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2016年1月

2016年1月30日 (土)

ぶれない沖縄メディア

琉球新報が、またしても国際情勢を無視した自衛隊攻撃を行っています。
那覇空自F15倍増、40機に 空港さらに過密化」(琉球新報160127)

第9航空団の新編(83空→9空団)により、那覇空港が過密になり、民航機の運行に支障が出るというのが記事の主旨です。

戦闘機数が現在より倍増するため、空の便で沖縄を訪れる観光客や周辺住民への影響も懸念される。
中略
 一方、滑走路1本で民間機と自衛隊機が併存する那覇空港では、自衛隊機のトラブルで滑走路が一時封鎖される事態がたびたび起きている。自衛隊機の離着陸で民間機が待機する場面もあり、空港利用機数の増加は観光客の足である民間機にも影響が予想される。


「自衛隊は邪魔だ! 沖縄から出て行け!」というのが、琉球新報の本音なのでしょう。
社説では、もっと明確に書かれています。
那覇基地F15倍増 民間空港転換を進めよ」(琉球新報160128)

 沖縄の空に、また一つ不安が加わった。防衛省は航空自衛隊の部隊再編により、那覇基地のF15を現在の20機から倍増し、40機体制にすることを決定した。現在でも民間航空機と自衛隊機が混在する過密空港にさらに負担が増える。

 観光立県、アジアハブ構想など県経済自立への要となる空港機能を阻害するのは、軍民共用という特殊な形態だ。国は「軍」の増強でなく、民間専用空港への転換にこそ力を注ぐべきだ。
 昨年6月の事故の際にも、県内の経済関係者から「安全・安心」への不安や観光へのイメージダウン、事故時の物流への影響が懸念されていた。自衛隊機倍増で那覇空港でのトラブルが増えるリスクは高まりこそすれ、減りはしない。
中略
 那覇空港から、軍用機を一刻も早く撤退させるべきだ。整備が進む第2滑走路は、経済振興に必要とされるものだ。自衛隊の運用能力を向上させるためのものではない。


沖縄県民全体としては、この記事ほど愚かではないものの、沖縄は、テレビも琉球新報とこれとならぶ偏向メディアの沖縄タイムスに牛耳られており、一般の方にマトモな情報が伝わりにくい状況にあります。

ともあれ、沖縄(本島)のメディアが、「自衛隊は邪魔だ!」と言い続けるなら、先島諸島の方は、沖縄本島の方よりも、危機感を切実に感じていますから、下地島空港を自衛隊機が使用できるようにし易くなるかも知れません。

琉球新報は、自衛隊機に出て行けと言うなら、下地島空港に分散しろというのか、さもなくば自衛隊は全面撤退して、中国軍に展開してもらうのか、ちゃんと代案を提示して欲しいものです。

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2016年1月11日 (月)

日本社会は、ロボット・ディバイドの時代に耐えられるか?

ミリタリーネタではありませんが、治安に関係するので広い意味では安全保障ですし、対応を誤ると左派が増える可能性があるため、気になっていることがあります。

それは、急速に進む、自動運転や自動なんたら、つまりロボットによる単純労働の代替が、単純労働で生計を立てている人々を、困窮に至らせないか、という問題です。

ロボットの普及は、労働人口の半数もの職を奪うという報告があります。
ロボット普及、労働人口の半数の職奪う可能性 米英で」(CNN151115)

この手の、ロボットが格差を広げるというのは、SFの世界では昔から予見されていた自体ですし、数年前から、現実問題の予見として報道され始めています。

最近の技術の進歩を見ると、これが現実の一歩手前まで来ていることが分かります。

自動運転が実用化されれば、まず最初に、高速道路を使った長距離トラックのドライバーから職を奪うでしょう。
市街地での端末輸送は、もう少し先になるでしょうが、時間の問題です。
宅急便などの個別配送だけが、もうしばらくは人手を要するはずです。(ドローンが騒がれていますが、全天候対応ができるまでには、相当かかるはずです)

ロボットは、一般的に柔らかいモノの扱いが苦手ですが、センサー技術は急速に発展していますし、規格化されたものなら、扱いやすくなります。
電子レンジ調理が多用されるファミレスでは、調理はロボットが大抵の事ができるようになるでしょう。
10年先の未来では、マクドナルドは無人かもしれません。

掃除ロボットの普及は、清掃業者にとって、既に脅威と言えなくもありません。

ロボットが、単純労働の職を奪ったとしても、奪われた方の行き場は、どこかにあるのかもしれません。
ですが、「またロボットに奪われるのではないか?」という不安はつきまとうでしょう。

ITについて行けるかどうかで、デジタル・ディバイドという格差が生じたように、社会は、ロボットを作る、あるいはロボットに仕事を与える側の人間と、ロボットに仕事を奪われる側の人間に二分化させられる恐れがあります。

この格差は、デジタル・ディバイド以上に、激しい格差を生み出しそうに見えます。
そうなった時、日本社会は耐えられるのでしょうか?

「一億総中流」という言葉は死語になって久しいですが、それでもピケティが日本だけは違うと言っていたように、日本は欧米と比べると格差の少ない社会です。

ですが、このロボット・ディバイドとでも呼ぶべき格差(他にもっと適切な言葉があるのかも知れませんが、私は知りません)は、日本にも激しい格差社会を作り出しかねません。

しかも、労働賃金の上昇を嫌う財界の求めに応じて、将来は仕事を奪われかねない単純労働用の人手として、移民を受け入れる動きもあります。
そうした人々が多くなれば、単純労働は労働力の供給過多となり、運良くロボットに仕事を奪われなかった人々の賃金も押し下げてしまいます。

衣食足りて礼節を知るのは、誰しも同じです。
格差が激しくなれば、治安は悪化するでしょう。下火になっている左翼運動も盛り返すかも知れません。

私自身、このロボット・ディバイドの時代に、どういった社会政策が必要なのか、妙案はありません。
真剣に練られたプランなく、規制緩和だけを進めれば、社会は深刻な危機に陥るかもしれません。

ロボットを作り出し、命令を与える側の人間は、それによって膨大な利益を得られるため、積極的に規制緩和を目指すべきだと主張します。

米カリフォルニア州、自動運転に専用免許「ドライバー」乗車を義務付け Google失望「時代錯誤だ」」(産経151227)
日産ゴーンCEO「自動運転の量産化は行政次第、日本は最有力」」(レスポンス151029)

しかし、彼らの意見だけを聞いて、夢のような社会が来るとは限りません。
今でも高級車に乗っている人には、快適な世の中が来るかも知れませんが、ロボットが代替可能な単純労働に従事している人にとっては、過酷な社会かもしれません。

一方で、産業革命に見られるように、産業構造は変わっても、一旦混乱はあるものの、ロボットが新たな可能性も創り出すため、大丈夫だとする意見もあります。
「AIやロボットは格差を生み、可能性も広げる」https://newspicks.com/news/1099780/body/

ですが、ロボットは、今やあらゆる産業のあらゆる単純労働を代替できる一歩手前まで来ています。
ロボットのコストが、社会保障費などを含めた広い意味での人件費以下になれば、企業はあらゆる部門でロボットを導入するでしょう。

何か、対策が必要なはずです。
今から準備すべきでしょう。

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2016年1月 3日 (日)

今年のブログ運営について

あけましておめでとうございます。
昨年も、多数の方にご覧頂いた上、2冊目の本を出させて頂きました。
誠に、ありがとうございました。

さて、今年のブログ運営、と言うか、最近の状況を見て頂けていれば分かるかと思いますが、今年はブログの更新頻度を落とそうと思っております。

理由は、小説の執筆に、今まで以上に力を入れたいためです。

ブログの記事は、大した長さではありませんが、興味を引ける構成、分かりやすい展開などを考え、かつ、それなりの裏付け調べをしながら書くのは、想像される以上に時間のかかることです。
ブログを止め、小説の執筆だけに注力すれば、恐らく倍くらいのペースで書けるでしょう。

そもそも、このブログは、HP(今はない)で公開していた小説の宣伝用として始めたモノでした。

ですが、ブログを完全に止めてまで、小説の執筆だけに注力しようとは思っていません。
まだまだ言いたい事は、たくさんありますし、我慢ならんことも多いので、これからは不定期に更新して行こうと思います。

その一方、ニュースネタに関する、分析とまでは行かずとも、所感程度のモノは、ツイッターで呟いていこうと思います。
ツイッターの140文字では、まともな論旨展開ができないため、ツイッターはブログ記事のアップ告知程度でしたが、これからは、もう少し、積極的に呟きます。
ですが、ツイ廃の人に絡まれても対応はしないつもりです。(ツイッターに時間を取られては、本末転倒ですから)

年末年始も、次回作のプロットに悩まされています。
より早く、次回作をお届けできるよう、頑張ります。

本年も、宜しくお願い致します。

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