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« 初めてまともに規定された戦略とドクトリン_新防衛計画大綱等 その1 | トップページ | 田母神氏の得票は抑止力となる »

2013年12月28日 (土)

画期的な戦車削減_新防衛計画大綱等 その2

新大綱等に関して、事前情報の段階から、ネット界隈で最も注目された点が、戦車削減でした。

その理由は、戦車増強を夢見る方々が、民主党政権下で定められた前大綱の400両への削減が撤回され、戦車定数の増強がなされるのではないかと見ていたところ、増強どころか、前大綱よりも更に削減される方向となったためです。

新大綱等において戦車が削減された理由は、前回記事で触れた戦略とドクトリンの制定・修正のためです。
単に装備の戦闘力を考えるだけでなく、防衛力全体を俯瞰し、どの様に戦うため何を整備するのかと考えれば、現情勢下では新大綱等に示された方向になるのは当然のことです。
当ブログでは、かなり前から戦車を削減し、代替措置の一つとして機動戦闘車を配備するよう主張してきましたから、戦車削減については極めて評価できる内容だと考えています。

ですが、正直に言って、私も驚きました。
防衛省が、実際に削減に踏み切る可能性は低いと予想しており、前大綱の定数400両維持+機動戦闘車の配備を予想していたのですが、戦車定数を300まで削減する方向が打ち出されたからです。

私が削減はないだろうと予想した理由は、400両を下回るレベルへの削減は、実は非常に大きな意味があるからです。
ここからは、この点に注視してみます。

防衛計画の大綱は、制定後から10年間を対象として策定され、装備品の定数は、概ね10年後に、その定数に到達するよう調達・廃棄が行われます。
ですので、今回新大綱が「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」として定められたのですから、規定された戦車300両体制は、平成36年度末にこのレベルになることを目指すことになります。(現在、今年度末の戦車保有量は767両です)

過去の大綱で示された戦車定数の削減でも、ほぼここで述べたように10年後に概ねその数になるよう調整されてきました。

ここで、まず戦車定数の変遷を押えておきましょう。
・昭和52年度以降に係る防衛計画の大綱 1200両
・平成08年度以降に係る防衛計画の大綱  900両
・平成17年度以降に係る防衛計画の大綱  600両
・平成23年度以降に係る防衛計画の大綱  400両
・平成26年度以降に係る防衛計画の大綱  300両

大綱の最初の改定時から、一貫して削減が継続しています。
今回を含め、都合4回の削減が行われたことになります。

冷戦環境下から、冷戦発想を抜けきらなかった前回の削減まで、継続して削減が行われてきた主な理由は、日本の地理的環境や予算の関係などです。

過去の経過を見ると、戦車定数削減は、ある意味トレンドとも言える訳ですが、今回の削減には、とりわけ大きな意味があり、単なるトレンドと片付ける訳にはいかない理由は、以前の3回の削減は、いずれも現状追認的な消極的な削減だったものの、今回の削減は戦略・ドクトリンの転換に裏打ちされた、積極的で、画期的な削減であることです。

過去の削減状況を、表で見てみましょう。
なお、ここで集計したデータは、ネットで入手可能なデータを、一部推測で補ったデータであり、実際の数値とは若干違いがあるはずですが、かけ離れた数値ではないはずです。
なお、10式の今後の調達数量は、あえて中期防の数字ではなく、現在レベルが継続した場合の数値を入れています。

第1次削減(1200両↑900両)
Photo
第1次削減が決定された時、61式は、既に制式化後30年以上が経過し、老朽化で削減が始まっていました。
この削減では、その61式の退役を進めつつ、90式の調達数量を抑える事で、10年後の2005年に、1209両から997両まで、ほぼ計画された削減を達成しました。

第2次削減(900両↑600両)
Photo_2
この時も、制式化後30年で老朽のため削減されつつあった74式の退役を進めつつ、90式、10式の調達量調整を抑え、2014年に1025両から、740両までの削減を実現しています。(赤字の部分は、調達がそれまでと同じレベルで推移した場合の予測です)

第3次削減(600両↑400両)
Photo_3
予測の期間が半分以上になって分かり難いですが、2020年の予測保有量が578両ですから、退役中の74式の退役を早め、10式の調達数量を絞れば、400両までの削減は、達成可能な数字になっています。

第4次削減(400両↑300両)
Photo_4
今回の削減です。
10年後の2023年の予測数量は、524両となっています。
内訳は、74式ゼロ、90式が現在数量の341両、10式183両です。
ここで、簡単な計算をしてみましょう。10式の調達を、仮に来年以降全くの0とした場合でも、この数値は90式の341両+現有10式の53両で合計394両です。
Photo_5

つまり、たとえ10式の調達を完全にストップしても、制式化後20年そこそこしか経っておらず、まだ使える90式を退役させなければ、300両という定数は実現できないという訳です。

実際には、10式の調達も進めるのですから、90式の早期退役数量を相当な数にしないと、この定数へは到達しません。

記憶をひっくり返してみても、戦車に限らず、防衛省が過去にこのような、まだ使える装備を退役させた事例はF-104等少数です。
他にもないとはいえませんが、極めてレアなケースであることは間違いないでしょう。
これが、今回の削減を現状追認の消極的削減ではなく、積極的削減だと言う理由です。

重ねて言いますが、このような判断をした理由は、戦略・ドクトリンの制定・修正にあります。
冷戦終結後も、大量に90式、10式の調達を進めてきたことが間違いで、防衛省は、もっと早く統合の観点に立った能力評価を行い、戦略・ドクトリンを打ち立てるべきでした。

しかし、私は、そのことを糾弾するよりも、情勢変化を認めて、方針の転換を図った事は、勇気ある決断として、誉めるべきことだと思っています。
以前の記事でも、防衛省の自己変革能力の乏しさを批判する記事を書きましたが、今回の戦車定数の削減は、現状追認的ではない積極削減を打ち出したことは、防衛省という組織として、非常に画期的で、評価できます。

今回の記事は以上です。
余程の大事件が無い限り、年内のブログ更新は、これが最後の予定です。
本年も、おつきあい頂き、誠にありがとうございました。

実は、秋頃から更新頻度が低下しておりますが、これは小説執筆に注力するためでして、来年はその成果をご覧に入れられるように、一層頑張ります。
宜しくお願い致します。

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防衛政策」カテゴリの記事

コメント

簡単に90式戦車の早期退役と言われるが、あれも一台10
億円以上…。上等の老人ホーム位の税金を投入して購入した装備品です。このような無駄を許すわけにはいかないでしょう…

陸自の無駄に関しては会計検査院等の徹底的にツウホウすべきでしょう…

確かに25年度の時点ですでに90式と10式が394両もあるんですよねー。
90式が旧式化して役立たずとかならともかく、まだまだ一線級の性能でしょう。
なにしろ他所の国はこいつと同世代の戦車を当分は改良しながら使い続けるんだから。
90式まで含めて300両に減らすという計画自体、マル検で真っ先に指摘されたりして。担当者はどういう理由で検査院を説得するのかしら?
ましてや10式を新規調達して90式と入れ替えるなんて、今後ホントに予算が通るんだろうか?

@納税者
どう考えでも今のプランは陸自の本意ではなく、飽くまでゴリ押しに負けたので結局こう言う形に成ったです。

@本文
あの表は自作の筈なのに、何故使っていないの「供与戦車」欄が有ると聞くなら野暮ですが? :ーD

取り敢えず、積極的に成ったとは分かった。但し正直害が有るの積極さと想います。

「本格な侵略」を想定しないのは良くも悪くも以前からの路線ですので、今更何言おうが意味が無いでしょう。この環境で戦車の数は300で良いと判断するならこれで良しとしよう、が:

情報を聞く限り、この戦車ら以外にも少なくとも200両の機動戦闘車を買う積りです。なら、実際、戦車の定数は300飽くまで機動戦闘車も200両以上あると言う前提で弾き出した数字で有り、ある意味戦車の適正定数は500に成るではないでしょうが?

これをせず、無理やり戦車の強制破棄を強いるまで定数を300にし、後新品の機動戦闘車を買うとは理に適ってますが?確かに一応C2で空輸できる(そもそも、これはC2の設定が間違っているとも言えますけど)し、戦略機動性も勝る(輪式装甲にしては重いので、タイア等の消耗が激しくこの優勢すら無くなるもあり得る)。

だが、これだけです。砲の破壊力は勿論ですが、装甲も薄く、データリンクも無い(清谷氏の情報ですが、彼奴はプロだし、何回の説明の内徐々説得力が増している)、車輪の接面圧が高い…総合の戦闘係数は良くでアップグレードされたの74式、90式に大きく及ばない。

これなら寧ろ定数を500に設定しつづ、90式を無理やり減らさない、そして戦略機動性の確保の為トレーラーを買う方が効率的ではないでしょうが?機動戦闘車は良くでC2運搬前提(使う確率は低いが、オプションとして)で1個大隊位調達する。

そして、今の計画だと、もう一つの危険が有ります。先も言ったが、今は戦車定数300で足りると言っているが、これは恐らく200両の機動戦闘車が有ると言う前提で弾き出したの物です。ですが、あの200両が大綱には有りません。立場的には戦車より遥かに弱いです。仮に民主党政権等が復権に成った場合、そのままキャンセルされる恐れも十分有ります。ただし、戦車の定数はこの場合に置いても戻さないでしょう。これだと、戦車の数は計算必要量より下回る恐れが有ります。

正直、今回は誰がさんが戦車を犠牲にしても機動戦闘車を押したいと言う政治的な意図を見えます。私から言わせれば、結構ですよ。だが、せめてのせめてとして、PVで良いからあの機動戦闘車の不整地性能を証明して下さい。

そして、ここで正規なやり方は戦車の欄に「戦車・輪式自走式対戦車砲=500」と書くべきと想います。これなら、万が一機動戦闘車が消されたとしても戦車が残る。

如何でしょう?

予想はしてたがあなたの本音がよくわかる反応だな。
それこそ個別に1タイトルもつけて画期的だとはしゃぐ位に戦車を憎んでるだけ

そもそも久遠さん自身が出してる数字でさえ600両に対して740両の時点で、達成しているというのには疑問符が付きます
教導やら訓練用やら予備だのといった名目を除いてでもかなりかい離する
400両に減った時点でも、実際のところ10式の調達数は削減されず、退役も早まらなかったから現時点で740両も残ってるわけです。
つまり、久遠さんの予測のように578両も調達されていた可能性が高い
これも400両とかなり差がある

だからそもそも、「90式を早期退役させてでも減らす」という久遠さんのいうことは結論を導くには弱いです
また、少なくとも今後44両も調達しておきながら「まだ使える」90式を早期退役させるというのは
そもそも「本土決戦の蓋然性は低いから戦車を削減する」ことが「冷戦型の脱却」であるというという論理からすれば
その戦車を「まだ使える90式がありながら10式に更新するために退役させる」のは多いに矛盾している。

>まだ使える装備を退役させた事例はF-104等少数です。
それ政治的にきな臭い事件ですし、それ絡みで少数しかないってのは防衛省はやらないってことでは?
またその時代「戦闘機を削減すると防衛環境の変化に合わせて決断」したわけでもないから、その少数の例にも当てはまらない

と言うか…定数も削減したんだから現状教育用も含めて十分使える戦車が有るんだから、当分買わなくて良いんじゃないか?というのが納税者感覚なんですけど…

10式は生産中止で良いんじゃないか?そんなにおかしい考えかなこれ…

別に次に戦車買うのは90式が本当の意味で老朽・通用しなくなった 時で良いんじゃないか?

>香港からの客人さん
機動戦闘車に関しては、驚くべきはむしろ5年で99両、つまり約年20両も調達する事です
これに並行して10式の5年で44両は調達するわけで

今までの年13を5年だと65両ですから削減するのは5年で21両
99両の機動戦闘車とどちらが値が張るでしょうか?

何故か戦車さえ減らせることができれば後はどうでもよいといわんばかりに、「戦車以外の」コストは問題にしませんね(笑)
というか、戦車に引導を渡すとまで持ち上げておきながら結局2エントリにわたって取り上げないし

清谷さんが何を言おうが、彼の言葉しか根拠がないなら信ぴょう性は薄いでしょう
誰が言ったかよりも、そもそも根拠と裏付けがあったほうがいい
だがまあ、これらにそれなりに優秀なものをとりつければ価格が高くなります。
戦車よりは安いといっても、既存装輪装甲車両の値段からいって、それなりの価格になるでしょうね。

>無理やり戦車の強制破棄を強いるまで定数を300にし、後新品の機動戦闘車を買うとは理に適ってますが?

疑問符だと解釈すれば、そもそもの筋からいっておかしな話ですね

何度も言いますがそもそも「本土への着上陸の蓋然性が低いので」戦車を削減するという話だったはずなのに
話がどんどん「戦車さえ削減すればそれでいい」という話になってきました

>納税者さん

あなたは戦争という非常事態が突然起きうるということが理解できていないようですね。

ざっくりした物言いになるけど、防衛大綱やら中期防やら防衛施策を実際に決めるのって、防衛省のどの部署なんでしょう?
内局の各部局がすべて考えて決めているという意見も聞きます。各幕はそれらを受け入れるだけの執行機関に過ぎないとも。
もちろん特定の個人が独断で決めるわけではないのでしょうけど、
決める権限を有する部署あるいは勢力というのがあるとしたら、やっぱり内局なんでしょうか。
物知らずの内局に勝手に戦車を削られて機動戦闘車を作られて水陸両用団なんかを立ち上げられて、陸幕は腹を立てている?
判らん。防衛省の意志決定システムが見えない。確かに誰かがやってるはずなんです。でも誰が?どういう考えと段取りで?

へー戦車さえ買い続ければ突然起こる戦争に対応出来るんだ(棒読み)。

もうちっとマシな反論できないものかね・・・

余った戦車を売りましょう!!ASEAN各国へ。

なんだ、ここでも戦車の定数減らされた戦車マニアの愚痴か…反論してないのは、どっちだナオくん。

納税者さまは極めつけ当たり前の社会人の反応を示しただけだぞ。そんなに戦車欲しいなら自分で買ってください。

おばんでやす

財務上の話をすれば、恐らく納税者兄の言い分は正しいのカモ知れませんが…90式の陳腐化って、一体どの位先の話!? その間の戦車の技術基盤やインフラの維持はどうすんの!Σ( ̄□ ̄;)
誤解の無いように言いますが、確かに戦車はカッコいいし好きですが、だからと言って、無計画にガンガン保有しろと言うつもりは無いですよ。削減も結構ですが、先述した技術基盤やインフラの維持を疎かにして、技術者達が四散したら、元の基準に戻すのにエライ時間と金が掛かりまっせ。我が国がGHQに飛行機の生産を禁止されて、それが解除された時、技術を取り戻すのに、どんなに時間と金を要したやら…
トスタ兄、我が国の戦車が買えるASEANって、シンガポールかブルネイといった金持ち国位でしょ(-.-) 言っちゃアレだけど、後は軒並み貧乏国でっせ(ToT)

財務財務いう癖に1隻数百億円もする護衛艦や戦闘機はいいのでしょうか(笑)
海空優先だから海空は必要な投資である
というなら戦車以外の陸自はいいのでしょうか(笑)

戦車は減りますが、中期防での予算は一兆円も増えています
「納税者」云々いうならそれこそ戦車がどうのとかいうミクロに拘るのは間違っているはずですが

>きらきら星さん
そういう「最終的な決定権」でいうなら結局のところ、政治(家)と財務省でしょうね。
あるもので戦うしかないのはいつでもその通りです。
良くも悪くも、ここまでガラッと変わるのは安倍政権になったからでしょう。
これまで小泉政権時代からずっと予算総額は抑えられてきたのが、今回からは増額の方向に向かってますからね
それは財務省は嫌がりますから、それを抑えてもやるというのになったら政治しかないでしょう

>土方さん
現在では貧乏国といえる国のほうが少数派では?
日本の基準で考えれば所得が十分でなくても、世界的に見れば中位国レベルです

インドネシア陸軍には中古ですがレオパルド2戦車が約100両購入するそうです

>技術者達が四散したら、元の基準に戻すのにエライ時間と金が掛かりまっせ。我が国がGHQに飛行機の生産を禁止されて

必要になったらその時から準備すればいいのでは?とのたまった御大もいるそうですし、技術立国と言いながら(あるいはなまじ技術があるからこそ)技術は簡単に手に入ると思ってるお歴々が多くて…

恐らく技術の維持の答えはこれだと思います
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2703A_X21C13A2FF1000/
どうもトルコの戦車パワーパックの話は(日経の飛ばしでなければ)本気のようです
「第三国への輸出にも前向き」とあるので、これも大きな変化でしょうね。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2900A_Z21C13A2PE8000/
表現が「解禁」となってることからも、ある意味こちらも大変化というべき動きです

定数が300両になったのでもはや採算ラインは割ったのでは?国産戦車は10式で打ち止めでヨロシイでしょう。技術云々で必要のない高価な装備品の無駄な購入はやめて欲しい。陸自の装備品でも戦車の購入費用は馬鹿にならない。足りないモノだらけの現状では特に。

イギリスも戦車の開発は諦めました…

戦車は別に売って貰えない代物でもない。開発予算が限られる中なら不採算かつ、なかなか売って貰えない物以外は輸入に切り替えた方が良いでしょう。

最近じゃ機関銃も類も輸入で良いんじゃないかと思いますよ…

戦闘機・護衛艦艇なら延命してまで使ってますよ。そして日夜と言わず我が国領域を守るために活動しています。

戦車の10倍以上の値段はしても我が国の防衛には100倍貢献しています。

そして中期防の増額分は海空に使うためです別に平等に陸海空に分けるためではない。我が国は海空戦力による挑戦を受けている現状を認識すべきでしょう…

>戦車の技術基盤

それを維持するにコストに足りる価値があるか。

イギリス、ドイツ、アメリカ、フランス、イタリアは新型なんぞ作っていません。
新造を作っているのは輸出しているドイツとアメリカだけ。

であれば、100歩譲って戦車の生産基盤を維持するたためならば、1000億円もかけて10式なんぞ開発・調達せず、90式の生産を続けて、併せて近代化をすればよかったわけですよ。


ところが新しい玩具が欲しいと、泣いて叫んで駄々をこねて作ってしまったわけですね。必要もない低防御力のペラい戦車を。


技術基盤の維持というならば未だに戦艦の技術基盤も維持せないかんでしょう。いつ戦艦が必要な時代がくるともかぎらんし、と。


陸自の兵站なんて戦争できないほど細っていますよ。
いくら火の出る玩具かっても兵站がアレではねえ。
軍隊は博物館じゃないのにそれが理解できない人には何をいっても無駄。


買えば良いって人は日本が何を売れば良いのかには答えてくれないよね

まあ、60トンや70トンの戦車を同国内で走らせるのやら、あるいは中国やロシアから買うのかねえ?

本当に暢気でいいことだ。

>ハイジ
具体的に兵站って何をどうするんだろうね?
こういう事を言う人から具体的に兵站の話を聞いた事がない

ハイジさんのおっしゃるフランスのルクレールもイタリアのアリエテも
90式より後に登場してますがね。
アリエテmk2の計画もありますね

ハイジさんが触れなかった
イスラエルのメルカバmk4
中国の99式、99A2式
まだ開発中の韓国のXK-2も今回のトルコの新戦車もありますね

コンセプトモデルではポーランドのPL-01がありますね。
技術の協力はイギリスのBAE社ですが

それらは90式より後、下手するとまだ開発中つまり10式よりも後に出来ている戦車ですね。


「新型を開発している」のですが知らないのでしょうか?あるいは知ってても都合の悪い事は見ないのでしょうかね?


>先人さん
へえ、じゃあオスプレイや機動戦闘車や水陸両用車はいいんだ?

って単純な事に誰も答えてくれませんね。
海空優先といいながら、何故か戦車だけ執拗に否定したがる
逆に言えばそれ以外には寛容な人が多いのは本当に何故なんだろうかという疑問。

以下はハンドル用さんあてではなく一般論として書きます。

そもそも日本の道路や橋梁って、本当に50トン強の戦車を運用するのがそこまで難しいんでしょうか?
正確には戦車を積載した70〜80トン級のトレーラーですが。
欧米はもとより韓国や台湾でも昔から50トン級の戦車はゴロゴロしてました。
これらの国々の道路や橋は日本のそれと比べてそんなに強度的に優れているのか?
実は道交法諸々の国内法の縛りが厳しすぎるだけなのではないのでしょうか?
どうも昔から腑に落ちないんですよね。

あと90式は北海道に約300両と、富士教導団に若干配備されてます。
つまり長距離機動せずに方面管内限定なら50トン級でも運用出来るということ。
ならば90式を1個大隊ずつ各方面隊に配備し、軽量の10式を機動予備に北方配備という手もあったのではないでしょうか?
いや、いくらなんでもあれだけの90式を北海道に張り付けたままでは勿体無いですよ。
それに機動予備と言っても、90式ではいざというとき動かすの大変でしょう。
戦車定数を減らすのは時代の流れで仕方ないかも知れないけど、配備先が北方と西方だけというのはあまりにも・・・

>ハイジ氏
ロシアのチョールヌィイ・オリョール(開発中止) T-95(開発中止) Armada(開発中)
中国の96式 98式 99式
など戦車を新造する国は確かに存在します。

それに完全に絶滅した兵器である“戦艦”と未だに現役の兵器である“戦車”を同列に扱う事は不適切です。

それと陸自の平坦は破滅的(意訳)とおっしゃりますが、具体的にどこがどのように問題なのでしょうか?
輸送車両の数ですか? 備蓄弾薬の量ですか? それとも他の何かですか?
もう少し解りやすくお願いします。

別に中国・韓国じゃなくても、実績があるアメリカかドイツで良いでしょう。それに今、どこも日本みたいに新戦車を作らないのは90式のように一定の水準を維持しているのもあるが、次世代戦車の要件がまだはっきりしていないところもある。

想像できますよ。10式が揃った頃に、次世代戦車が出だして一気に旧式化して役立たずと呼ばれる姿が。74式の二の舞になるでしょう…

それに90式戦車開発時はレオ2の採用は検討されています。日本より遥かに狭い国土のシンガポールでも使われているし、遥かに道路インフラが劣る国でも採用されていますよ。

日本は現有に戦車を改良を加えながら次世代戦車の登場まで待てば良いんですよ。そもそも、数も質も十分あるんですから。

@ハイジ氏
これはちょっと歴史の教訓を無視しているではないでしょうが?2次大戦以前の各国も自分の研究基盤、製造基盤を軽視したですから、戦闘に成ったら、大変の事に成ったではないでしょう。イギリスの場合戦争は後半に成ったまで戦車の耐用性に難が有り。米国でさえM3なんかで始まった。

この視点から見れば他国は目の前の物にしか見ず、歴史を無視しているに過ぎません。真似すべき対象では無い。

@きらきら星氏
一般論で答えますと、戦車はある地域に使えるがどうかは0と1では有りません。既に統計も出したではないですが:「全国の主要国道の橋梁17,920か所の橋梁通過率は10式戦車(約44㌧)が84%、90式戦車(約50㌧)が65%、海外主力戦車(約62-65㌧)は約40%とされる」らしい。40%は簡単に捨てられる物ではない。

他国の場合、既に60+㌧の物は作った(或いは売り場にあれしか無い)ですから、自国での通過率は60%であろうと20%であろうと使うしか有りません。

@タンクキラー
もし、シンガポールや他国は当時90式と言う選択肢が有るの場合、どう成りましたが?そもそも彼奴ら買う前に自国の通過率を調査したのが判り難いの状態ですよ。

>全国の主要国道の橋梁17,920か所の橋梁通過率は10式戦車(約44㌧)が84%、90式戦車(約50㌧)が65%、海外主力戦車(約62-65㌧)は約40%とされる

確かにこれは良く聞く話なんですが、この「橋梁通過率」なるものは何を根拠に算定してあるのでしょう。
おそらく道交法その他の国内法規によるものなのでしょう。純然たる設計上の許容数値では無いと思う。
もしそうだとするならば自衛隊の戦車を特例扱いに出来ないのでしょうか。自衛隊戦車の数量は限られています。
特例扱いにしたところで大勢に影響はないはず。この点、50~60トン級戦車を運用している諸外国はどういう
事情なのか、気になります。

>他国の場合、既に60+㌧の物は作った(或いは売り場にあれしか無い)ですから、
自国での通過率は60%であろうと20%であろうと使うしか有りません。

ドイツやフランス、イギリスなどは自国で50~60トン級戦車を作っていますが、
重量を決めるにあたり橋梁通過率についてどう判断したのでしょう。
もともとよほど頑丈な道路や橋を作っていたのか、法律上戦車などは特例扱いにしたのか、
それとも40%しか通行できないけどそれで良しと割り切ったのか。
もちろん当事者でも軍関係者でもない我々には判断のしようがないのですが、まあ気になるのですよ。

シンガポールはレオ2採用以前から52トン以上あるセンチュリオンの改良型を使ってますよ。問題があるなら別の選択肢があったのでは?
と言うか…シンガポール軍でも近代的なバイオニクス歩兵戦闘車他にM113など各種装甲車を1000両以上持ってる訳です。それを見るに
つけ戦車ばっかり買って装甲車が少ない陸自って何か変?って思います。

橋梁通過可能率のソース。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=2&ved=0CCwQFjAB&url=http%3A%2F%2Fwww.kantei.go.jp%2Fjp%2Fsingi%2Fshin-ampobouei2010%2Fdai5%2Fsiryou1.pdf&ei=KrjBUsa7N8HIkAXvlIGYCw&usg=AFQjCNGv-uxmyzdASrkYdWCIBf3anx7vvg&sig2=-TIB8xKH4q3-N4i7QKpp8w

法規云々ではありません。
国土の7割が山地であり急峻な河川が毛細血管の様に無数に流れ、そこに架かる小橋梁が数多ある我が国と、平原が広がり流れの穏やかな大運河が流れる欧州を比較するのがそもそもの間違いです。
また、新戦車の開発状況を、ソ連という強大な敵が消失し、戦車の任務といえばPKFでのパトロールや歩兵支援の様な既存戦車の改修程度で対応出来るレベルの脅威を想定すればいい欧州と、着上陸侵攻に於いて最新鋭の敵空挺戦車や水陸両用戦車、下手すればMBTも相手にしなくてはいけない我が国の現状を比較するのも間違いです。

本題のブログの方へのツッコミをさせて頂きます。
『制式化後2 0年そこそこしか経っておらず、 まだ使える90式』とのことですが、74式が25年程度、10式も防衛省の算定では30年程度で耐用年数を迎え、2023年における90式戦車の半数が該当する172両が運用開始から26年を迎えることから考えるに、『20年そこそこ』というのは耐用年数を迎えても可笑しくない年数です。
2023年の段階で運用開始から26年を迎える90式戦車を耐用年数を迎えたこととし退役させ、10式の調達数を今回の中期防に於いて調達する44両の2倍、つまり88両を2023年までに調達すると単純に見積もれば、2023年おける戦車の総数は90式が169両、10式が141両の合計310両です。
この数ならほぼ定数ですので、あとの微調整は10式の調達なりですることが可能であり、耐用年数を迎えた90式を退役させるので積極的削減とはなりません。

私の見積もりはまだ不確定である90式の耐用年数を持論に都合のいい年数に調整したものですが、貴方が90式の退役を見積もりに含めていないのも、それが意図的であれば貴方の都合のいい様に数字を操作したことと疑われても仕方ありません。
どうして90式の退役を無視した見積もりを出したのかは存じかねますが、もう一度そういった面も加味した見積もりを出して頂きたいと考えます。

リンク出来ないみたいですね。
『防衛生産・技術基盤 平成22年4月』で検索して出てくるPDFファイルがそれです。

>
「新型を開発している」のですが知らないのでしょうか?あるいは知ってても都合の悪い事は見ないのでしょうかね?

はあ、笑うしかないですね。誰が世界で戦車を作っている国はもうないのだ!!!とか絶叫したのでしょうかね。

ちなみにイタリアの戦車開発なんってとっくに終わっていますよ。

先進国では戦車の開発も、生産もやめた国が多いとお話しているだけなのにね。
トルコは戦車を開発したことがない、旧ソ連系は実質第二世代の戦車の改良型しかない。
イスラエルはまさに戦車が必要な環境にある。それだけの話しです。

大して我が国には第三世代の戦車があり、しかも数はそれほど必要ない環境にある。これを改良すればいいわけです。

それほど外国が戦車を作っている、外国を見習えというならばなんで60~70トンの戦車を作らないのでしょうかね。
トルコやイスラエルのように。

なのに基本性能は90式に毛が生えた程度の防御力の薄い、安い戦車を調達している。こんな冗費を使っている余裕はないでしょ、ということですよ。

それに防衛庁は90式導入時に北海道限定のおもちゃで、本州以南ではつかえません、と説明なんぞしておりませんでしたけど。それを言い出したのは10式の開発が本格化してから。

まあ貨幣経済が理解できない原理主義者には何をいっても無駄だとはおもいますけどね。

戦艦が終わったのだから戦車も終わってほしい
という話かな?

戦艦は潜水艦や航空機の存在も大きかったが
主砲よりも射程距離も威力も高く、戦艦の装甲をもってしても防げない、そして、小さな船や航空機にも搭載可能な
対艦ミサイルの登場が完全にとどめをさしました

まあ戦車だって陸上では無敵なわけではありませんが、対戦車ミサイルがあるから戦車不要ってのが一時期はやっても否定された歴史があるようにそれがあっても有効性があるわけでね

そもそも戦艦は開戦の主役だった時期はありますけど、ぶっちゃけ戦車は一般的に華々しく活躍した時代ですら陸戦の主役ってわけでもないですし。

何度も言いますが、だからこそ陸が云々、海空が云々という話で戦車=主力戦車だけがここまで執拗に狙われるのかが、作戦面でも予算面でもわからない(笑)
だから考えうるのは文化的・感情的側面なのかなあと
防衛予算で大抵表に出るのは空=戦闘機 護衛艦=海 で、戦車=陸って感じで置いてあるのでそう思うのかもしれませんが…

>道交法その他の国内法規によるものなのでしょう。純然たる設計上の許容数値では無いと思う。
>もしそうだとするならば自衛隊の戦車を特例扱いに出来ないのでしょうか
道交法だと戦車そのものが国内法規上の特例扱いするしかないですし

純然たる設計上の許容数値ではないにせよ、許容数値をあげて頑丈にすると過大なコストがかかりますしね
1トンオーバーすればすぐに底が抜けて大変なことになるわけではありませんが、そんな「通れるかどうか和らかない」
ところを有事に通るような判断ができますかね?
あるいはいちいち実車を通してそうしますか?

あとトランスポーターもそれに合ったものをそろえる必要がありますね
90式ですら新型が必要なわけで、それより重いものをそろえるとなるとね

韓国や台湾は、それこそ日本より戦後も独裁政権が長く、脅威がより身近でしたから、
そしてその韓国や台湾でも、韓国製新型戦車は50トン級ですし
また台湾では、旧式戦車しかなく、アメリカのエイブラムズ戦車は重すぎるとして問題になっています
つまり、この辺が実用性を考えると限界なのでは?

>香港からの客人さん
>0と1では有りません。

何故か0か1かではっきり分けたがる人が多いので困ったもので

きらきら星さん

内局の部署では、防衛政策局が主導しています。経理装備局も関与しますが。

省内においては、大臣自ら発を除けば、内局発の事案と各幕発の事案がありますが、内局発の場合は、一応各幕と調整しますが、決めるのは内局です。各幕発の場合でも内局の承認が必要であり、各幕の幕僚長が決済した事案でも不可となることはあります。不可となれば、大臣の耳にすら入りません。

ちなみなに大綱などは、内局が官邸や与党の意見や意向を聞き(場合によってはかなり具体的かつ詳細な内容が出てくることもある)それを内局内で揉んで、大枠というよりかなり具体的な内容や方向性を各幕にしるします。
各幕はそれに基づき起案し内局に提出。ここでダメなものはスパーンっと切られもしますし、足らなければ肉付けしていきます。内局が承認したら与党、官邸と調整しながは大臣の決済を得るというのが一般的流れです。
なお今は大臣決済の前に形式的な防衛会議がひらかれています。
省内において大臣を除けば、内局が絶対的な権限を有しており、各幕は大臣の幕僚機関というより、内局の下請機関というのが実態として正しいですね。
この辺りのことは防衛省設置法、自衛隊法、関係の訓令などに明確に規定されていますよ。
制服は、起案はしますが決定権はありません。幕僚長の権限は大臣の命令の執行者であり、幕僚長の大臣補佐は内局を通じて行うものとされています。
内局の権限、権力は強大であり、大臣の指示すらも内局の意向にあわない時は、のらりくらりしながらやらないか、体裁だけ整えて中身はスカスカにしたりすることは珍しいことではありません。防衛省改革などは代表的な事例でしょうし、守屋元時間の問題などはいかに防衛官僚の力が大きく不遜であることがわかる事件でありました。

なお、今回の大綱は、海兵隊的な部隊、戦車削減などは、官邸、与党の強い意向が出ての実現です。

ちなみに、与党には内局や制服が日常から国防部会などに呼ばれるレクを実施しています。最近は制服が以前よりは呼ばれていますね。

そんなに橋梁の耐荷重の問題がクリティカルなら、敵が上陸してきても周辺の橋を全部落としてしまえば、敵戦車は全部運用不可能になり、せっかく上陸させたのに全部無駄になるということですよね。戦車戦の起こる余地もなく。
直感的に、本当か?という気がしますが。もし本当なら、MBT揃えるより、橋梁や矮小道路を通行不可能になるよう破壊する携帯兵器を開発した方が良いのでは?coldsweats01

まあ、今更ながら戦車云々しても戦車削減の方針に変更はないでしょう。

個人的には、数が減った分、支援する歩兵戦闘車はしっかりして欲しいこととトランスポーターを含む展開手段をちゃんと整備して欲しいですね。

>タンクキラーさん
>それを見るにつけ戦車ばっかり買って装甲車が少ない陸自って何か変?って思います。

それは「装甲車を増やせ」という話では?
そもそも今まで何もそんなこと言ってなかったのに持ち出されてもねえ
>ハイジさん


>トルコは戦車を開発したことがない、旧ソ連系は実質第二世代の戦車の改良型しかない。
>イスラエルはまさに戦車が必要な環境にある。それだけの話しです。

はあ、つまりそれほど戦車は必要なわけか。
誰だろうね。戦車はオワコンだの言ってた人は
後そもそも、じゃあ何故これらの国は輸入しないのかね?

>大して我が国には第三世代の戦車があり、しかも数はそれほど必要ない環境にある。これを改良すればいいわけです。

さすがに74式が云々とは言わなくなったのかな
改良しても無視するんじゃないかねえ?
74式が「改良してない」ことになってましたし


>なのに基本性能は90式に毛が生えた程度の防御力の薄い、安い戦車を調達している。こんな冗費を使っている余裕はないでしょ、ということですよ。

まあどうせ否定しても大本営発表がー、オリハルコンがーと愚にもつかないけちのつけ方をするだけなのでやめておきます


>それに防衛庁は90式導入時に北海道限定のおもちゃで、本州以南ではつかえません、と説明なんぞしておりませんでしたけど。それを言い出したのは10式の開発が本格化してから。

10式開発前も後もそんなことは言ってませんが
0か1かの発想だからそういう風に誤解するんじゃないですか

>まあ貨幣経済が理解できない原理主義者には何をいっても無駄だとはおもいますけどね。

無理して理解してない言葉を使わないほうがいいですよ。

あ、今開発計画がないからオワコン
というのであれば、欧州はユーロファイターやラファール以降有人戦闘機の開発が未だに聞こえてきませんし
イギリスなんか対潜哨戒機も開発しないどころか結局前期退役してしまいましたが今は哨戒機は不要なんでしょうかね?

Xさん

>そんなに橋梁の耐荷重の問題がクリティカルなら、敵が上陸してきても周辺の橋を全部落としてしまえば、敵戦車は全部運用不可能になり、せっかく上陸させたのに全部無駄になるということですよね。戦車戦の起こる余地もなく。

まず、1例でしかない棟梁の問題をそれ「だけ」かのように言ってる時点でこれまた0か1かの発想というか、正直結論ありきのなんくせなんでしょうけど、

そもそも味方側の動きも止まってしまいますし、なにより橋を使うのは軍隊だけじゃないという当たり前の視点すら抜けてませんかね?
戦争が終わった時に直すのは、戦車の比じゃないくらい莫大な費用がかかること
もちろんその間の経済的損失もですがね

「お米がもったいないから牛肉を食べればいいじゃないか」
と言われてもねえ

敵戦車が上陸したということは戦車以外の敵も上陸しているという状態なこと
戦車の相手は戦車だけではないこと(敵味方含めて)

というか、それこそメディアの戦車対戦車の見過ぎなのか、あるいは戦闘機同士の空中戦や艦隊戦のアナロジーからなのか、戦車は戦車とだけ戦うという発想なのですね

>ハンドル用さん

そんなはぐらかしはいらないので、橋を落とせば敵戦車が運用できなくなるのか、ならないのかはっきりして下さい。0か1かでないというなら、どの程度運用が制限されるのか全体的な見通しを、状況によると言うなら具体例をあげてみてください。それが出来ないなら、あなたの言ってることは申し訳ないが1から10まで言を左右にしている詭弁に聞こえてしまいます。
いや、あなたを責めたいわけじゃありませんよ?ただ、橋梁の問題がそんなに大事な問題とは思えないのです。コストの問題も、戦車戦を始めた場合の損害と比較して大きいとは思えない。本土での防衛戦であることを考えれば、戦車以外の敵も具体的にどう障害になるのか、味方が通れないことが敵戦車(装甲車も同様?)を無効化し敵軍を孤立化分断化させるメリットを上回るとは思えない。もっと言えば、橋梁や道路が貧弱で補強無しには戦車が運用できず、爆破されれば容易に孤立する地域に、敵軍がわざわざ戦車を多大な労力と危険を冒して上陸させてくるとは思えない=こっちの戦車も必要性は低いでしょう(敵戦車が上陸してくるような場所は90式でも問題なくアクセスできる)。
まあ、とにかく具体性を持った反論をして下さらないと、説得力がありません。あなたの意見が正しいとしても、橋梁がそんなに障害になって戦車の運用を妨げる具体的イメージがサッパリわかないので、説得力が無いのですよ。( ̄ー ̄)ニヤリ

多くの方が未だに誤解なさっている気がするのですが、今回の防衛大綱では
「冷戦期に懸念されていたような主要国間の大規模武力紛争の蓋然性は、引き続き低いものと考えられる」
と書かれているように、揚陸艦に徴用船を加えて本土に攻めてくるような大規模な侵攻の可能性を自衛隊は(ほぼ)否定しています。
ロシアが攻めてくる可能性なんてそれこそ0%と考えているでしょう。
対処すべきは島嶼部への限定的な侵攻というのも明記されていたはずです。
議論する前提として、そこを押さえる必要があると思いました。

となると、戦車が必要なのは
・ゲリコマ対策
・島嶼部奪還・防衛用戦力の集積
・今後事態が変わったときのための技術継承
くらいしかないと思いますので、定数削減というのにも納得できます。

反対している方は新防衛大綱に基づいての運用で不足しているとお考えなのでしょうか?
もしくは、新大綱のドクトリン自体が間違ってるということですかね?
コメントの流れを見ていて少し疑問に思ったので、失礼します。

>ゴリラさん
ということは、そもそも戦車が日本の津々浦々まで行かねばならない事態も想定されていないので、戦力的には90式近代化でも良く、10式は技術力維持が主たる存在意義ということですね!ブログ主の仰る通り、年三台も調達してラインを維持するだけで、もはや使命を全うしたも同じですね。納得。( ^ω^ )

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

個人的には北方にプールされる90式が今後どのように扱われるかに興味があります。
新大綱完了の時点で10式はおそらく150両に満たないでしょう。依然90式が半数を占める。
貴重な機甲戦力の一翼を担う90式に対して近代化改修と輸送手段の確立は急務だと思います。
それが出来なければ機動予備なる位置付けは単なる名目で、実態は機甲科職種と過疎自治体の救済措置に過ぎなくなる。

新年明けましておめでとうございます。

ハンドル用兄の意見にちょい補足。戦争映画よろしく、橋梁を爆破したって、敵だって工兵を繰り出して、橋を掛け直しちまいますがな。かつての国民党軍よろしく奥地に引きずり込むのでしたらともかく、生憎我が国は大陸国じゃないから現実的じゃござんせんなぁ。

ゴリラ兄が三番目に言った、基盤こそ私が気にした所ですよ。香港からの客人兄も中々Niceな事を仰いました\(^_^)/ ありがとうございます。

>土方さん
いやいや、それはおかしいですよ。よーく考えて下さい。
工兵が、対岸の確保すらままならないのに、敵前で主力戦車が通れる橋をそんなに簡単に掛け直せるなら、我が方の工兵が事前に橋を補強する、あるいは敵が上陸しそうな地点へのアクセスに一時的に架橋するのはもっと簡単なはずです。その意味する所は、要するに橋梁は全然クリティカルな問題では無いということです。語るに落ちています。
それに、敵は主力戦車を運ぶだけでも大変なのに、主力戦車が通行可能な橋を掛け直せる工兵と器材まで運搬、上陸させねばなりません。そもそも、そんなアクセスの悪い場所をわざわざ着上陸地点に選びますかね?先ほどから申し上げている、具体性がない、説得力が無いというのはそういうことですよ。具体的シチュエーションが欠け、工兵とかの言葉だけが踊っています。橋梁がクリティカルに問題になるシチュエーションは、実は無いということはよく分かってきましたが(◎´∀`)ノ

そう言えばご挨拶が遅れ申し訳ありません。新年明けましておめでとうございますm(_ _)m

日本は縦深防御が出来ない代わりに回りを海に囲まれていますからね。戦争は海自空自に頑張ってもらいましょう。
あとゲリコマ対策にしろ水際阻止にしろ、300両にまで減らした戦車くらいちゃんと全国の任意の地域に展開出来る体制を作ってほしい。
ていうか、作れ。さっさと。

自衛隊が戦車を運用しづらい地域は敵軍も戦車を運用しづらく、
自衛隊が戦車を運用しやすい地域は敵軍も戦車を運用しやすい。
ようは日本で着上陸戦闘の出来る場所はある程度絞られる。
というのであれば、90式も北方配備などやめて10式と一緒に各方面隊に分散配備しておけばいいのですよ。
少なくとも北海道から当該地域への輸送の手間は省ける。

〉きらきら星さま

そもそも、まともな重武装を施した、敵部隊の上陸を許す自体がファンタジーに近いのですから、戦車部隊は可能なかぎり纏めて運用した方が効率的ではないでしょうか?機動戦闘車に関して賛否は別れますが展開しやすい兵力であるのは間違い有りませんので、87式偵察警戒車の一部更新を兼ねて100両少々の導入は良いでしょう。それ以上は無駄ですし。当分の間の戦車の購入も無駄でしょうね…

しばらくは不足する装甲車やヘリ、輸送関連装備品などに予算を回す方が賢いでしょうね。

数多様、

新年明けましておめでとうございます。 小説の方、頑張ってください。今年も宜しくお願い致します。

まとめレスです。

私の主観がほとんど入っていない記事だったので、戦車ネタとは言え、大して盛り上がらないだろうな、と思っていたのですが・・・
やっぱり戦車ネタだと盛り上がるんですね。

何にせよ、戦車の話題(に限らず、何でもなんですが、特に戦車では)では、共通の脅威認識がないと議論が成り立ちません。
少なくとも、大綱等においては、日本本土に大規模着上陸が行われることは想定していませんし、PKO等でアフガン等に展開することも想定していません。
着上陸やPKO等での戦車使用を主張するなら、まず大綱等の考え方を批判して頂いた方がいいでしょう。

離島防衛や技術継承のための戦車定数300両については、大いに議論の余地があるものだと思います。
別に記事を書くかもしれませんが、脅威に対する備えというより、組織としての建前や防衛産業配慮の方が大きい数字でしょう。

数多様

明けましておめでとうございます。コメントが大変遅くなってしまいました。。。

1:記事の件ですが、私自身は防衛省が(74式と)90式を本当に耐用年数前に用途廃止にするまでは、おっしゃるような劇的な変化が起きたのかどうか、分からないと思っています。装備数をもう少し見てやると、

・新中期防完成時(2018年度発注分=2020年度末保有分まで)に、「74式 93両/90式 341両/10式 53+44 = 97両/MCV 99両 -> 計 630両 (74式除けば537両)」
・この後も10式を9両/年、MCVを20両/年で製造したとして、2021年度発注分=2023年度末保有分で、「90式 341両/10式 124両/MCV 159両 -> 計 624両」。つまり同数。

戦車300両、MCV200両で、合計500両。教育/予備を含むと、必要数は計 550-600 両となりますので、なんとなく、(清谷さんの言うように)「合わせて600両程度」という形で、お茶を濁し続ける可能性もあるかと。


2:一方で戦車の定数が「概ね300両」であるにも関わらず、10式を年間9両生産し続けることについて、財務省がどんな突っ込みを入れてくるかが、楽しみです。

これまでも戦車は特別扱いを受けてきました。戦車定数が600 or 400 両になって、74式+90式が極めて多数有るのに、10式が年間13両整備され続けたのは、推定ですが「耐用年数30年をかけて、400両になるように」生産していたのではないかと思います。その場合、「年産9両は、耐用年数30年で300両」にほぼ相当します。

一方で同じ理屈であれば、定数200-250両程度のMCVは年産8両程度でいいはずですが、「概ね10年後に定数に達する」ために、年産20両近くも生産します。

財務省様には、この明白な矛盾に、是非突っ込んでいただきたい所です。(笑)


3:批判だけでは良くないので、個人的な願いを書いておくと、

・74式は全数を即時用途廃止し、MCV不足に87式RCV(100両以上ある)を代用することで、中期防の10式戦車とMCVの調達数を半減したい。(代わりに戦車輸送トレーラーを大量に調達したり、SSM連隊を強化したり、なにより兵站を。。。)
・MCVも先日お披露目したものではなく、「新装甲車ベースの、行進間射撃が出来なくてよいので、より安価で兵站負荷の低いもの」に変えて欲しい。。。(主砲も、90mmコッカリルMk8砲とかOTO 76mm砲の方が目的にあっていると思うのですが。。。105mmの弾薬だって、「有事に余るほど」あるはずもなし。。。)
・AAV7は本質的に要らないし(正確に言えばLCUや輸送艦の方が欲しい。実戦経験豊富な英海兵隊だってAAV7は装備していない)、オスプレイは使い道を説明して欲しい(正確には、色々な使い道があると思うが、その説明を防衛省が「全く」していない)
・戦車製造技術の維持には意義を感じるので、細々と製造を続けることには賛成であるし、「機甲部隊の「技術継承のための戦車定数300両」は、西欧諸国を見る限りそこそこ適切かと思います。まあ200両でダメかは分かりませんが。(記事を楽しみにしております>>数多様)

#上記のように私の「個人的な願い」は、この中期防から大きく異なっています。残念ですが。。。(苦笑)

ドナルド 様
実際の削減は、別に記事を書こうかと思っていますが、陸自の大きな組織変更の影響を強く受けるだろうと思っています。
組織変更の動き次第ではないでしょうか。

10式の生産数は、26年度の概算要求がそのまま予算化されるかどうかによっても、結構違ってくると思います。
これも、前述の組織変更の動きにかなり影響されるのではないでしょうか。

MCVの仕様については、まだ試作車が出来ただけですから、量産型は仕様変更される可能性もありますね。
ダウングレードはしないと思いますが……
AAV7の件は、別途記事を書くつもりです。

憲法9条に1項目に核兵器の装備についての記述、2項に装備を怠り戦力を保持して着服を禁じている。核弾頭に耐える可能性があるのは戦車で、核の装備は戦車部隊に、核弾頭を中心に展開する戦力、核の傘に聞かない戦車削減は戦略作戦能力(の欠如であろう。戦車削減は旧態以前の役にたたないもので税金泥棒ではないか。

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