ブログランキング&ツイッター

  • 軍事・防衛 ブログランキング
  • ツイッター

« H28概算要求-その2_沖縄のための陸自の海兵隊化 | トップページ | 創作通信_その5 »

2015年9月17日 (木)

辺野古移設反対! またしても誤った印象操作を行った在沖紙

アメリカ、カリフォルニア州のバークレー市が、普天間の辺野古移設に反対する決議を採択しています。
米バークレー市が「沖縄支援」決議 辺野古新基地中止を」(沖タイ20150917)

米カリフォルニア州バークレー市議会は15日(日本時間16日)、沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画に反対し、米政府に計画の再考を促す「沖縄の人々を支援する決議」を全会一致で可決した。


そして、沖縄タイムスは、この決議が成された背景には、沖縄県民の働きかけがあったと評論しています。
米バークレー市、「沖縄支援」可決の背景に県系人パワー」(沖タイ20150917)

同決議が可決された背景には、米軍基地の過剰負担で犠牲を強いられている沖縄に真の平和を取り戻したいと地道な活動を続けてきた沖縄県系人らの姿がある。

同決議の採択前、ベイツ市長と市議会議員らを前に、池原えりこさん(バークレー市在住、沖縄市出身)とウェスリー上運天さん(サンフランシスコ市在住、ハワイ系3世)が演説台に立った。


ですが、これはウソではありませんが、真実ではありません。

日本版ウィキペディアのバークレー市ページには記載がありませんが、英語版ウィキペディアのバークレー市ページには、次のように書かれています。

The racial makeup of Berkeley was 66,996 (59.5%) White, 11,241 (10.0%) Black or African American, 479 (0.4%) Native American, 21,690 (19.3%) Asian (8.4% Chinese, 2.4% Indian, 2.1% Korean, 1.6% Japanese, 1.5% Filipino, 1.0% Vietnamese), 186 (0.2%) Pacific Islander, 4,994 (4.4%) from other races, and 6,994 (6.2%) from two or more races.

Berkeley, California

1.6%の日本人が、全て沖縄出身者だったとしても、8.4%からすれば、5分の1にも満たない数です。
もちろん、決議されるには、大多数を占める白人及び黒人の賛同も必要ですが、8.4%の有権者が支持するか、そっぽを向くかは議員にとって大きな数字です。

ちなみに、アメリカ全土で見た場合、中国系アメリカ人は1.4%でしかありません。
バークレー市は、中国系アメリカ人の多い市の一つです。

「アメリカ人も辺野古移設に反対している」、「それは沖縄県出身者が訴えてきた結果だ」という沖縄タイムスのこうした報道は、印象操作、それも誤った印象を与える操作でしかありません。

にほんブログ村 政治ブログ 軍事・防衛へ
にほんブログ村

« H28概算要求-その2_沖縄のための陸自の海兵隊化 | トップページ | 創作通信_その5 »

メディア」カテゴリの記事

コメント

【ワシントン時事】米上下両院の軍事委員会は29日、2016会計年度(15年10月~16年9月)の国防予算の大枠を定める国防権限法の最終案を発表した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「名護市辺野古が唯一の選択肢だ」と指摘した下院案の条文は、法案本体に盛り込まれなかった。

http://www.jiji.com/jc/zci?g=pol&k=201509/2015093000328&pa=f

様子見に入ったね
安保賛成・辺野古推進を言ってる人ほどにはアメリカ側に熱は無いって感じ、一人相撲してる印象だなぁ

名無しさん 様
国防権限法は、議会が定めてる概算要求資料みたいなものです。

>国防権限法は、議会が定めてる概算要求資料みたいなものです。

それになんの意味が?
日本政府が辺野古移転を進めるならアメリカとしても強い支持をしていたところをニュアンスとしては一歩後退と捉えられる内容になったのは間違いないでしょうから

米政府としては2006年に合意した「再編の為のロードマップ」に含まれる
辺野古移設案が唯一の選択枝であるという立場から後退した訳では
ないでしょう。

今回の修正は議会の上下両院若しくは軍事委員会の委員の間に
地元があれだけ反対している状況なのに、辺野古への移設は現実的な選択枝なのか?という疑問が6月の知事訪米によって改めて喚起された
結果であると見る事が出来ると思いますよ。

>地元があれだけ反対している状況なのに、辺野古への移設は現実的な選択枝なのか?という疑問が6月の知事訪米によって改めて喚起された
>結果であると見る事が出来ると思いますよ。

それが後退以外のなんであろうか?

今はまだ”議会”の一部意見で”政府”の立場に影響を及ぼすまでには至っていないのではないかという事です。
今後も沖縄県が建設に抵抗を続け、国と県との対立が泥沼化して
新基地の建設が誰の目にも不可能だと写る様になった時こそ
米議会が政府に対して辺野古への移設はもはや無理ではないか
日本国外に移設するべきではないかと勧告するタイミングだと思います。

名無しさん 様
「なんの意味が?」ということですので、解説すれば、「大した話じゃない」ということです。

名無し①②③ 様
コメント欄では、ハンドルの使用をお願いしております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 辺野古移設反対! またしても誤った印象操作を行った在沖紙:

« H28概算要求-その2_沖縄のための陸自の海兵隊化 | トップページ | 創作通信_その5 »

アマゾン

  • ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇
  • 航空自衛隊 副官 怜於奈3
  • ルーシ・コネクション 青年外交官 芦沢行人
  • 航空自衛隊 副官 怜於奈2
  • 機巧のテロリスト
  • 航空自衛隊 副官 怜於奈
  • 北方領土秘録 外交という名の戦場
  • 深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃 (文庫)
  • 半島へ 陸自山岳連隊
  • 黎明の笛 陸自特殊部隊「竹島」奪還 (文庫)

最近のトラックバック

ブックマーク、RSS