作は、その経験を活かした自衛隊関連小説です。

欧米ですと、軍経験者が書いた小説も多々ありますが、日本だと多くはありません。
それもあってか、自衛隊が登場する小説の多くは、考証がむちゃくちゃで、私から見ると(◎_◎)!!なものが多い状況です。
その理由は、読者の多くが、派手なバトルや緊迫したスリルがあれば、考証なんてどうでも良いと考えている方が多いから、だと思います。(出版界が、全体としてみると、マスコミ同様に左側に傾いていることもあると思います)

その現状に、逆を行っているのが私の小説です。
そのため、盛り上がりに欠けるとか、地味だと評されることも多いのですが、それなりに現実を踏まえた小説を好む方に読んで頂けたらと思っています。

と言うことで、ここからは既刊を時系列で紹介したいと思います。
なお、文庫化された作品は、文庫と単行本の両方のリンクを張ってあります。文庫化に際しては、追加校正はしていますが、どれも内容的に大きな違いはありません。

1.「黎明の笛」、「黎明の笛 陸自特殊部隊「竹島」奪還」
私のデビュー作は、「黎明の笛」です。


これは、元航空自衛官であった私の問題意識やうんちくを、”これでもか!”と詰め込んだ作品です。航空自衛隊メイン、対韓国の作品です。

が故に、今の私から見ると頭を抱えたくなる作品でもあります。

どう言う意味かと言うと、読者に対するフレンドリー度合いが非常に低いのです。(T_T)
読者を選ぶ私の著作中でも、ずば抜けて読者を選ぶ作品であり、自衛隊、特に航空自衛隊について、それなりの興味や知識がないと、楽しめないかもしれません。

その反面、そうした知識のある方にとっては、今でも非常に楽しめる作品だと思います。

ですから、私の著作の中で、どの本を読もうかな~と迷っている方には、「後にした方がいいよ」と言いたくなる作品です。
それらを読んで、面白いと思って頂けた方に読んで頂けると良いと思います。

なお、この作品は、これから作家になりたいと考えている方にとっても、参考になる可能性が、ちょびっとあります。

私のデビュー経緯は、ちょっと変わっております。
アマゾンが始めたKDPというセルフ・パブリッシングの代名詞的なサービスで自作の本を売っていたところ、某編集者の目に止まり、紆余曲折を経て祥伝社から商業デビューさせて頂きました。

KDPが始まった直後だったこともあり、話題性の観点からKDP版を残していたのですが、何とな~く、今でも残してあります。

 

ある意味、こんな風に変わった作品だと、目に止まることもあり、いろいろと拙くても商業出版につながるかも知れない、という参考として見て頂くことができます。

祥伝社から出した版とは、結構異なっていますので、クオリティよりも尖った部分を見て、参考にして頂ければと思います。

2.「深淵の覇者」、「深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃」
2作目は、「深淵の覇者」です。


これは、デビュー作で空自を取り上げたので、次は陸か海だな、と考えた結果と、デビュー作への読者の反応から、やっぱしもっとバトルを強くしないと・・・、という思考の結果生まれた作品で、既刊の中では、最もバトル要素の強い作品になっています。
海上自衛隊メイン、対中国の作品です。

その一方で、私の趣味嗜好の点では、これまた突き抜けた最もテクニカル要素の強い作品でもあります。
根っからの文系・・・という方にはつらいかも知れませんが、理系頭のハードSFファンには刺さる作品だと思います。

潜水艦を取り上げたのは、ネットワーク化された現代戦においても、潜水艦だけは個艦で行動することが多く、小説(ドラマ)として描きやすかったからです。

一匹狼である潜水艦のテクニカルなバトルを読みたい、という方にオススメです。

個人的には、『正論』紙の書評で、元海将である伊藤俊幸氏が「海自潜水艦幹部が協力している」だろうと書いて頂けた(実際には、ほぼ一般に刊行されている書籍だけで書いた)ことが、嬉しかった作品です。

3.「半島へ 陸自山岳連隊」、「悪魔のウイルス 陸自山岳連隊 半島へ」
3作目は、「半島へ 陸自山岳連隊」です。(文庫は5/15発売予定)


空、海と来たので、3作目は、当然陸です。また、小説などでは取り上げられることの少ない生物兵器を取り上げました。これも、生物兵器に関しては、かなりテクニカルな記述をしています。
陸上自衛隊メイン、対北朝鮮の作品です。

生物兵器という、かなり扱いの難しい兵器を取り上げ、その対処として妥当な部隊行動を描きました。
結果的に、「陸自を取り上げたのだからランボーみたいな本だろう」と想像した方は、「アレ?」と思うかもしれません。

不謹慎な話ですが、武漢コロナのおかげで、読者がウイルスや免疫に関する知識がついたため、単行本の刊行当時よりも、今の方が、楽しんで頂ける作品になったと言えるでしょう。

4.「北方領土秘録 外交という名の戦場」
4作目は、「北方領土秘録 外交という名の戦場」です。


陸、海、空と3自衛隊を網羅してしまったので、次をどうするか、また空に戻るかなぁとも考えましたが、読者層を広げようということで、先鋭なミリタリーから、少しポリティカルな方向にしようとしたのが本作です。
外務省+防衛駐在官(昔の駐在武官にあたる)メイン、対ロシアの作品です。
また、対韓国、対中国、対北朝鮮と書いてきたので、次はロシアと考えたものの、対ロシアの軍事的衝突が考え難かった、という理由もあります。

この作品、私は一つのミスを犯しました。それは、著者として初めてタイトルに拘ったことです。
以前の3作は、私の意向も汲んで頂きつつ、出版社が決めたタイトルでした。
私が拘ったことで、小説なのに、外交論あるいはノンフィクションだと思ってしまった方が多かったようです。

4作目でもあり、著者としては、最も自信を持って送り出した作品なのですが、上記の誤解に加え、軍事的衝突ではなく外交上の衝突で派手さがなく、手に取ってくれる読者自体が少なかったことが残念な作品でもあります。

ですが、読んで下さった方には、最も高い評価を頂いた作品でもあります。

これには、以前の作品と同様のテクニカル要素に加え、戦術よりも戦略に重きを置いたポリティカルバトルを描いた上、はじめて過去を扱った作品だったことも影響していたと思います。

前3作は、近い未来を描いていましたが、この作品は、執筆の直前2016年に実際に発生し、ニュースでも報じられていた事実の背景に、こうした裏話があったのではないかと推測した内容を描いたものです。
大使館で行われたイベントについては、在ウクライナ日本大使館が細かい情報公開をしていたこともあり、イベントの内容や実施日も現実と同じです。それだけに、もしかすると背景は本当にこうだったかも?という作品になっています。
極めて近い過去を描いた歴史小説と言っても良い作品でした。

また、この作品で描いた内容と、それを軍事的な評論として執筆したJBpressでの記事に対して、駐日ロシア大使であるガルージン大使が、反論のコメントをしたという、軍事評論家としても活動する筆者として大変名誉な作品でもありました。
https://jp.sputniknews.com/russia/201902055888509/
ロシアが必死で反論したと言うことは、ロシアにとって触れて欲しくない内容だったということです。

なお、ガルージン大使だけでなく、タス通信などのロシア語メディアでも、反論されていました。
この作品、外交関係者に伺ったところ、日本の外務省内でも少なからず話題になったそうなのですが、ロシアの外交関係筋でも注目された作品でもありました。

また、この作品は、舞台の多くが日本ではなく、ウクライナです。
最近、ウクライナ人である二人のアンドリーさんが日本のメディアでも活躍されていますが、ロシアを挟んで遠交近攻の関係でもあるウクライナと日本の外交の重要性を描いたものでもありました。

戦略や外交問題に注目し、ニュースを見ているような方にオススメな作品です。

5.「航空自衛隊 副官 班尾怜於奈」
最後が、最新刊である「航空自衛隊 副官 班尾怜於奈」です。

こちらについては、紹介の別記事を参照して下さい。
新刊『航空自衛隊 副官 怜於奈』情報!

コロナ惨禍の折です。
ステイホームのお供にどうぞ。

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