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2013年5月30日 (木)

自衛隊の無謬性と自己変革能力

ネットの議論を見ていると、プロ(現役あるいは元自衛官)が言っている、あるいは決めたことだから、それが正しいというような主張に出くわすことが、時々あります。

ですが、当然ながら、私も間違う事がありますし、他の方でもそうです。
そして、組織としての防衛省・自衛隊だって、誤る事はあります。

ですので、そう言った言い方は如何なものかと思います……が、この話は前置きです。

自衛隊の無謬性を、外部の方が信じても、それはまあ、勝手にすれば良いことです。

ところが、自衛隊の内部においても、自衛隊の無謬性が、観念として存在する場合が有ります。

現役自衛官時代、ソ連崩壊後のある時、とある装備の配備数について、私より上級者のある方と議論になった事がありました。
その時、私は、装備品Aの調達数を減らし、代わりに装備品Bの調達数を増やすべきではないかと言っていました。
ですが、その上級者は、変えることはできないと言いました。
状況が変わった(ソ連崩壊)のだから変えるべきです、と言い返したのですが、なんと、「お前は、先輩が間違ってたとでも言うつもりか!」と怒られました。

つまり、この方は、変える必要性は認識しつつも、配備計画を変更することは、変更する事により、それ以前の配備計画が間違っていたことになるとして、変更には反対だったのです。

コレは、特異な例かというと、必ずしもそうではありません。この手の話は、結構多いからです。
自衛隊の内部でも、防衛省・自衛隊は無謬でなければならない、というある種奇妙な観念があります。
これが何故かと言うと、何かを変更しようとすると、財務省が「では、今までの計画は間違っていたと言うことですか?」と言うためです。
なので、この無謬性は、何も防衛省に限った話ではないのかもしれません。

とまれ、こんな話があるため、私は自衛隊の自己変革能力については、いささか懐疑的です。
そう言う意味では、現防衛計画の大綱は、結構革新的と言えました。
さて、次がどうなるか、年末が注目です。

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防衛政策」カテゴリの記事

コメント

防衛省の心得の第一条を状況変化に機敏な対応をせよにすべきですね。
わかりやすく言えば、空気読めですね。
極端過ぎる批判すれば、真夏にダウンジャケット着る馬鹿みたいな役所となります。
極端な状況変化による計画変更は、前任者の無能の証明にはなりません。
むしろ変えないやつの方が現状把握出来ない馬鹿です。
前例踏襲は説明が楽ですから、上司が説明したくない言い訳に前任者を出汁にしたのかもしれません。

「昔の人のやり方を否定することになる」からと変革を否定するのは民間企業でもけっこう頻繁に見られる現象ですね
個人の面子よりも組織効率を重んじる側からするとこれが実に厄介です

>財務省が「では、今までの計画は間違っていたと言うことですか?」と言うためです。

計画策定時とは状況が変わったので、当然に計画は変更されるべき、というのではだめなのですか?

お役所は、どこも同じみたいですね。
食糧管理法がよい例でしょう。
総力戦の遂行という策定時の状況がなくなったのに、半世紀もそのまま存続していました。
廃止も、一民間人の行動がきっかけだったというオチで。
その人がいなかったら、今も存続していたかも。

我々のような素人が専門分野に関する知見を得ようとすればまずは本職(元を含む)や専門家の意見を基準にするのは当然の事として・・・それらが全て正しいとは限らない、というのはおっしゃる通り。
ただ、しばらく観察しているとおかしな人物はおかしな・・・辻褄の合わない矛盾論や筋の通らない暴論を展開するのが見てとれるようになる。

キヨ○ニ某などはその典型でメーカーが複数あれば『無駄だ。統合すべき』と言い、メーカーが一社であれば『独占企業だ。競争原理が働かない』と言い出す始末で「どっちやねんw」と突っ込みが入ろうとも当人は自分の主張が矛盾している事実そのものに頓着せずに「俺はプロだ、専門家なんだ」と権威を振り回す始末。
結果、信用を失い笑い者。

世界の趨勢に異を唱え、もしも世界の方が間違っていたら・・・それはそれは誇らしく甘美極まる事でしょう。
ですがその論が説得力を持つ為には確たる論拠と客観的証拠が必要です。
それが無ければたとえ答えだけが正解だったとしてもそれは偶然に過ぎない。
数学で言えば式がデタラメなのに答だけが合っている状態・・・それでは数学の教師は点をくれないでしょう。

>ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。

↑少なくとも、こんな妄想こいてるようでは説得力は皆無です。

〉天雪

はいはい、あなたが世界で一番偉です。

Suica割 様
もちろん、常にこの事例のように硬直化している訳ではありませんが、なかなか変革が起こりにくい組織ではあります。

ナナシ 様
日本人的でもあるんでしょうね。
アメリカ人のエンタープライズを見習って欲しいモノです。彼等は代々船の名前にするくらい大好きなのに、日本ときたら……

myu5 様
財務の言い方は、基本的には単なる圧迫面接と同じです。
相手が返答に窮して財務の予算削減要求に抵抗できないように仕向けようとしているだけであって、本来頭のいい彼等が状況変化を評価できない訳ではないです。
適切な返答ができない場合に、では削減しましょうとされてしまうため、前例踏襲体質になっているという図式です。

天雪 様
説得力皆無と評価するなら、見に来られなくて結構ですよ。
異なる主張をされることに反感を抱いてらっしゃるのでしたら、より説得力のある反論をコメントなどではなく、ご自分のブログで展開したら如何でしょう。
それが、影響力があるようなら、わたしも再反論しますよ。


>天雪さん
いつもあなたのコメントを見ると不愉快な気持ちになるのは僕だけではないはず・・・

組織の変革等に関して難しいと認識してる人は多いですよ。

だって自分自身が企業や役所などの組織に所属して仕事すればよくわかる話で、逆に認識してない人は本当に素晴らしい組織に属しているか…全くのフリーの世界で生きているかのどちらかじゃないですか!?

>その上級者は、変えることはできないと言いました。
状況が変わった(ソ連崩壊)のだから変えるべきです、と言い返したのですが、なんと、「お前は、先輩が間違ってたとでも言うつもりか!」と怒られました。

>コレは、特異な例かというと、必ずしもそうではありません。この手の話は、結構多いからです。
 自衛隊の内部でも、防衛省・自衛隊は無謬でなければならない、というある種奇妙な観念があります。

で、こういう人たちが装備開発にも多数いると思いますが。それでも優秀な兵器は開発できるのだ、とおっしゃっているわけですね。

>天雪

>>ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。
>↑少なくとも、こんな妄想こいてるようでは説得力は皆無です。

何だお前、まだ10式の事を根に持ってんのか・・・
そんなんだから『戦車マンセー教団』なんて呼ばれんだよ。

モスポールオライオン 様
確かに自己変革できない組織は自衛隊に限りませんが、ちゃんと変革して環境変化に対応している組織もあります。
そのへんが、勝ち組と負け組の差ではないでしょうか。

ハイジ 様
少なくない数が居ることは間違いないですが、全てという訳ではありません。

>説得力皆無と評価するなら、見に来られなくて結構ですよ。

信者以外はお断り、ですか。
記事にあるその上級者と同じ考えですね。


「お前は、先輩が間違ってたとでも言うつもりか!」


もう一度お聞きしますが『ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。』・・・これを、もしくはこれに類似す逆の内容を他者が言ったとしたら、「ああ、なるほどな」と思うのでしょうか?
思いませんよね?
そういうことです。

単に上から目線で人を「叱る」と自分がお利口になった気がして、オレって偉いんだと気持ちが良くなるわけですね。よくわかります。一般論ですが社会人経験に乏しい人に多いようですね。

>信者以外はお断り、ですか。

天雪くんには軍事より先に日本語のお勉強が必要ですな。

>キヨ○ニ某などは

ここまで書くならば、はっきり清谷信一は、と書けばいいのでは。それともご説に自信がないんでしょうかね?

一例を持って全体を「こうである」と言い張る危険性を認識できないはずは無いのに自分が信じている事柄になった途端に自分が納得しない言い回しを他者にはする・・・そして相手が認めないと今度は排除する。
記事内容が批判を認めない体質に疑義を呈しているのに自分達に対しては無謬性を認めろ、批判をするな、不愉快だ、ですか。
自分で書いていて、擁護していて少しもおかしいと思わないんですね。

>>ハイジさん
>単に上から目線で人を「叱る」と自分がお利口になった気がして、オレって偉いんだと気持ちが良くなるわけですね。よくわかります。一般論ですが社会人経験に乏しい人に多いようですね。

・・・これって防衛省や自衛隊を「叱る」数多氏の記事を根底から否定してるんですが、認識しておられます?
なんで自分が納得しない言い回しを他者にすると他人は納得する「はず」と思うのか、不思議でたまらないんですがね?

で、『ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。』に対して「そうだ!その通り!」と誰も言わないんですね。
なぜでしょう?
これはおかしい、流石にこれは擁護出来ん、と思ってるのでは?
でも『数多久遠の無謬性』を信じている以上そこは批判できない、だから避けて通っている・・・違いますか?

そうじゃないと言い張るなら、『ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。』に賛同して頂きましょうか。

>一例を持って全体を「こうである」と言い張る危険性を認識できないはずは無いのに

天雪氏は、数多氏が何をいわんとしているか理解していません。
数多氏は以下のように、官僚組織の構造に問題があるのではないか、という話をしているのです。

>コレは、特異な例かというと、必ずしもそうではありません。この手の話は、結構多いからです。
>自衛隊の内部でも、防衛省・自衛隊は無謬でなければならない、というある種奇妙な観念があります。
>これが何故かと言うと、何かを変更しようとすると、財務省が「では、今までの計画は間違っていたと言うことですか?」と言うためです。
>なので、この無謬性は、何も防衛省に限った話ではないのかもしれません。

アニオタも軍オタもそれぞれは無害なのに、
アニオタ+軍オタになると途端に面倒臭くなる不思議。

もー、粘着質で下品な書き込みには飽きたよ! 天雪さんも、ハイジさんも自分のHPでやって。見てて不愉快だよ。
別に久音さんの主張に全て同意してるんじゃなくても、参考・興味が湧くから見に来てるんだ。非生産的で、HP趣旨に反した絡みを見たい訳じゃない!

>メビウス774さん

その官僚組織の問題点を指摘している当の本人が同じ問題を抱えている、にも関わらずそれを棚に挙げて批判するのは如何なものかと問うているのですよ。
辻元清美が政治倫理を語り鳩山由紀夫が約束の重要性を説いているようなものです。

>2013年6月 4日 (火) 14時12分

>>『戦車不要論は人気コンテンツ』

こっちよりもはるかに喧々囂々ですが御当人は『人気』と思ってらっしゃいますよ?

天雪君は、皮肉というものを知らないらしいな。

>>cascade

ご心配なく。
分かってて言ってますよ。
ところであなたのおっしゃる『予防すれば未然に防げるのだから備える必要は無い論』と『長射程弾道弾を短射程で撃った場合の弾道』に関して追加は無いんでしょうか?

〉天雪
自分が自分の脳内で合成した脳内数多氏や清谷氏の言説をリアル数多氏や清谷氏にぶつけてもなあ。

天雪 様
”説得力皆無”と書くのではなく、より説得力のある反論を書いた方がいいですよという話しです。

名有り 様
アニメの固有名詞を出したのが、良くなかったのかもしれません。
今後は、ファン心理を考慮します。

暫く待ってみましたが結局数多氏の言い分に賛同する方は一人も現れない。
賛同しないと表明する方も一人も現れない。
つまり、賛同できない=おかしい、と思ってはいてもそれを口に出せない・・・という状態。

>つまり、この方は、変える必要性は認識しつつも、配備計画を変更することは、変更する事により、それ以前の配備計画が間違っていたことになるとして、変更には反対だったのです。

↑これと同じ思考ですよね?
おかしいと思いつつもそれを表明すると数多氏の言が間違っていたことになるので言えない。
硬直化した組織によくある光景ではあるのでしょうが、問題は御自分達が同じ状態にある事を認識出来ていないこと。
同じ事を他者がやったら「お前が言うな!」と思いませんか?

>アニメの固有名詞を出したのが、良くなかったのかもしれません。

いえ、上でも書きましたが一例を持って全体を『○○である』と知ったかぶりするその思考形態が問題なのです。
しかもわざわざ「見ていない」と中身を知らない事をアピールまでしている。
毎度言いますが他者がこの言い回しをしてそれを納得するのか、と。
日本の一部マスコミや中韓が良く使う手ですよね。
「○○が人気という事実は日本の右傾化を示している」・・・ああ、なるほど、その通り、と思うんですか?

まだやってたの?坊やに賛同してる者も現れてないけどね、

天雪様

沈黙していたら、我々(少なくとも私)の意見を、間違って解釈されているようなので、コメントいたします。レスをしないで済みませんでした。

○結論
私は、数多さんの無謬性を信じていませんが、数多さんを支持します。今回の論争について、天雪さんを支持しません。

○具体的なコメント

天雪さん>でも『数多久遠の無謬性』を信じている以上そこは批判できない、だから避けて通っている・・・違いますか?

違います。(過去レスで反論した実績有り:笑)

天雪さん>そうじゃないと言い張るなら、『ガールズパンツァーは見ていませんが、あんなアニメが作られるのも、日本人が非常に戦車好きだからでしょう。』に賛同して頂きましょうか。

賛同しません。なお、私の中では、上記の2つの私の意見は全く矛盾しません。

> 暫く待ってみましたが結局数多氏の言い分に賛同する方は一人も現れない。
> 賛同しないと表明する方も一人も現れない。
> つまり、賛同できない=おかしい、と思ってはいてもそれを口に出せない・・・という状態。

いいえ。全く違います。

少なくとも私は yes でも no でもなく、第3の答え=「そもそも人格攻撃系の議論はきらいなので、参加したくない」(=内容の議論をしたい)ので沈黙していただけです。誤解なきよう。

まとめると、
・私は「どちらかと言えば」、数多さんのご意見に賛成です。
・当然ですが、数多さんの無謬性も信じていません(ご本人も言っていない)。つまり、数多さんのご意見に「全て賛成」ではありません。
・数多さんが良い議論、問題提起(必ずしも全てただしい必要はない)をして、幾人かの皆さんが、異なる立場で建設的なコメントを述べることで、私自身の勉強になっております。このことに感謝しています。


「内容に関する対案/意見」「具体的な提案」は、私だけでなく、このページをROMされている多くの方々にも役立つので、良いことです。しかし、「白黒を付ける」「他者を自分の意見に従わせる」ための議論は、私には無価値です。ぶっちゃけ私はそうしたコメントは読みません(注*)。(それでお返事が遅くなってしまいました。。。)。全員が一致した意見にまとまることはないし、そうすべきとも思いません。

当然ですが、天雪さんが「内容について」コメントなさっている時には、もちろんしっかり読ませていただいております。

またこれも銘記しておきますが、天雪様や、(私が反対意見を述べているときの)数多さんに、「私の意見に賛成しろ!」と考えることもしません。「私はそのご提案のここに反対で、自分の意見はこれこれである」というコメントをするように心がけております。「白黒つけよう」という発想が、そもそも私にはない。その方がよほど建設的で有益な議論になるからです。

○まとめ
まとめると、「私は、数多さんの無謬性を信じていませんが、数多さんを支持します」。私の無言を天雪さん支持と誤解されることのないように銘記しておきます。

以上。

*注:この私のコメント自体、「他の皆様の役に立つ建設的な意見」が少ないので、私自身の基準では「読まない」コメントです(苦笑)。本来はそういうコメントは書かない方が良いのですが、距離をおきたいための「沈黙」を、「賛成の沈黙」と誤解をされたままだと困るので敢えて書きました。申し訳ありません。

>天雪

>暫く待ってみましたが結局数多氏の言い分に賛同する方は一人も現れない。
>賛同しないと表明する方も一人も現れない。
>つまり、賛同できない=おかしい、と思ってはいてもそれを口に出せない・・・という状態。

オブイェクトみたいな教祖マンセーブログに入り浸っているから、
こういう気色の悪い間抜けな発想しか出来なくなるんだよ。

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