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2015年7月29日 (水)

能力構築支援事業に見る中国包囲網

防衛省が、能力構築支援という事業を行っています。

名前を聞いただけでは、「何じゃそれ?」という事業でしょう。
防衛省によると「能力構築支援とは、自国が有する能力を活用し、他国の能力の構築を支援することです。」だそうですが、この手の話をウォッチしている方以外にとっては、やっぱり「何じゃそれ?」でしょう。

この能力構築支援は、一言で言えば、自衛隊のソフトパワー、つまり経験や技術を、他国の軍事関係者に教育することで、それらの国のミリタリーパワーをソフト面から向上させるものです。
能力構築支援事業とは」(防衛省サイト内ページ)

能力構築支援事業は、菅直人民主党内閣において閣議決定された防衛計画の大綱等において実施がきめられた事業で、現在の自民党安倍内閣における積極的平和主義にもつながる事業です。

その積極的平和主義に基づき、安保法制が、現在国会に上程されている訳ですが、この能力構築支援は、ソフトに見えながら、実際には、かなり現実的に実施されています。

と言うのも、対象国は、中国周辺に位置する日本にとって友好的な国々に限定されているのです。

この事業は、実質的には、平成24年度から開始されていますが、現在までの対象国を地図上でプロットすると、次のようになります。
Photo

防衛省のHPでは、この能力構築支援を紹介するページで、次のような写真を載せています。
Photo_2

何故か、中国を含む、アジア全域に対する事業のような印象を与えますが、実態は、むしろ上図のような中国包囲網です。

民主党は、安保法制に反対していますが、民主党政権下で始められた能力構築支援は、しっかりと安保法制の理念に合致した運用がされています。

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安全保障・外交」カテゴリの記事

コメント

素晴らしい事業ですね。
当時の民主党は意図に気付いていたのでしょうか。
気付いていても人道名目では反対できなかったのかな?

ん?
防災関連やら海賊対策で個別にはかなり前からやってたよな
反中親日などの言動に踊らされて中国包囲網だというのもナイーブ

民主党時代の大綱を読むに、民主党は中国を含む、アジア全域に対する事業と考えていたのではないでしょうか。
自民の大綱には、わざわざ東南アジアの項目に記載しておりますし。

大半が某大学校に留学生を送り込んでる国と被ってるのは偶然ですかね。

そんなに華々しく始まった訳ではありませんが
昨今はいよいよネタが尽きてきたのか、中国とは遥か彼方のオセアニアの某国に吹奏楽の軍楽隊を編成する為と称して音楽教室の真似事なんて事までやっているとかいないとか(笑)
風が吹けば桶屋が儲かるとは昔から言いますが
軍楽隊を編成すると中国包囲網が成り立つと言うのはなかなか面白い
お話ですね。

ルフトバッフェ 様
気付いていたどころか、もしかすると、この事業は民主党の肝いりだった可能性もあります。
もし、そうなら、今頃地団駄踏んでいると思いますが……

シュピーゲル 様
何か別の事業と混同されているのでは?

あいし 様
防衛省が巧くやったのか、民主党が間抜けだったのか、自民党が変えたのか分かりませんが、現状は良い方向でやれていると思います。

名無し 様
儀礼的な部分から交流が始まるのは、一般的ですよ。

>儀礼的な部分から交流が始まるのは、一般的ですよ。

つか、問題視されないような儀礼的部分や救難訓練などで、既成事実を積み重ねていくというのが定番でしょう。

myu5 様
ですよね。

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