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2013年10月20日 (日)

水中弾?の研究

技本が何やら面白い研究を行っています。
水中における弾丸の挙動に関する研究

銃弾は、水中に入ると、極めて急速に速度を失い、効力がなくなります。
それは、前掲リンクを見ても分かるでしょうし、警察が銃弾の線条痕を調べるため、銃弾を水槽の水に向けて撃ち、損傷していない銃弾を回収していることからも想像できると思います。

そのため、水中用の銃器としては、水中銃がありますが、技本の研究は、どうやら小銃等から射撃可能な水中弾?の開発を企図しているようです。

もしこれが実用化できれば、恐らく非常に高いコストパフォーマンスを発揮する、有用な銃弾になるでしょう。

海自の基地は言うに及ばず、空自の基地でも、那覇や築城のように、海岸に隣接した基地がありますし、下地島を自衛隊が使う事になれば、周囲の半分以上は海です。

自衛隊が戦力を維持するためには、これらの基地等に対する、水中からのゲリコマの接近に対処する必要があります。
水中からのゲリコマ接近に対しては、センサーやプラットフォームであるUUVは、各国で開発が進んでますが、安価な攻撃手段はなかなかありません。

この水中弾が開発できれば、センサーで発見したゲリコマに対して、陸上から小銃や機関銃で攻撃が可能になります。
これを用いて警備することになれば、水中からのゲリコマの接敵に対する強力な対抗手段となるでしょう。

どこの発案か興味深いですし、是非モノにして欲しいものだと思います。

もし開発できれば、おそらくコピーされる可能性が高いので、特許を取っておけば、海外に対しても売れるかもしれません。

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軍事技術」カテゴリの記事

コメント

 ロシアのAPSやADS自動小銃は実現化/開発されていますので、不可能な話ではないと思われますが実際のところ実現が可能なのでしょうか?

水中に潜む敵を狩るのなら、
手榴弾や擲弾銃の方が良いのでは?

というのはやはり素人の発想なのでしょうか・・・

そもそも潜入したゲリコマをセンサーで発見したとしても、銃で攻撃できる精度まで位置を特定できるのでしょうか?
特定できたとしても個々人の手元にセンサーで探知したデータを転送しないと射手が目標を確認できず攻撃は無理なような気がします。
平時に爆発物を安易にバラ撒くのは漁協等地元との関係から慎むべきではありますが、複数の手段で発見・確認出来るような蓋然性が高い事態に限って
5~10kg程度の爆発物を広範囲にバラ撒けば接近してきたゲリコマもひとたまりも無いかと。

既存の手榴弾・擲弾・迫撃砲でよさそうだけど、あえて銃を使うとしたら、漁業関係者を納得させる為なのか…?

敵が水中にいる段階で発見でき、尚且つ上陸前に小銃なり機関銃なりが上陸予想地点に迅速に配備され(と言うか、待ち構えてる眼前に敵がノコノコ上陸してくるとかいう御都合主義な想定か?)射手一人一人が正確に敵の位置を把握・照準し敵が水中に居る間に射撃する、と・・・(呆
射撃可能タイミングの想定が有りえないレベルで一瞬しかない。
というか、現実的には『無い』な。
水中を数百mも運動エネルギーを失わずに進むとかいうトンデモ弾になるとは思えないし、せいぜい水中射程数mが数十mになれば御の字。
となれば尚更射撃タイミングは呆れる程に一瞬しかない。
そしてこの特殊な用途の弾を少数生産・少数配備するコスト・・・を考えると『非常に高いコストパフォーマンスを発揮する』ことはまず無い。

最大の問題は射手の目標把握。
水中に居る敵の正確な位置が分からなければ無照準で弾をばら撒くしかなくほとんど意味が無い。
「だいたいこの辺」程度にしか分からないなら爆発物を投げ込んだ方が断然効果が高いし、仮に正確な位置が分かってるなら尚更そこに爆発物を投射すれば良い。


というか、水中の敵の位置が正確に分かるなら待ち構えて水面に顔出したとこを狙撃すればいいだけの話だな。

いちいち煽らないと議論も出来ないのかね?
そんな事だからオブイェクト系は各所で嫌われるんだよ。

根拠不明のレッテル貼りしか出来ない君らは何処で好かれてるんだい?
教えてもらえるかな?

アシナガバチ 様
専用銃を使用せずに開発が可能なのか否かは、不明ですね。
記事は、あくまで出来たならという前提で書いてます。

私は技術者じゃありませんが、方法としては、後端を流線型にしてキャビテーションの発生自体を抑えるか、噴進弾にしてキャビテーションの影響を無効化するか、どちらかしかないような気がします。

名無しX 様
名無し△ 様
B! 様
戦術的には、手榴弾や擲弾は非常に有効です。
例え威力範囲に入らなくても、水中ではかなり遠方まで鼓膜を破ると思いますので、効果が高いでしょう。

問題は、2つ。
一つは、ROEで、手榴弾等の使用が許可されるかという問題。
日本では、何だか分からないけど、怪しい音響が確認されたから、手榴弾ぶち込んだれ……という訳には、なかなかならないでしょう。

もう一つは、爆発物に付きものの不発弾の発生。
一般の方が思う以上に、不発の発生は多いです。
基地警備で、手榴弾等をばらまいたなら、後で不発弾検索及び処理という手間が必要です。

天雪 様
水中射程が数十mの銃弾を、機関銃でばらまけるなら、極めて有効だと思いますよ。

>何だか分からないけど、怪しい音響が確認されたから、手榴弾ぶち込んだれ……という訳には、なかなかならないでしょう。

フムフム。
やはり水中の敵の所在を正確に把握は出来ない前提なんですね?
実際にはそこにいるのか否かすら分からない、と。
それを踏まえた上で↓

>水中射程が数十mの銃弾を、機関銃でばらまけるなら、極めて有効だと思いますよ。

上記の前提の下でどこに居るのか分からない敵に対してなぜ「数十mの射程が極めて有効」なんでしょうね?
怪しい音が確認されたらとりあえず闇雲に射撃してみるんでしょうか?
射程内の水中に敵が隠れてることを『期待』して??

そもそも真上付近(空中?)から撃つのでなければ海岸線上の射手が発射した弾丸は斜め上からかなり浅い角度で水中に潜む敵に向かう形になるのでその数十mの射程距離の大半を敵の手前の何も無い空間で消費することになりますね。
下手すると、というかかなり高い確率で手前で終了、敵に届かない。
射程内で実際に効果があるのは終盤の恐ろしく狭い範囲。
これとて水中にいる敵の位置が正確に把握できて測距できればこそ、の話であり上記前提により不可能。
極めて有効???

>手榴弾等をばらまいたなら、後で不発弾検索及び処理という手間が必要です。

敵が上陸してくるか否かという非常時に際し全くどーでもいい事由。
戦後の爆発物処理をしたくないから、なんて下らない理由でむざむざ上陸を許した、なんて事態になる方が非難の的になると思いますけど?
「弾道弾の迎撃などして破片が降ってきたらどうするんだ!」とかやってたどこぞのバカ新聞並。


結局、敵の探知ができない(側距もできないので射程内に敵がいるかどうかすら不明)ならたった数十mの射程なんて何の意味もないし、探知できるのなら待ち構えて水際で上陸したての無防備なところを攻撃すればいい。
『水中にいる間に撃たねばならない』『水面に顔を出してからでは手遅れ』な理由をお聞かせ願いたいですな。

数多久遠 様

お答え有難うございます!
とっても勉強になりました!


>天雪

水中弾は数多氏の提案ではなくて、
君達が『決して間違えることのない絶対の神』として崇める、
防衛省の発案なんですけど?
文句があるんなら防衛省に言えば?

水中弾を用いた対水中狙撃戦に大いに役立ちそうな研究開発を海上保安庁と東大が10年ほど前から共同で進めています

「音響レーダを使った水中監視運用試験」
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/publication/topics/2007/071004press.pdf
「水中セキュリティソーナーシステムの開発」
http://scfdb.tokyo.jst.go.jp/pdf/20051230/2007/200512302007rr.pdf

特に2つめの資料に注目していただきたいのですが、最大視程100mの水中音響カメラで0.14度のビーム分解能が実現されています
距離50mなら15cmの解像度が得られる計算です(実際には画像処理により一層高い解像度が得られるようです)
水中での弾道がどの程度安定するか次第ではありますが、目標捕捉という面では機関銃で弾をばら撒くどころか一撃でヘッドショットを決めることも十分可能ですね

>名無しX
>>決して間違えることのない絶対の神

また始まった。
そんな事どこに書いてあるの?
過去記事からでいいから抜き出してみてごらん?
君ら数多一味は戦車増強論と言いこれと言い誰も言ってない嘘八百を平然と捏造する。
そういう姑息な嘘つき共と防衛省を比べればどちらが信用に足る存在か、という簡単な話だよ。

>文句があるんなら防衛省に言えば?

防衛省は「極めて有効」などと言ってないのだが?
要素研究だけした挙句に実用化はされないってのはよくある話。

>天雪
>そんな事どこに書いてあるの?

お前等よく「戦車が役に立たないというのなら、どうして防衛省は大金掛けて戦車を開発するんだ?! 軍事のスペシャリストである防衛省が間違いを犯すハズが無い!」って絶叫してるじゃないか。今更なにをトボけてんだよw

単純に機雷処理用との見方も一部にある模様ですが・・・
もしゲリコマ対処であればセンサーと組み合わせれば将来的には原発警備にも応用可能かもしれません

自らの本職に関係ない議論はただの脳トレ。
なぜ無用に攻撃的になる人がいるのか…

拳銃弾のような低速な弾は水中を2~3mほど進入することが出来るけど、ライフル弾のような高速な弾は、水の抵抗が大きくすぐ砕けちる…って実験をテレビで見た覚えがあります。テレビは絶対正しい!とは言いませんが。17度以下ぐらいで水面撃つと、水切り状態になっちゃうって問題もありますね。

既存の小銃から発射となると、減薬による低速化…は意味が無いから鋼鉄などの丈夫な弾丸にライフルリングに食い込むように銅のベルトを巻くか、サボット弾にして弾頭自体のスリム化かな~。どんなのが出てくるか楽しみです。

指令爆破も含めた対人機雷とかあれば効果的な気がしますが、漁業との兼ね合いで難しいでしょうね。

>名無しX
だからその「間違いを犯すはずがない」がどこに書いてあるのか抜き出してみなって。
簡単だろ?
できなければこれも捏造だな。

全ては君ら数多一味の妄想なんだよ。
『正しいに決まってる我々に従わないということは防衛省の犬に違いない』ってな具合にね。

>どうして防衛省は大金掛けて戦車を開発するんだ?

それは君らに対する問いだよ?
君らが正しいならそんな簡単な正解が防衛省にはなぜわからないのか、というね。
で、答が「日本国民は戦車が好きだから」で、ガルパンがヒットしたのがその証拠、だってさ・・・(呆
ばかばかしい。

防衛省が正しいとは限らない・・・たしかにその通り。
ではそれに反対する君らの正しさは誰が証明してくれるんだい?
戦車増強論等の捏造を平然と行なう君らの正しさ、を。
上に書いた通り、捏造を繰り返し人を騙すという行為になんの呵責も感じていない君らと防衛省のどちらを信用するかと問われれば選択肢は一つしかないんだよ。

>天雪
>だからその「間違いを犯すはずがない」がどこに書いてあるのか抜き出してみなって。

ほらよw

>君らが正しいならそんな簡単な正解が防衛省にはなぜわからないのか

あ、そうそう、捏造と言えば、
「10式戦車不要論=戦車不要論=陸軍不要論だ!」なんていう、
意味不明な捏造してたよね。天雪きゅんw

ほらよ、じゃねーってw
もっとちゃんとしたの抜き出してこいよ。
俺は「絶叫してた」んだろ?
それ出せや。

>「10式戦車不要論=戦車不要論=陸軍不要論だ!」

そろそろそれを言ってた過去レスを事前に抜き出してくる、くらいの事してくれよ。
マジレスすると 

戦車不要→なぜ?→上陸は未然に防ぐから→上陸阻止に失敗したらどーすんの?→失敗する可能性は微細なので考慮しない→上陸されないなら陸戦兵力自体が不要だよね?? 

という流れだったんだが?
戦争阻止には失敗するが上陸阻止は失敗しない、なので海空の戦力は重要だが陸戦兵力は不要・・・ンな都合よくいくかい。
予定外の事は起こるもの。
なんでも想定通りにいくならそれこそ戦争自体を防げばいいんだ。
戦争阻止に失敗してる時点で『都合の悪い事』が現実化してるじゃん。
なら上陸阻止には失敗しない、なんて御都合主義丸出しな想定を鵜呑みにするのは現実逃避でしかない。

一応もう一回聞くぞ。
「君らの正しさは誰が証明してくれるんだ?」
『俺たちが正しいに決まってる!!』と言い張るだけならそれでもいいが、その体たらくだと恥をかくのは頭目たる誰かさんだな。

US-2ラブ 様
海保も、なかなか興味深い研究をしてますね。
技本も、そうした成果を踏まえて、水中弾の研究をしているのかもしれませんね。

アシナガバチ 様
機雷処理用としては、コストパフォーマンスが良いでしょうね。

原発警備用としても、当然使用すべきだと思います。

マル 様
サボット弾にして弾頭自体のスリム化とかまでしてしまうと、専用銃が必要になってしまうでしょうね。
形状的にも、APSみたいですし。

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