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2014年4月 6日 (日)

書評「自衛隊のごはん 航空自衛隊 芦屋基地編」

私と同じように、アマゾンの個人出版サービスを利用して本を書いている廣川ヒロト氏による自衛隊の”食”ルポルタージュ本。
陸自目達原駐屯地編に続き、その第2弾として、空自芦屋基地編が発刊されたので、ご紹介します。

今なら、発売記念価格!


と言うのも、芦屋基地編を読んで頂ければ分かりますが、前作目達原駐屯地編を拝見させて頂いた後に、「この調子で空自や海自にも取材を申し込んだらどうだろう」と言って、廣川氏を焚きつけたのは、何を隠そうこの私だからです。

自衛隊の3幕、陸・海・空は、旧軍の陸軍・海軍ほど険悪ではありませんが、やはり違いはあります。
自衛隊の中では、俗に「文化が違う」と表現されますが、それぞれの作戦態様などに応じて、あらゆる事に違いが出てくるのです。
その中でも、人間生活に密接に関連する衣食住のうちの一つ、”食”も、結構な違いがあります。
なので、陸自編を書いたのなら、空自編や海自編は、読み比べてもらうことで、更なる面白みを感じてもらえる本になるだろうと思ったのです。

本書は、廣川氏が芦屋基地に朝から晩まで、3日間足繁く通って食べた自衛隊の食事(事情)の紹介が、中心です。
(こう書くと、ただただ食べていただけのようですが、そんな事はありません)

どんなメニューなのか?、食べる場所は?、予算は?、ボリュームは?、そして何より味は?
これらを豊富な写真とともに紹介しています。

また、芦屋基地は、食事を作る給養特技員の教育を行っている基地でもあるため、その給養特技員の教育を取材するとともに、作る側の視点に立ったレポートもなされています。

そして、食堂で出される正規の食事だけでなく、基地内にある有料食堂やコンビニ、そしてお酒の飲める隊員クラブの紹介もされています。
オマケで、食とは関係がありませんが、給養員と共に芦屋基地で教育が行われている警備や警備犬の話題、救難員の話題にも触れています。

給養員や栄養士の方々など、作る側の人へのインタビューもした上で、多角的に自衛隊の”食”を紹介本となっています。

最後まで読ませて頂いて思ったのですが、この本(目達原駐屯地編を含む)は、隊員の募集にも役立つのではないでしょうか。
特に、高卒で家からお子さんを送り出す親御さんにとって、子供がちゃんと生活しているのか心配になるところですが、これを読めば、食については栄養バランスのしっかりしたモノが、飽きの来ない献立で食べられることが分かります。

地本の方は、この本をタブレットに入れてもらったら良いのではないでしょうか。

最後に、オマケとして、芦屋基地オリジナルレシピが付けられており、各家庭で再現できるようになっています。
隊員にも好評を得ていた芦屋丼は食べてみたいと思いました。
作り方も簡単そうですし。
(もしかすると、1回だけ実際に食べたことがあったかもしれないのですが、慌てて掻き込んだため味は覚えてない……)

前作の目達原駐屯地編はこちら。

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コメント

大きな声では言えないが、小さな声では聞こえない。
くだんの目達原駐屯地ですが隊員食堂の充実ぶりに反して、
厚生センターの委託食堂とコンビニが壊滅状態なのは内緒だ。
ていうか一度覗いたことあるけどマジでどーすんのよあれ。

きらきら星 様
目達原駐屯地の厚生センターは、そんなに問題ありですか?

陸自の内務については、空自よりも厳しいイメージですが、外出ばっかりで駐屯地内での生活が乏しくなっているのでしょうか?
外出できなければ、厚生センターは当然それなりにうるおうはずですが。

おっしゃるとおりです。昔に比べたら外出が緩やかになって、厚生センターの利用者が減って儲からないんですよ。
かといって隊内に売店や食堂が無くなってしまったらそれはそれで不便ですからね。
目達原に限らずどこの駐屯地も大なり小なり似たような問題を抱えていて、厚生関係者も頭を痛めています。

追記しますと、昔はどこの駐屯地売店も共済組合直営だったんですが、合理化でそのほとんどが民間業者にアウトソーシングされました。
国の施設を商売人に貸すわけだからテナント料もしっかり取るようになった。
で、利用者が減って赤字になったら当然あっという間に業者は撤退します。
そりゃそうですよ。彼らも生活があるんだから持ち出しでやってくれるわけがない。
隊員の福利厚生に市場の論理とやらを絡めた結果が今日の惨状ですよ。

きらきら星 様
やはり、そういう事情ですか。

かといって外出を制限するなんて訳に行きませんから、苦しい所ですね。

テナント料無料化、光熱費無料化ぐらいは、幕が頑張ってやらないと、委託売店の存続は難しいかもしれません。
ここは、3幕共同で財務と戦って欲しいところです。

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