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2015年9月 7日 (月)

H28概算要求-その1_総評

今年も、夏の風物詩、概算要求の季節となりました。

例年、防衛省の概算要求をレビューしてますが、去年は最終回が11月になるほどサボってしまったので、今年はさっさと見ていきたいとおもいます。

平成28年度概算要求の概要

28年度は、平成25年12月に決定された現『防衛計画の大綱』に基づく3年目となります。
そのため、資料冒頭で示される考え方にも、現大綱のとおり、統合機動防衛力の構築、実効的な抑止及び対処、グローバルな安全保障環境の改善等を、着実に行うとされています。

中身を見ても、名実違わず、大綱に沿った防衛力整備を目指しているようです。

具体的な内容が始まる2ページ目以降を目にして、最初に感じる印象は、やはり海空重視です。
冒頭の2ページから7ページに、重複分を含めて見て39ほどの事業が掲載されていますが、陸自関係は4つしかない上、その内の2つは、11式短距離地対空誘導弾と12式地対艦誘導弾の取得であり、陸自装備ではあるものの、対空・対艦装備です。

自衛官定数でも、海空は増員ですが、陸は削減です。
実員増は目指していますが、海空とほぼ同数の160名程度であり、もともとの母数を考えれば、海空ほど実員増を目指していないことは明かです。

予算額では更に明確で、海自+8.3%、空自+4.6%に対して、陸自は-2.1%です。

次に感じるのは、直接に敵を撃破する装備、いわゆる槍の穂先と呼ばれる装備が少ないことです。
替わりに目立っているのは、”考え方”の中で重視するとされた警戒監視能力、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力などです。

これは、大綱の中で、”実効的な抑止及び対処”を目指すとされたためです。
基盤的防衛力を目指していた従来、敵を撃破する装備ばかりを多数配備し、目標を発見したり、それを味方に伝達する機能が乏しく、結果として”実効的ではなかった”反省に基づいています。
槍の穂先ばかりではなく、槍の柄も装備するようになったということです。

この他、少し驚かされたのは、安倍政権の肝いりだからだと思いますが、30ページあまりの主要施策のページ中で、女性の活躍を支えるための施策の推進に、まるまる2ページも割かれていることです。

さっくりですが、総評は以上です。

この他、トピック的な話題は、その2以降でレビューします。

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