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2013年3月 6日 (水)

Xバンドレーダーを経ヶ岬に追加配備

2機目のXバンドレーダーが経ヶ岬に配備されることになりました。
米軍Xバンドレーダー配備 2カ所目は京都・経ケ岬」(産経新聞13年2月24日)

Xバンドレーダーについては、昨年の8月に沖縄以外の自衛隊基地という情報がありました。
参照過去記事
Xバンドレーダー追加配備_誤報と意味(その1)
Xバンドレーダー追加配備_誤報と意味(その2)

この時には、日本南部、島、沖縄県以外にある自衛隊基地等の情報から、沖永良部島を予想していたのですが、冒頭の産経記事を見ると、秋頃から経ヶ岬等が検討されていたようです。

 自衛隊と米軍は昨秋から西日本の空自基地で日本海に面した候補地を選定。(1)経ケ岬分屯基地(2)芦屋基地(福岡県芦屋町)(3)見島分屯基地(山口県萩市)の3カ所が浮上した。


なので、アメリカが対中国から対北朝鮮に比重を移したが故、配備地を沖永良部から経ヶ岬に変更した訳ではないようです。

つまり、8月の報道は、沖縄世論配慮ではなく、中国配慮だったようです。
さすが民主党政権。そこまで読み切れませんでした。

車力に配備された1機目のレーダーは、米本土に向けたミサイル対処でした。
ハワイ方面にも対処できる位置ではありましたが、グアム向けには不適でした。
経ヶ岬は、グアム向けのレーダーと言えます。
Ws000008

日本に対する価値としては、THAAD用ランチャーを持ってきたとしても、防護できる範囲に重要な施設が少ないので、これによる価値は少ないですが、イージスと連携することで、ほぼ日本全土に対するミサイル防衛力を強化できます。
Ws000010
THAADランチャーを持ってきた場合の防護範囲

しかし、基本的には日本防衛用ではなく、車力同様にアメリカ用です。

 

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