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2018年11月14日 (水)

新刊情報!『北方領土秘録 外交という名の戦場』12月12日発売!

1年8カ月ぶりとなる新刊『北方領土秘録 外交という名の戦場』が、12月12日に祥伝社から発売となります。
お待たせしました。m(_ _)m
http://www.s-book.net/plsql/slib_booksche?sha=6&jan=s&mm=1

書影(表紙のデザイン)は、まだ出来上がっていないので、できあがり次第公開します。できました。左が帯無し、右が帯ありの場合です。
Photo_5 Photo_6
アマゾンで予約できるようになりましたら、リンクも貼ります。
アマゾン来ました!


タイトルから分かると思いますが、北方領土問題を扱いました。
他のミリタリー系の作家さんですと、奪還作戦を描くのでしょうが、私の場合はちょっと趣というか、方向性が違います。

自分の書きたいモノが、どんなものなのか適切な言葉が見つからないまま、出版社さんと話していた頃、「それは歴史小説だ」というご指摘を頂きました。
自分でも、”なるほど、私が書きたかったのは歴史小説だったのか!”と思い至ってから、若干筆の進みも早くなりました。

『坂の上の雲』とか、『海賊とよばれた男』みたいな小説だと思って頂ければイメージしていただけると思います。
ただし、歴史小説というと、普通は数百年、少なくとも数十年、すでに”歴史”的事実が確定した過去を扱うことが普通ですが、今回の新刊は違います。
なんと、2年前の2016年のほぼ一年間を扱ったものとなります。

最近また、北方領土問題がニュースになっていますが、2016年は、いよいよこの問題が最終解決するのか!?と盛り上がった一年でした。
12月に、安倍首相の地元山口県の長門市で首脳会談が行われ、安倍首相が自らの外交成果を披瀝する場として設けられていた事は、誰の目にも明らかでしたので、記憶している方がほとんどでしょう。

しかし、同時に、この長門会談が、実際には、成果なしに終わったことも記憶されていると思います。
今回の小説は、その背後に何があったのかを描いたものになります。

2016年は、北方領土交渉だけでなく、北朝鮮によるミサイル発射が相次ぎ、アメリカではトランプ大統領を誕生させた大統領選挙が行われていました。
そして、それらには、翌2017年や今年になってから、様々な要素が関わっていたことが判明してきています。
北朝鮮のミサイル発射はもとよりですが、こうした様々な問題の背後には、オホーツクをSLBM原潜の聖域としたいロシアの思惑など軍事に関係した事象が数多くあります。

この小説は、それらがどう関わっていたのかを、若手外交官と防衛駐在官(昔の駐在武官に当たる自衛官)の活躍を軸に描きました。

わずか2年前の出来事なので、資料は豊富にあり、何月何日に何がおきた(たとえば北朝鮮がミサイルを発射したなど)という事実も正確に分かっています。
非常に面倒な作業でしたが、それらを正確に反映した小説です。

小説なので、読者が驚くような展開になっていますが、こうした事実関係と合わせて行くと、執筆の最中、我ながら本当にこのストーリーに近い展開があったのではないかと思えてくる程でした。

ご期待下さい!

20181116 アマゾンリンク追記
20181122 書影追加

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コメント

Amazonきましたね。

数多久遠
北方領土秘録 外交という名の戦場 祥伝社
https://www.amazon.co.jp/dp/4396635583/

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