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2015年4月 5日 (日)

風刺画問題は何だかセクハラに似ている

シャルリーエブドの風刺画とそれに対するテロによって注目されるようになった表現の自由については、私も作家の端くれとして、表現の自由は守られるべきだと思っています。

ですが、表現の自由があるとしても、そこには一定の守るべき規範があることは、誰しも認めるところでしょう。

この問題を考えた時、私は何となく感じました。
「なんだかセクハラに似ているな」と

一般的な日本人の感覚からしたら、シャルリーエブドの風刺画は、自分がイスラム教徒だったらと考えても、それほど目くじらを立てるべきモノだとは思わないでしょう。
シャルリーエブドの風刺画を集めて翻訳してみた

それにも関わらず、テロ行為に及んでいるため、非常に異質な不気味さを感じてしまいます。

しかし、同じモノに対しても、その人の持つ属性(性や文化的背景など)で感じ方は大きく異なります。

会社の上司が、社内の雰囲気を良くしようと話しかけていたことが、社員にとってはセクハラだった、なんてことと似たようなものじゃないでしょうか。

前掲リンクを見ても、シャルリーエブドが、イスラムだけを風刺していた訳では無いことは明かです。
キリスト教徒が多数を占めるフランスで、キリストやローマ法王を含むキリスト教関係者に対しても風刺していますから、イスラムを風刺しても、テロの襲撃を受ける、受けることに妥当性があるとは、考えていなかったかもしれません。

テロリストが、実際に犯行に及んだ背景には、社会的な境遇などもあるようですが、イスラム教徒にとって、”ムハンマドが描かれる”というだけで、我々が想像するよりも大きな不快感を抱かせるということを、シャルリーエブドも、もっと認識すべきだったのだろうと思います。
(もちろん、だからと言って、人を殺害するテロを肯定するつもりは毛頭ありません)

一方は非常に大切に思うものを蔑みの目でみた結果、大きな反発を招くという構図で思いだされるのは、日韓関係を急速に悪化させた韓国の李明博元大統領の行動です。
李明博元大統領の行動では、竹島上陸が先だったため、そちらの印象が強いですが、日本人の対韓感情を悪化させたのは、天皇陛下への謝罪要求だったように思います。
参考過去記事:天皇陛下に対する自衛隊の認識と感情

現在の国内でも、天皇制の廃止を目指している共産党でさえ、天皇陛下に対する不敬な言動や、ましてや風刺などはしません。
参考:共産党綱領改定案キーワード集
メディアもしかりです。

こうした相手方の感情を考えた表現が必要です。
表現を、メシの種とする、メディア関係者は、もっと勉強が必要だと言うことでしょう。
当然、私も含めですが。

以前の記事「オタクが風刺画やクソコラ以上にイスラムを不快にさせる可能性」で取り上げた、ロンギヌスの槍(と名前をつけられたアニメのアイテム)を月に突き刺すクラウドファンディングは、無事不成立となりました。(最後の追い込みが急激で、危機感を感じましたが)
日本では、性犯罪者がアニオタだったことをもって、萌え全般を規制しようとするような人間も、特に政治の中枢部に多数います。
もし、このプロジェクトが起因してテロで死傷でも出ようものなら、エヴァはおろか、創作全般で、宗教モチーフを止めろなんていう運動が出かねません。
そう言うことまで考慮して、意義の有無を良く考えて行動して欲しいと思います。
ロンギヌスの槍ではなく、フィギュアでも置いてくれば良かったんです。(個人的には、1:4:9比の黒いモノリスを置いて欲しい)

一方で、それを見る方にも、原理主義的な反応は控えるべきです。
東京新聞が、シャルリーエブドが掲載した風刺画を転載し、それに対して在日イスラム教徒がデモを行いましたが、イスラム世界が何に反応しているのか報じる事に対してまで「侮辱」だとしたのでは、民主主義を成立させるための知る権利を宗教が犯している状態です。
風刺画の掲載「侮辱だ」 イスラム教徒ら東京新聞に抗議」(朝日新聞150121)

国旗については、ほぼ世界各国で、尊重しなければならないことが共通の認識になっていますが、こうしたNG表現も、共通認識化しないといけないでしょう。

もっとも、分かっているはずながら、わざと国旗を破ったり燃やしたりする方がかなりいるのも事実ですが……

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