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2015年3月

2015年3月 7日 (土)

ブログ不具合などのお詫び

3月1日から2日にかけて、ほぼまる1日、当ブログの閲覧ができない不具合が続いておりました。
突然閉鎖になった!
と驚かれた方、申し訳ありません。

ブログ、プロバイダ等の契約をしているニフティの契約ミスが原因ですが、現在は復旧しております。
実は、ネット接続については、つい先ほどまでトラブルが継続しており、やっとブログの更新も可能になった状況です。

なお、メアド(業界関係者用ニフティアドレス)の方は、未だに復旧の目途が立っておりません。
メールをお送り頂いた方には申し訳ありません。

公開アドレスであるヤフーのアドレスは機能しております。

今後も、当ブログを宜しくお願いします。

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2015年3月 8日 (日)

『寄生獣』と自衛隊_漫画『寄生獣』の映像化はナゼ今なのか?

漫画『寄生獣』が、アニメ化、実写映像化され話題になっています。

SF好きな私も、月刊アフタヌーンでの連載時にリアルタイムで読んでおり、単行本も全巻持っていました。(アニメ化されたのを見て、電子書籍も買ってしまいました)
それだけに、映像化されたらいいなと思う反面、映像化は無理だろうなと思っていました。


その理由は、いくつかありますが、私が無理と感じたのは、映像や描写上の問題ではありません。
実写の場合、技術上の問題(SFX)もありますが、アニメなら問題はありませんでした。
相当にグロいシーンが多いこともありますが、年齢を限定すれば良いだけです。

それ以上に問題だろうと思ったのは、物語終盤、自衛隊が超法規的措置を取るのですが、それが消極的ながらも肯定的に描かれていたためです。

超法規的措置発言で更迭された栗栖元統幕議長が、この漫画を読んだか知りませんが、読んでいたのなら衝撃を受けたかも知れません。(連載当時は、まだご存命でした)

以下、ネタばれあり注意。

物語終盤、外見上人間と区別することの不可能な寄生生物を駆除するため、自衛隊と警察の混成部隊が、寄生生物が集結している東福山市役所を包囲します。

識別ができないため、指示に従わない場合、無辜の民間人を射殺してしまうことをやぶさかなしとしたり、

Photo

Photo_5

Photo_3

人質を盾とされた場合は、人質ごと射殺してしまうこともやぶさかなしとしています。

Photo_4

実際に、このような事態になれば、このようにせざるを得ないのですが、『寄生獣』が連載されていた1990年から1995年当時に、これを描くことは衝撃的でした。
こんなのを書いて、作者の岩明均氏が干されてしまわないか、それ以前に、連載が突如打ち切りになってしまわないか心配にもなりました。

幸い、どちらも杞憂でしたが、これらのシーンも、連載で人気が出る前なら、恐らく無理だったでしょう。

ここからは想像ですが、相当人気がでたこの漫画が、なかなか映像化されなかった理由には、こうした自衛隊の描き方があったのではないかと思います。

1995年の連載終了後、映像化の話が水面上に出たのは、10年も経過した後の2005年です。
しかも、この際に映像化権を取ったのは、アメリカの配給会社ニュー・ライン・シネマでした。
つまり、10年が経っても、日本では映像化・商業化が難しいと判断された可能性が高いと言えます。(日本の会社が投資判断をしなかった)

その後、ニュー・ライン・シネマが実際に映像化しなかったため、時間切れで新たな契約が結ばれ、昨年から実写映画化、アニメ化が進行しました。

つまり、19年もの年月が経過し、自衛隊への好印象が92.2%にも達したため、初めてマスコミのバッシングを恐れずに映像化できるようになったのでしょう。
自衛隊に好印象を持つ回答が92.2%と過去最高に 内閣府調査

私が書いた『黎明の笛』にしても、不自然な程、人が死にません。
最初のバージョンからすると、雲泥の差になっています。自主規制せざるをえなかった訳です。

エンターテイメントの世界では、やっと『寄生獣』が映像化できるところまで来たと言えます。

もしかすると、作者が職人気質で映像化にGOを出さなかったのかも知れませんが、少なくとも2005年の時点ではOKしていたことは間違いありません。

にも関わらず、多数の原作ファンを呼び込める日本の映画会社ではなく、アメリカが会社が権利を取った事からすれば、上記の推測は、恐らく間違ってはいないだろうと思います。

ちなみに、私はやはり原作の漫画が好きです。
今なら電子書籍で読めます。



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2015年3月18日 (水)

THE PAGE で書かせて頂きました。「「文民」統制の危機? 「文官」統制はなぜ廃止されるのか」

THE PAGE で記事を書かせて頂きました。


よろしければ、ご覧ください。

今後、この手のお仕事があれば、ちょこちょこやりたいと思っています。
お仕事依頼のある方は、メール頂ければと思います。

次回作の執筆が最優先ですが・・・

ここのところ、なぜか絶好調で筆が疾っています。
年内には出せそうな感じ(と書いて自分を追い詰める)

2015年3月21日 (土)

自衛隊の暴走?_下甑事案とは

先日、THE PAGEにて「「文民」統制の危機? 「文官」統制はなぜ廃止されるのか」という記事を書かせて頂きましたが、その中で下甑事案(しもこしきじあん)について触れました。

下甑事案は、自衛隊の内部、特に隊員にどのような命令を与え、部隊をどう言った法的根拠で行動させるかを考えなければならない”防衛”と呼ばれる部署で勤務する隊員にとって、大問題となった事案です。

ですが、事案が終息した後は、事実上の箝口令が引かれたため、自衛隊内部では、防衛担当者を除けば、ほとんど語られることはありませんでした。また、世間一般でも、幕引きをした久間防衛庁長官(当時)の対応が巧かったため、危機管理関係者、自治体関係者等の一部の方を除けば、ほとんど忘れ去られた事案となっています。

しかし、この事案が問題化した原因が、上記記事にも書いた文官統制の害と、防衛省がかかえるもう一つの大きな問題にあったため、文官統制の廃止だけでなく、近年の防衛問題に大きな影響を与えた事案です。

もう18年も前の1997年に起きた事案ですし、今回の文官統制廃止によって、事案が発生した原因は、相当程度改善されました。
ですので、どんな事案だったのか、簡単に紹介したいと思います。

ただし、自衛隊法で規定されている秘密を守る義務については、退職後も期限はありません。そのため、以下及び上記リンク内で書いた内容は、既知のオープンソースで明らかにされている情報をまとめ、それに基づいて解説を加えたものです。
よって、これでもまだ意図的に隠された部分がある不正確な情報です。その点はご容赦下さい。

事案の発端である事件は、当時ちょこちょこ発生していた日本国内で不法就労をするための中国人の密入国です。

2月2日
1997年2月2日の夜、鹿児島県の西側、いちき串木野市の西方海上に浮かぶ下甑島の南端、釣掛埼灯台付近に中国人密入国者が上陸しました。
Photo
恐らく、密入国を手引きした業者が適当で、本土に近づくと海保に発見される危険性が高まるため、上陸させた密入国者が困ることはお構いなしに、離島である下甑島に上陸させたのでしょう。
Photo_2

2月3日
言葉も通じない上に土地勘もない密入国者は、3日の早朝、住民に発見されます。
発見者は、警察に通報しますが、島には派出所が2つ、駐在さんは2名しかいませんでした。
本土にある川内署から署長を始めとした応援が駆けつけ、警察官だけでなく、消防団員や役場職員までが捜索に加わって、3日の内に20名を逮捕しました。しかし、逮捕された密入国者の供述によると、上陸したのは25名以上とのこと。
島にある航空自衛隊下甑島分屯基地からは、役場に連絡員を派遣して情報共有を図っていましたが、この日役場で実施された対策会議において、川内警察署長から自衛隊に対して捜索活動への協力依頼がなされます。
ただし、後日、川内警察署は、自衛隊出動の経緯について「自衛隊側から捜索に協力したいと申し入れがあった」と説明しています。
(この自衛隊、警察の齟齬は、事案の原因を推定する上で、非常に重要です)

2月4日
下甑島分屯基地司令である第9警戒群司令から報告を受けた西部航空警戒管制団司令、津曲空将補(当時)は、野外訓練を根拠とした捜索活動の支援を指示しました。(野外訓練の命令権者は、群司令以下なので、命令ではなく指示)
ただし、野外訓練での行動では、隊員には武器使用はおろか、職務質問や逮捕等の権限はないため、自衛隊の分隊に警察官1名と消防署員1名の随行をしてもらうよう指示もしています。
そして、指示した事実を、西部航空方面隊司令官鈴木空将に報告しました。
自衛隊員は、ロープを使って絶壁を200mも下り海岸の捜索まで行っています。
なお、上陸25名というのは供述者の勘違いだった事が、後に判明しています。

2月6日
朝日を始めとした新聞各紙が、この行動を自衛隊法違反だとして批判する報道を始めます。
そして、村田防衛事務次官(当時)が、「自衛隊参加は適切さに欠ける……中略……所要の手続きを経て、警察機関への協力活動として実施すべきところ、野外訓練の一環として実施した点については適切さに欠ける面があった」とコメントします。

2月7日
前日の、防衛事務次官コメントが、朝日新聞の朝刊紙面に載ります。
そして、防衛庁長官が、朝日新聞の夕刊紙面上において、「時間のコメントそのものはいいと思う」「(捜索に)出て行った理由づけは後から付いてくる話だ。出て行ったこと自体が適切さに欠けるわけではない」とコメントしました。

この長官コメント以降、マスコミ報道は沈静化し、自衛隊が法令違反を犯して、不適切な行動を行ったと非難された事案は終息します。

この下甑事案について、私がTHE PAGEに寄稿する以前に公にされていた情報は、当時の新聞報道を除けば、私が知る限り2件だけです。

1つは、事案発生当時西部航空警戒管制団司令だった津曲氏が、自衛隊退職後の2010年、航空自衛隊連合幹部会の機関誌『翼』2010年6月号紙面上において、4ページに渡って書いた記事。
もう一つは、『フライデー』2012年2月3日号紙面上にジャーナリストの大清水友明氏が書いた記事です。

上記で書いた情報は、この二つをまとめたもの(主には『翼』の記事)です。
なお、2つめの『フライデー』記事は、以下のリンクでネット上で見る事ができます。
『翼』は、国会図書館に行けば見る事ができます。

この事件は、上記『フライデー』記事にもあるとおり、内閣危機管理室などの危機管理関係者にとって、貴重なモデル・ケースとなりました。

その結果、2008年2月5日日付まで同じ日!)には、国民保護訓練が、次のような想定で実施されています。
離島(鹿児島県薩摩川内市下甑島)において、国籍不明のテログループの襲撃により死傷者が発生。その後、テログループは島内の山中に逃走、潜伏する事案が発生する。

この事案における、文官統制の問題は、冒頭にもリンクを貼ったTHE PAGEの記事「「文民」統制の危機? 「文官」統制はなぜ廃止されるのか」をご覧下さい。
そして、防衛省がかかえるもう一つの大きな問題は、防衛問題に詳しい方や勘の鋭い方なら分かるかも知れませんが、防衛庁と警察庁の縄張り争いと、警察庁が防衛庁内局内に多数の出向者を送り込んでいたことです。(コレに関しては、旧内務省出身者が、できたばかりの防衛庁・自衛隊を統制下に置こうとした歴史的経緯が関係しています)

この問題は、まだ完全に解消されたとは言えませんが、当時と比べれば相当改善されており、今では防衛省生え抜きの内局プロパーが、防衛省内で力を持つようになっています。

逆に、その事によって防衛省と警察庁の綱引きも起きているようですが、当時と比べたら、非常に健全な綱引きと言えるでしょう。

当時の異常さは、事案の数ヶ月後、空幕が発した文書に現れています。
少々長いですが、当時の国民保護の状況が良く分かる文書であるため、上記の『翼』記事より引用します。
「集団不法入国者事案に関する部隊等の行動についての基本的考え方について」

 本事案は、警察力が不足し、緊急時に島民が頼りにしているのは自衛隊の部隊のみであるという特殊な環境下に生起したものである。しかしながら、本事案は、住民等の行方不明者の捜索等災害派遣に該当するものではなく、容疑者の捜索という本来は警察の行うべき業務に対する協力であった。本事案対処に関わる自衛隊における法的根拠は存在しない。また、法令改正及び特例措置の設定等に関わる検討についても短期間に進展する可能性は少ない。

(1)部隊として実施可能な事項
ア 基地警備の強化
 基地警備を強化し不審者の発見に努めるとともに、地元機関に連絡員を派遣し情報収集に当たる。
イ 官庁間協力
 官庁間協力依頼がなされ事務次官通達により官庁間協力が適用された場合は、協力依頼事項(輸送、宿泊及び給食支援等)について協力する。

(2)部隊として実施すべきでない事項
 不法入国者の捜索は、本来、警察の行うべき業務であり、航空自衛隊の任務ではない。また、野外訓練、災害派遣及び基地警備のための調査研究等を名目にして不法入国者の捜索協力を行うことについても、現時点で明確な法的根拠はないため、独自の判断で実施すべきでない

驚くべきは、役場職員ですら駆り出される捜索に、官庁間協力が行われる場合であっても、自衛隊員が直接にでるべきではなく、離島への警察官の輸送や宿泊・給食支援に止めるべきだとしている点です。
この下甑事案は、単なる出稼ぎ希望の不法入国者だったから良かったものの、もし武装難民や工作員だったら……

なお、この事案の原因が、文官統制にあったとすることに異論のある人もいるかもしれません。
しかし、もし文官統制の問題でなかったとすれば、制服自衛官の暴走だったはずです。
であれば、当然、野外行動を命じた自衛隊関係者は、懲戒処分を受けてしかるべきですし、その後の昇進など、もっての他でしょう。
しかし、野外訓練を指示したと告白している津曲将補は、その後、第27代の航空幕僚長にまでなっていますし、津曲将補から報告を受け、野外訓練を黙認していた鈴木空将は、その後補給本部長にまでなっています。
つまり、むしろこの時の行動が、評価さえされているのです。

この事案は、防衛族議員の久間氏から、中谷防衛大臣にも詳しく語られたでしょう。
今回の法改正に、非常に大きな影響を及ぼしたはずです。

ここからはオマケですが、この事案は、恐らく、映画にもなった麻生幾氏の小説『宣戦布告』にも影響を与えています。
『宣戦布告』は、韓国への潜水艦侵入事件「江陵浸透事件」をモデルとして、下甑事案の直前、『文藝春秋』1997年1月号に発表された短編をベースとして、書かれました。
初版発行は、下甑事案の1年後、1998年3月25日です。
小説の中でも書かれている法律や情報伝達態勢の不備、それに防衛庁と警察庁の縄張り争いなどは、この下甑事案で、まさに現実となっていたものです。
小説と違っていたのは、上陸したのがただの出稼ぎ目的不法入国者だった点です。

と言う訳で、この下甑事案は、私もいずれノンフィクションとして書くことも考えていました。
ですが、原因の一つだった文官統制は廃止されましたし、もう一つの警察官僚による内局への関与も相当改善されています。
なので、ノンフィクションを書く意義は、以前より少なくなってしまいました。
おまけに、私はノンフィクションを書いた事がないので、取材のやり方等を含め不慣れなので、多分あまり良いものが書けないと思われます。
そのためTHE PAGEにも書きましたし、このブログ記事も書きました。

今でも面白い話ではあると思います。
どなたか、ノンフィクションライターの方、空自上層部、内局、警察関係、自治体関係等、もっと深く取材して、書く気はありませんか?
手伝いならやります。

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2015年3月28日 (土)

サッカーと防衛問題に見る日本人の悲しい性

セルジオ越後氏が、自分が軍事評論家みたいだと述べています。
マスコミは、なぜ本田の批判をできないのか」(東洋経済オンライン150328)

でも、僕としては提言しているだけで、批判しているつもりはないんですよ。僕が提言することで、それを読んだ人たちが興味を持ち、それぞれが問題意識を持って、日本のサッカー界が少しでも良い方向へと進んでいく。それが大事なことだと思います。

僕は『サッカーダイジェスト』という専門誌でコラムを1000回以上続けていますが、これまでに「セルジオさんが危惧されていたことが現実になりましたね」と言われたことが何百回もあります。

当然だけど、まったく嬉しくありません。日本サッカーがそうなって欲しくないから提言し続けてきたのに、「現実になった」ということは、悪い方向に進んでしまったということですから。

最近、自分は「軍事評論家」みたいだなって思うんですよ。良くない事が起きた時にだけ、「セルジオを呼べー」って番組に招かれますから(笑)。


セルジオ氏は、良くない事が起きた時にだけ呼ばれる所が似ていると言っていますが、この記事の他の部分を見ても、サッカーと防衛問題という、全く異なる話題でありながら、それに対する日本人の反応として、類似性があるように思われます。

この記事、タイトルにもあるとおり、本田圭佑選手についても言及しています。
しかし、セルジオ氏が、本田選手に言及している部分は、ほんの少しです。

それにも関わらず、記事タイトルは「マスコミは、なぜ本田の批判をできないのか」です。
それはつまり、サッカーに関するマスコミ報道の問題よりも、読者の興味が、本田選手にあるためです。

防衛問題でも、似たような傾向があります。

セルジオ氏は、派に衣を着せずにセンセーショナルな事を言うため、その点で注目を集めますし、話題は国民的関心事であるサッカーですから、その言説に対する興味を持つ人の絶対数は相当な数です。

そのため、セルジオ氏の言説には、一定数の需要があり、メディアも取り上げます。
ですが、セルジオ氏は、本当に日本のサッカーをどうすべきかを考えているため、ほとんどの読者には興味がほとんどないような事を多く発言しています。

ブラジル・ワールドカップのあと、日本サッカー協会の技術委員会は、惨敗の要因としてコンディションの問題を挙げました。でも、万全のコンディションで臨むというのは、ワールドカップを戦う上での大前提ですよ。

その大前提を整えられなかったのだから、当時の原技術委員長(現専務理事)は責任を取るべきなのに取らないし、マスコミもそれを本格的に追及しませんでした。これはもう、共犯としか言いようがないですよ。


日本サッカー協会の人事なんて、大多数どころか、ほぼ100%の人が興味を持っていません。
日本のサッカーが、本当に強くなるためには、重要な問題であるにも関わらずです。

この読者の興味が、日本サッカーを強くするための方策ではなく、本田選手にあるというのと同じ状況が、防衛問題でもあります。

読売新聞は誤報を誤魔化そうとしている」(GoHoo150220)
読売新聞が訂正記事を出します ―対艦ミサイル誤報問題」(GoHoo150206)

上記リンクは、読売新聞が報じた記事で陸自の持つ対艦ミサイルの有効射程が、実際よりも短く報じられていたとする問題です。

読者の興味は、対艦ミサイルの射程は何キロなのか、という点に集中しています。
本田選手は能力が高いのか、というフォーカスの仕方と同じです。

本来は、その対艦ミサイルをどう使っていくのが有効なのか、という所まで議論が行かなければいけないはずですが、そこまでなかなか発展しないのです。

他の問題でも同じです。
戦車教団は、「10式戦車は強い」にフォーカスしますが、そこには現在の防衛環境において10式戦車の性能が必要なのかという視点は、ほとんどありません。

もちろん、本田選手への興味から、サッカー全体の興味に広がって行くのでしょう。
だから、防衛問題でも同じなのかもしれません。

しかし、それでもやはり海外と比べると、日本人の性が悪影響を及ぼしているように思えます。

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2015年3月30日 (月)

どこかおかしい日本スケート連盟

スケートの羽生選手が、日の丸を付けたマスクを着用して日本スケート連盟から注意を受けたようです。
羽生マスクに「日の丸」、ファン大盛り上がり 連盟は着用避けるよう通達、今回も「注意」行う」(j-cast150327)

その理由は、選手の安全確保らしいですが、理が通るようには思えません。

そもそも過激派組織「イスラム国」の事件を受け、海外遠征する選手には「日の丸」「JAPAN」などのデザインがあるウェアの着用は避けるよう通達している。そのため今回のマスク着用で、連盟は羽生選手に注意を行ったという。


外務省の海外安全ホームページを見ても、一部の危険地域から脱出する際には、日の丸を付けないようにとの注意は見られますが、政情不安な国以外への渡航に際して、そのような注意はされていません。
ましてや、今回の羽生選手の渡航先は、イスラム圏でさえない上海です。

それに、IS支配地域に行くのなら別ですが、海外遠征全般に対して、IS事件を理由に危険だと言うのは、全てのイスラム教徒が危険だと言っているようなものです。

日本スケート連盟は、どこかおかしいのではないでしょうか。

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