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2013年2月 1日 (金)

日本共産党と戦う情報保全隊

赤旗は、随分前から情報保全隊を目の敵にしています。
「赤旗 情報保全隊」でググっただけでも、赤旗の記事が山のように出てきます。
自衛隊 今も国民監視 違法な個人情報収集 情報保全隊の内部資料」(赤旗12年9月4日)
国民監視、人権も民主主義も無視 自衛隊情報保全隊の実態」(赤旗12年9月4日)
国民監視にも復興予算 情報保全隊の器材整備費 13年度概算要求」(赤旗12年10月14日)
保全隊に携帯 これで復興? デジカメ・車両無線も 森本防衛相 “守るのは自衛隊員”」(赤旗12年10月19日)

赤旗に記載されている情報保全隊の部隊紹介は次の通りです。

自衛隊情報保全隊 防衛相直轄の情報部隊。表向きは、防衛秘密の保護と漏えい防止を目的としていますが、実際には国民監視が主任務。陸海空3自衛隊に分かれていた情報保全隊は2009年に「自衛隊情報保全隊」に統合・新編。10年には民主党政権のもとで増員され、定員は約1000人。国民監視差し止め訴訟の仙台地裁判決は、差し止め請求は却下しましたが、「違法な情報収集」だと認め原告のうち5人に賠償支払いを国に命令。原告・被告双方が仙台高裁に控訴しました。


情報保全隊は、大多数の自衛官にとっても、何をやっているのか良く分からない部隊です。
しかし、秘(文書)を扱う資格である防衛適格性を持つ隊員にとっては、毎年、かなりのプライバシーまで含めて申告する文書を書かされるので、なじみが薄いという訳でもありません。
赤旗は、国民監視のための組織だと言って攻撃しますが、赤旗が表向きの理由として書いている通り、防諜(情報漏洩の防止)、特に自衛隊員を籠絡して、情報を流させるエージェントとして取り込まれることを警戒・監視している部隊です。

そのため、当然の結果として、自衛官を籠絡しようとする勢力の動向を監視することになります。
国民全体を監視している訳ではなくて、自衛官のオルグを狙う団体、及びその主張に繋がりそうな組織・個人を監視することになります。

赤旗が、情報保全隊を目の敵にするのは、彼等が意図する自衛官のオルグに対抗する部隊が情報保全隊だからなのです。

赤旗の尻馬に乗って、朝日や毎日あたりも情報保全隊を批判しますし、部内(自衛隊内部)からも煙たがられる情報保全隊ですが、日本の防衛のために必要な組織です。

なお、個人的には、復興支援のために情報保全隊に予算が付けられた事には注目しています。
具体的な事例の情報がありませんが、過酷な被災現場で活動し、疲弊した自衛官を対象として、「大変ですね」などと言って接近・オルグを図ってきた事例があったのではないかと推測しています。

何かとベールに包まれた情報保全隊ですが、彼等の活躍は、拙著「黎明の笛」にも書かせて頂きました。

その活動の一端(特殊なケースですが)が分かって頂けるのではないかと思っています。



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情報・防諜」カテゴリの記事

コメント

国民監視が目的というなら、自衛隊、もう少し広げて防衛省関係者とも海外政府機関とも関係ない人物を監視した証拠を見せて頂きたいです。
そもそも、一般的隊員との人員の比率が200対1であるし、出入りする関係者などを監視したりするなら、国民監視など出来るか良く考えてもらいたいですね。
後、黎明の笛が軍事研究の2月号に書評でのってました。
なかなかやりますね。

Suica割 様
ありがとうございます。
赤旗としては、情保隊が、自衛官に工作した証拠がない組織まで監視しているから攻撃する、というのが表向きのようです。

1000人の人員で総国民の監視が出来るなら、自衛隊全体の監視は15人くらいで充分という事になってしまいますよね。

アメリカも、軍人が結婚する時には所属長(NCO)⇒上級士官(CO)の承認が必要なんですけど、相手が外国人の場合は情報機関が3ヶ月ほどの身辺調査をします。(勿論当人の適格性によっては更に長く深く調査します)

よくアメリカの軍人系サイトで婚約者から「私たちの結婚を軍が『許可・不許可』する権利なんてあるのですか?」という質問が上がる事があります。
でも、軍は婚姻そのものを許可・不許可はしないんですよね。
関係者からの回答では「軍は婚姻そのものの許可・不許可はしません。あなたの婚約者の今後の配属・昇進が変わるだけです」と説明されています。

身辺調査も、以前は共産系活動との接触がメインでしたけど、最近はテロ系(イスラム系)との関連にシフトしているみたいです。
海軍のNCISも非軍人による組織で、軍人による犯罪だけではなくテロ犯に対しての調査・検挙をしていますし、ONI(海軍情報局)も非軍人による組織でこれはもうCIAに並ぶ情報調査してますね。
ここまで来たら、CIAとの境界(あるいはオーバーラップ)が限りなく薄れて『国民総監視』しているのではないかと疑われても仕方ないですが・・・・。

赤旗も相手にしてもらっているうちが華かも知れませんね。

ご参考まで
ONI(海軍情報局)
http://www.oni.navy.mil/index.htm

純@LA 様
軍人の結婚に関する動きは、日米で大差ないですね。
もっとも、日本の場合、結婚によって配属・承認が変ることについて、明言してません。ただし、暗黙で誰でも知ってますし、当然と思われています。

日本でも、最近はイスラム系もチェックしているでしょう。
それよりも、中国系の方が重視でしょうが。

初めまして。齋藤と申します。現職の海上自衛官です。
木更津に勤務しております。

私も以前、情報本部と調査隊におりました。日曜日に書店に行き、数多さんの書籍を購入しようと思います。なかなか好評ですね。
そこで提案なのですが、北朝鮮拉致問題を書くつもりはないでしょうか。
初めて投稿して、いきなりでもうしわけありませんが、上記アドレスは拉致被害者のご家族から依頼されて作ったものです。藤田隆司さんです。たまに国会中継やニュースにでており、国連を動かす原動力となっています。もちろん、安倍首相など拉致問題を真剣に考えて下さっている議員さんの助けもあります。
特定失踪者問題調査会は、かなり元調査隊、元情報保全隊、元特殊部隊隊長などが支援されていますね。もしかしたら、数多さんも詳しいのでしょうが、私の知人の救う会埼玉には、なかなかいい動きや人物がきますよ。
その辺を小説形式で書くのはどうでしょうか。まだ、拉致問題を扱った小説はヒットしていないので、ウルトラーダラーのように、今後起こることを虚虚実実のストーリーで展開するとおもしろいと思います。
関係者には、お会いできますので、元自衛官も何人かおられるので、取材がてら、どうでしょうか。喫茶店でお茶でもしながら熱くかたりませんか。
あと、救う会埼玉の動画撮影支援に廻っている方は、横田夫妻と非常に親しい映像会社の方です。もちろん、かなり深いところまで話を聞けますよ。
その辺折り合いをつけながら、世に拉致家族を中心とした、あるいはそこに接触してくる工作員(本当にいるようですね)の姿を生生しく描く。いい提案だと思いませんか。
今後とも、よろしくお願いします。
あと、恐らく、私の知り合いと数多さんの知り合いは情報関係者ということで、何人か共通の知人がおられるかもしれません。私の素性探りながらでも構わないので、横田夫妻の心のうちを描いてみませんか。大反響間違いなし、と思うんですが。

齋藤正栄 様
小説は、何よりもそこにドラマを織り込まないと成立しません。
その点で、拉致問題をテーマにするのは難しいですね。

架空の拉致被害者を登場人物として書く方法はあるかもしれませんが、特定失踪者問題調査会などを舞台として書くのは、私のような書き手には手に余ります。
心情を丹念に描ける純文系の方なら書けるかもしれません。

それに、今のところ次作を執筆中ですし、その後2作ほどは、既にテーマがほぼ決まっています。

もちろん、拉致問題は忘れてはいけない問題なので、注目しておきたいと思います。

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