ブログランキング&ツイッター

  • 軍事・防衛 ブログランキング
  • ツイッター

« KDP出版記 その5 個人電子出版における価格 | トップページ | 用語解説付き「黎明の笛」第3版リリース »

2012年12月28日 (金)

オスプレイは離島防衛に寄与するか?

オスプレイの自衛隊導入を検討するそうです。
関連の記事としては、以前も「オスプレイ配備で一挙三得」を書いてますが、今回のニュースを踏まえて、有効な活用策があるか考えてみました。

オスプレイ、自衛隊導入に向け検討へ(読売新聞12年12月22日)

 南西諸島など離島の防衛強化をにらんだもので、安倍新政権の下で導入に向けた検討が加速する可能性がある。

 防衛省はすでに、オスプレイの具体的な活用方法などに関する調査研究費500万円を13年度予算案に計上する方向で調整中だ。


本音は、むしろ沖縄の世論対策な気がしますが、建前である離島の防衛強化という点で、費用効果が高い使い方としては、目達原駐屯地の西部方面ヘリコプター隊に配備し、相浦駐屯地の西部方面普通科連隊の輸送を行なうという方法があります。

オスプレイの航続距離を持ってすれば、地元の反感が強い沖縄にオスプレイを配備しなくても、尖閣で緊急事態が発生した際、相浦から離島対処即動部隊であり、島嶼防衛を主な任務とする西普連の精鋭を載せて、一気に尖閣まで飛行後、リペリングで降下させ、無給油で宮古島の宮古島分屯基地まで飛行させることが可能です。(さすがに
搭乗人数は満載という訳にはいかない)
Photo
目達原-相浦75km、相浦-尖閣1030km、尖閣-宮古220km、総行程1325km
オスプレイ航続距離:
ペイロード2,721kg、垂直離陸700nm (1,295km) 以上

ちなみに、CH-47は航続距離を伸ばしたJAでも航続距離は1037kmに留まるので、相浦からでは尖閣まで到達するのがやっとです。

しかも、所要時間は、相浦から尖閣まで2時間程です。目達原から相浦への移動を考慮しても3時間も要せずに、尖閣にレンジャーを主体とした陸自の海兵とも言える西普連を送り込める意義は大きいものがあります。
この時間は、中国本土から活動家を乗せた漁船や公船が出航してから動き出しても、先に到着が可能な時間です。

今後、主権の主張のために陸自を緊急に送り込む必要が出てくれば、少数でも、高価でも、オスプレイを配備する意義はあるでしょう。

何より、恐らく政府の本音である沖縄世論の沈静化のために役立ちます。
調査費500万などとケチな事を言わずに、一気に配備に動いても悪くないと思います。

にほんブログ村 政治ブログ 軍事・防衛へ
にほんブログ村

« KDP出版記 その5 個人電子出版における価格 | トップページ | 用語解説付き「黎明の笛」第3版リリース »

先島防衛」カテゴリの記事

コメント

 自衛隊にオスプレイ?いやいやいや、尖閣諸島がどうとか言ってる場合ではないでしょう。
 オスプレイに第一空挺団と特殊作戦群を乗せて上海市の後方を扼(やく)することで、上海市そのものを一時的に機能不全に陥れられます。戦略目的は全く不明ですが(爆)、中国にしてみたら心底嫌な想定でしょうねw

尖閣も然りですが、離島やレーダーサイトの防衛も考えるとオスプレイ良いですね。

>何より、恐らく政府の本音である沖縄世論の沈静化のために役立ちます。

無理ですね:
http://www.japantoday.com/category/national/view/okinawa-demands-investigation-into-318-illegal-osprey-flights

最早、重点はOspreyは安全の機体がどうかではなく、米軍は自分の協定を守れる事が出来るがどうか、つまり米軍の人格や信用問題になりつつある。

トラックバックを反映させました。オスプレイの利点が図解で理解が出来る素晴らしい記事だと思います。
問題は大綱の定数のどこに位置付けるかですね。

だ 様
沖縄で、これだけ反オスプレイキャンペーンが行われるのは、中国の意向が背後にあると思ってます。
中国としたら、非常にいやな航空機でしょうね。

名無し 様
レシプロの時代にジェットが現れたようなものですからね。

香港からの客人 様
あれは、民主党政権が悪いのだと思ってますが、そもそも無理な約束をさせちゃってるんですよね。
民主党の負の遺産です。

アシナガバチ 様
あ、大綱を失念していました。
確かに、大綱中でどう位置づけるか問題ですね。

ただし、政権交代で大綱の見直しは必至みたいですから、別表が変わることを期待します。

>あれは、民主党政権が悪いのだと思ってますが、そもそも無理な約束をさせちゃってるんですよね。
民主党の負の遺産です。

確かに民主党政権が約束をさせちゃったかもしれない。だが、どっちが悪いと言うならやはり海兵隊側と言わざるを得ない。

経緯はどうであれ、約束を破るのはやはり倫理的悪です。

普通なら、約束を破るときの「阻却事由」は三つ有ります:
1)全力で守ろうとしたけど力が及ばす。だが、この約束にはこれを適用できない。それに覚書に同意するのは「これは可能だ」と認めるに等しい。
2)事情は約束された当時と大幅に変わっている。だが、覚書に同意したから一年にも立っていない以上、それは通じると思えません。
3)強度の脅迫により約束させたの場合。だが、SOFAの内容や日本が守られているの立場から考えると、約束を強要する力は日本に有ると思えません。

なら、たとえ無理な約束をさせちゃったとしても、海兵隊には破る正当な理由がない。そもそも遵守する気が無いなら約束すべきではない。拒否し、理由を正々当々述べるの方が良いではないでしょうが?

あの覚書は民主党の猿芝居かもしれません。ただし、それなら猿芝居に乗るの海兵隊は少なくとも同罪でしょう。

しかし予算的に大丈夫なんでしょうか?某JSF氏のサイトのコメント欄をみても陸自はUH―Xや10式、空自はF―XやC―1・P―1、海自は各種艦艇とどこも予算カツカツで空母同様日本にとっては無駄に長すぎる行動範囲と高額な修得コストで政治家から押し付けられた大迷惑でしかないという論調でした。
自分としては予算が許すなら是非ともな装備ですが其によって肝心な他装備の修得に影響が出るなら考え物ではないかと思うのですが…。

香港からの客人 様
確かに、約束を守らないのは×ですね。
一番状況が近いのは、3ですが米軍側とすれば、一時的にヘリがない状態にしてもっと激しい政治問題化させるとかする手もあったと思います。

ファッツ 様
予算は、この分を増額してもらわないと、後は陸自を削るしかないでしょうね。
個人的には10式を削ってもいいと思ってます。
というか、25年度の概算要求数は、UHXがこけたおかげで増えているのではないかと想像しています。

この時期、海兵隊の約束破り(どちらかと言うと約束の存在すら知らぬような飛行)はちょっと痛いですよね。

海兵隊のみならず自衛隊にもV22配置は、赤い国にとってはとても嫌な動きだと思います。
海兵隊のオスプレイ反対運動に参加していた大勢の(大半の)赤いベストや赤い帽子の人たちは今度は何を理由に反対デモをするのでしょうね?

確か、陸軍か海軍はコストが問題で不採用(採用見合わせ)になったと記憶しています。
アメリカで約80億、商社が入って輸入すると日本では約100億?
運営コストが約100万円-80万円/時間
それでも、イギリス海軍、ノルウェー、イスラエル、アラブ首長国、カナダなどが検討中らしいです(Wikiより)

>10式を削ってもいいと思ってます
個人的には何を言っても自由、公的な提案としては
到底容れられるものでは有りませんな
戦備は其の場の思い付きで買い物メモを削除する
家庭人であってはならぬと痛感

>10式戦車

なんで調達しなきゃならんか分からないです。

現在戦車の定数は400両(これでも国土面積辺り世界有数の配備密度)90式戦車の生産台数は341両・・・すぐ定数満杯です。
定数外の教育用を入れても100両前後しか必要ないでしょう。これワザワザ開発する必要は有ったのでしょうか?それに90式が弱体で現代の陸戦に使えない代物ならともかく現在でも世界屈指の戦車ですよ・・・それとも陸さんは、10式の調達のために90式をもう棄てる方針なんでしょうか・・・他に買わなきゃならない物が多いのに。

別に戦車を全廃しろとは思わないけど。現状の優先順位を考えれば、10式戦車調達の必要性が高いとは思えないのが「別に戦車を単なる装備品としか見ていない」一般的見方だと思います。

まあ10式はすぐ定数満杯になるから遠からず生産は止まるのでしょうが(?)今、スグ止めるべきは「火力戦闘車」でしょう。火砲も定数削減をした中で火砲を更新する必要性は低いです。それこそFHー70の延命に取り組むべきでしょう(どこも主力装備の延命をしている)。

私の知り合いの「陸のCGS出のエリートさん」は「日本に戦車はいらない」と平気でおっしゃります(本人は機甲なのに)。陸の内部でも色んな意見があることでしょう・・・

海族殿
浅学非才なるも敢えて申し上げますと

>現在戦車の定数は400両(これでも国土面積辺り世界有数の配備密度)

山らしい山、谷らしい谷など何処にも無い国と山或いは谷とで分断された国とで配備密度を一
律に語られても実感が湧きませんな。
移動速度を上げようとして輸送部隊が戦闘部隊を弱体化させ兼ねぬと恐怖せしめたのが彼の
「動的防衛力」なる妄言であったと思われ。

>10式の調達のために90式をもう棄てる

制式化前後に調達した分は幾ら使い続けたくとも痛みが酷く修繕費に相当の出血を強いられて
いると推測、大綱別表などと言うつまらぬ縛りを無視出来ぬ上、ガタの来た手持ち機材を新機材
で代替することは至極当然ですな。

>FHー70の延命に取り組むべき

如何に取り繕おうが延命は其の場凌ぎ、戦力向上の魔法の杖などでは有りませんな
(敗戦前の海軍然り)

>日本に戦車はいらない

総意であればとうに答えは出ていると思われ。
また核と核による脅しを実現させる手段が無ければ空理空論ですな。

純@LA 様
表向きは、危険だからという理由で反対するんでしょうね。

価格は確かに課題ですが、他のヘリとの性能、価格を考えれば、100億でもそれほど高いとは思えません。

専ら読む側 様
日本が中国と陸続きなら戦車をなくせなんて言いませんが・・・

海族 様
私も、現在の10式の調達ペースは疑問です。
ご指摘のとおり、これではあっという間に400両に到達し、新規製造が止まったメーカーも困るのではないの思うのですが・・・

火力戦闘車は、私はかならずしも反対ではないですが、FH-70は戦略機動性も悪くないので、代替する必要性は考慮してしかるべきでしょうね。

機甲の方でさえ無用論を口にするようになりましたか。
昔は、他特技の方が遠慮がちに言うくらいでしたが。
400かゼロかという話も出てくるかもしれませんね。

>地形

地形云々しだせば、そもそも我が国に戦車無くば対処不可能な敵は上陸出来るのでしょうか?冷戦中の全盛期のソ連軍でも難しく。また現在海空自衛隊及び米軍が優勢中でそれを行うのは未来も難しいでしょう・・・なおかつ味方が機動しにくい地形ということは、敵にも当てはまるわけで。

現実的に考えれば着上陸戦が我が国で起こると可能性自体が考慮する必要性がないほど低いでしょう。

>痛みが・・・

90式の古いやつでもほんの20年じゃないですか・・・先進諸外国でもオーバーホールして使っているじゃないですか。海空自も主力装備を延命しているご時世ですよ?何贅沢しようとしてるんですか。

>FHー70

火砲の必要性も低下し定数は削減したのだから戦力の向上も必要ないでしょう。大体日本の火砲の保有数自体が諸外国と比較しても多い。そもそも、このFH70自体が戦力向上を目指さなければならないほど老朽化・陳腐化しているのでしょうか?性能自体は現在も第一級の砲であり、また砲身は自衛隊の射撃数と減装薬を使用していることを考えると、まだ相当使えます。傷んだ動力系の交換ををしてオーバーホールすれば、まだまだ使用できます。

ところで現在の我が国の防衛にとっての課題は何でしょうか?

答えは中国とのゲームですよ。その中で、戦車やら火砲の役割は極めて少ない。

今優先すべきはモノは何ですか?

>今優先すべきはモノは何ですか?

確かに、未来十年が十五年程度に限って海空兵力に偏重する方が良いでしょう。ただし、これ以降に至るとどうでしょう。そこでも、海空自衛隊及び在日米軍の優勢になるんでしょうが?中国の揚陸能力をたびたび増強し、再び上陸できる脅威まで発展になりかねないでしょう。

日本はこの最悪の未来を備えなければ成りません。その為に基盤が必要に成ると思います。

だから、仮に防衛予算を増やしてくれない場合、短中期の出血は陸自からと言う点は文句が無い。だが、基盤と言う点から考えると、兵科(或いは、この科の兵器の国産能力)の消滅で出血量を満たすとは名策ではない。

ましてや、Ospreyの様な高価玩具のために…Ospreyの平時安全性について文句を付くつもりがないが、戦時の戦術有用性ならどうでしょう。

寧ろ、比較的に余裕が残し、術力の重要性が比較的に低い上再建も比較的に簡単の普通科から消す方が良いと思います。だから、必要なら、残されたの師団も旅団に再編する方が望ましい。

数多様

遅まきながらコメントします。年末よりオスプレイの価値をずっと考えていたのですが、なかなか決定打が出て来ません。私見ですが、おそらく現在の編成に「追加して」この機体を整備する、という考えでゆくと、あまり価値はないのだと思います。

唯一思いつくのは、数多さんのご指摘の通り、「本土の基地から、辺境の前線へ、急速に兵力を展開する」任務です。

第1には空挺団の機動を、パラシュート降下ではなく、オスプレイにすることで、「空港がないところでも」迅速に安全に事前展開することです。この場合、C-1 or C-130の代替ということになるのですが、そう言われると、C-130やC-1の方が航続力や搭載力で遥かにすぐれており、価値がありそうに思えて来ます。そもそも空港のない僻地が、日本にほとんどない。従ってこれは決定打ではなさそうです。

第2には、敵国に占領された有人島を奪還する時に、空海自衛隊+米軍の力で「一時的な航空優勢」を達成した所で、逆上陸を考えるような時に有力です。このような本格的な戦争においては、空港は占拠されているか、弾道弾などで破壊されていると考えるべきであり、オスプレイの有無は戦術的に決定的な違いを生み出します(実際にはその能力があるというだけで、敵にとっては頭の痛い問題になる)。

この2つの例では、展開するのが小戦力だと意味がないので、V-22を20機は運用できる必要があり、最低で30-40機の整備が必要です。位置づけとしては陸自のUH-60JAの後継という形になります。そのコストは膨大ですが、そこには「前線近くに大きな基地を持たなくて良くなる」というメリットが付随します。那覇の第15旅団を拡充するコストより、オスプレイを整備する方が安価かどうか?という視点が出てくれば、価値が出てくるかもしれません。

#ただし、米海兵隊がもう少し撤退すれば(しそうですが)、15旅に第2の連隊を編成し配備するための駐屯地は安価に確保できそう。

この「大隊規模を一気に600kmも輸送する機動力」は、当然ですが、他の任務にも有力です。例えば現在各地に師団、旅団が「貼付け」られていますが、これだけの機動力があれば、貼付ける必要性が減るでしょう。第12旅団+空挺団を、本州全体に対する1日以内で展開できる緊急展開の増援部隊と位置づけることすら可能です(本当か?:笑)。(反対は多そうですが)兵員を2−3万人削減したり(あるいは実質的にこれだけの人員分を人件費を払わずに増えたのと同義と考えても良い)、駐屯地を集約してコストを下げることが可能かもしれません。

なぜなら、現在1100名の師団連隊が駐屯する所を、650名の大隊(旅団連隊と僭称している)に置き換えても、数時間を耐えれば20機のV-22から500名規模の大隊が展開して、1100名規模に増強できるからです(実際には支援部隊があるので2-3往復が必要でしょう)。全体のパイが減るということを無視すれば、防衛は成り立ってしまう。とてもとても乱暴な議論なのは認めますが、もっと大事なのは、2日もあれば1個旅団(空挺団)まるまるが増援に来ることです。そして敵が諦めて撤退したら、また2日で撤収できます。

#そもそも本州に敵が上陸を企図するようなことはあり得るか?またそのときにV-22が20機も生き残っていることがあり得るか?残っていても制空権を取られていて飛行できないのではないか?が疑問ですが。。。

このように、「非常に機動力を重視した新しい陸自」というビジョンがあれば、V-22の価値は出て来そうです。一方で、現在の編成/装備体系にV-22を「追加」するとなると、なんとももったいない形で終ってしまうかと思います。レンジャーの投入 --> 後方かく乱などには使えそうですが。。。

なおセンカクネタはあまり考えていません。既にコメントしたことがありますが、陸域が狭く人の生存に厳しい土地であり、かつ艦砲射撃にもってこいの地形なので、補給を絶って、敵を完全に餓死させてから(実際にはその前に降伏する)、ゆっくりと逆上陸する、これがセンカク対応の一番の方法だと思うので。この逆上陸の時には、V-22は必要ないでしょう。DDHからその辺のヘリで上陸すれば良い(制海権を得ていることは大前提です。これない限り、そもそも奪還はあり得ない)。

以上、いろいろ考えた案です。欠点もありますが。。。
長文失礼します。

ドナルド氏を言わんする作戦は本質的にヘリボーン作戦に近い。だが、これだとOspreyばかり考えるではなく、普通なヘリコプターで同じ作戦を遂行の場合どうなるが、これと比較しなければ成らない。

一例として、Ospreyではなく、Mi-26を買うならどうでしょう?先陣の速度は遅らせるのは明白ですが。

先ず、Mi-26の運搬能力の方が遥かに強い。Ospreyのカタログスペックなら24人。これに比べてMi-26は80人。つまり、同じ機数でも、Mi-26を買うなら3倍の人員を運ぶ事が出来る。

そして値段、大まかけど、Mi-26のFlyawayは二千から二千五百万ドル、Ospreyは七千万ドル。まだ三倍程度。

つまり、同じ出血を想定するなら、Ospreyじゃなく、Mi-26を買うなら、一気に運べるに人員は九倍程度に成ります。因みに、Ospreyを全く運べないの装備(96式とか)も運べる。

Mi-26は輸送ヘリですので、突撃能力が無いとされていますが、Ospreyは本来求めたの突撃能力が有るが否がと言えば恐らく無いでしょう。マーリンでさえ「ちゃんと制圧したからOspreyを送る。以前と違う」の趣旨な発言をしたが、実際これは批判者側の言うとおり「突撃能力が無い」と認めているに極めて近い。高価も有り、基本的にOspreyは輸送機・輸送ヘリ扱いでしょう。

ドナルド 様
空挺降下は、携行できる装備が極端に軽装ですから、空挺降下とオスプレイでの空中機動では大きな差があると思います。

オスプレイの大量使用によるオスプレイボーン(造語)は、悪くないと思ってます。
駐屯地の一つや二つつぶす価値はあるでしょう。

南西諸島の離島への展開を考えた場合、ヘリでは沖縄に進出した時点で意図がバレバレですが、オスプレイなら我の意図を秘匿したまま奇襲的に実施できる可能性が高くなります。
その価値は、単なる距離が倍になった以上の価値があるでしょう。

香港からの客人 様
Mi-26は、スペックだけ見ると確かに悪くは見えないのですが、稼働率などの点で問題があるのではないでしょうか。航続距離などを考えれば、位置づけとしては少し大きなCH-47というところでしょう。

また、識別の点でも、ロシア機はさすがに選択としてないと思います。

>空挺降下は、携行できる装備が極端に軽装ですから、空挺降下とオスプレイでの空中機動では大きな差があると思います。

空挺降下でも、他の装備は適切ならかなりの大物を投下する事が出来ます:
ja.wikipedia.org/wiki/BMD-3
ja.wikipedia.org/wiki/2S25スプルート-SD_125mm対戦車自走砲

正式は15000ポンドを運べると言い張りながら試験中7200ポンドしか運ばなかったオスプレイで使用できる物ではありません。

>南西諸島の離島への展開を考えた場合、ヘリでは沖縄に進出した時点で意図がバレバレですが、オスプレイなら我の意図を秘匿したまま奇襲的に実施できる可能性が高くなります。

1)ここはわが日本の「強力な防衛意識」を示時なので、秘匿は必ずしも良いではない。

2)貴方のプランだと先ず目達原駐屯地から相浦駐屯地へ移動し、小隊規模の西普連隊員を乗せる、そしてSSWへ移動しています。中国のスパイが見ているなら大抵何が起きているのは分かるでしょう。

3)こんな緊急展開を実施したいでも、距離差も考えれば、15旅団の小隊をUH-60J辺りで搭載して派遣する方が早いでしょう。

4)私は自衛官幹部なら残念だけどこの任務を断りたい。派遣したのはいいものの、着陸しても、法的に何も許されません。全く面白くない所が、部下の命を無為にリスクするに成ります。

想像してください。緊急展開出来た所、漁夫達はやはり上陸する。自衛官に逮捕する権利は有るんですが?政府は治安出動を出さない限りないですね(出すと思う?)。もし日本「兵」の眼下に中国漁夫を悠々と歩くなら、日本の実効支配はこの日に終わるでしょう。

日本の法体制と思想では、こんな事は警察に任せるしかありません。だが、石垣からの緊急派遣なら、普通のへりでも十分でしょう。

>稼働率などの点で問題があるのではないでしょうか。

調査もせず買うと言ってないですが。

民間業者でも運用しているので、稼働率は解決できない問題ではないでしょう。それに私は何方がって言えば、稼働*数*を重視している。3倍の機体(値段は1/3ですので)があれば、Ospreyは如何に信頼性高いの機体でも敵わないでしょう。

もっとも、稼働率重視ならOspreyを選ばないでしょう。
http://www.fas.org/sgp/crs/weapons/RL31384.pdf
http://www.aviationweek.com/Blogs.aspx?plckBlogId=Blog:27ec4a53-dcc8-42d0-bd3a-01329aef79a7&plckController=Blog&plckScript=blogScript&plckElementId=blogDest&plckBlogPage=BlogViewPost&plckPostId=Blog%253A27ec4a53-dcc8-42d0-bd3a-01329aef79a7Post%253A14405f8c-b3f6-498a-ab07-e8da0b98a5ac

ただでさえ自衛隊は有限の予算で今幾つのハイリスク飛行機計画を抱えている(JSF、UH-X、P-1とC-2も多分デバッグ作業を残っているでしょう)。もう一つを増えるべきではないと想いますけど。

>航続距離などを考えれば、位置づけとしては少し大きなCH-47というところでしょう。

CH-47を抱えるので、少しの所ではないでしょう。CH-47は世界20国程度も使用しているなので、そう比較するも悪くない。Mi-26自体も十国程度で使用されています。

Ospreyは「考えている」(暴論だけど、考えるだけなら私も出来ます)の数国しかありません。

>また、識別の点でも、ロシア機はさすがに選択としてないと思います。

ロシアと戦争するつもりが無い限り、これはそんな大した心配ではないでしょう。

もっとも、今回の趣旨は「Mi-26或いは他のロシア機を選擇すべき」より、「普通のへりでも大抵同じの運用が出来ますので、Ospreyばかりを考えるではなく、ちゃんと優劣を比較してから一番適切な機体を選ぶべき」の趣旨です。
=====================================================================================
だが、持論を出すと、もし私はタイムトラベルで1990辺りまで戻り、外交を支配する事が出きたら、一番変えたいのは対ロシア政策です。冷戦が終わっても日本も含めるの西側はおおまかにロシアを準敵国扱いし続けるのは私の印象です。これに比べると、中国はなにをやっても許されると感じます。

西欧や米国にとって現在の所でも大した痛みではないですが、日本は今この政策のつけを払っていると気がします。もし、最初からODAを中国ではなく、ロシアへ向け、そして適切に軍備を購入して、彼奴等を死守しようとしているの軍事産業を支えたら、2012年に至の極東軍事バランスは違うでしょう。

1)ロシアの安い兵器を大量購入する事で、例え個の兵器が劣ると見積でも、今より高い戦闘力。
2)ODAと武器購入により、ロシアへのレバーを増やし、同時にロシアが中国に武器が売るの必要性を減らします。これを使って、中国への武器をブロックする。中国はこれでもこそこそ現代武器の知識を得るですが、完全なサンプルが無いと、断片しか習う事ができないので、レベルアップが遅らせる。結果は中国の軍事発展を遅らせる。
3)ロシアを支える事によって、軍事力を比較的に高い水平に維持する。そして、ロシアは中国に武器を売らない等によって、関係を弱めて、結局中国をロシアを警戒しなければ成らない為陸軍に力が入り、日本に脅威を構成するの海空軍の発展をさらに遅らせる。
4)誰が先頭するによって、結局欧州も比較的に親露させ、欧州とロシアの関係改善によって、各国に中国の脅威を相対的敏感させます。
5)出来れば最終的にロシアを石油等だけではなく、武器輸出国(それは、中国やシリア等の国では無く、西欧州の様な国へ)としてを設立する。そして、ロシア極東軍で中国を牽制させます。

最低でも関係改善によって二方面を強いられなくで済む事ができるでしょう。

だが、日本人は周辺環境は他に西側国と異なる事は理解しようともせず、普通は八方美人すら揶揄されるのに、二十年もやはりロシアは準敵国扱いでキツイ。そもそも彼処で戦略的重要性はロシアにとって「10」なら、日本に取って「1」も足りないし、住んでいるのもロシア人で有るにも関わらず、いつまで経っても他国の戦勝品を欲しがっている。自分も他国から戦時責任を責められるのに、今でも1945年8月の出来事について文句を言っている(あの時、侵攻日ではなく4ヶ月前に一応警告したのは精一杯の義でしょう)。飛行機を少々接近するとぎゃぎゃするし。

はあ。もしこの全ては国益に損なわないならこれでも良かろう。だが、何時までも修復しないの日露関係の所為で今は中国からの脅威を明に大きいにも関わらず、日本は両方面作戦に強いる事に成る。

この通り、今は一刻も早く関係修復が必要です。日本に出せるのカードは北方領土放棄以外はなにが買う事に成ります。ロシア家電等を買う人間は無いですので、買うなら軍備しか有りません。もしたまたまこの軍備は安いし、自国の防衛要求にも合ってるなら、私の意見は一つ:

「さっさと買いなさい!」

長く文に成って済みません。

香港からの客人 様
物量投下は、コントロールが難しいので、離島の場合適地があるかも問題になるでしょう。
それに、小隊規模で良ければ、当然15旅団がUH-60で進出することになるでしょうね。

警察で済むときには当然警察で対処です。
事態を放置すれば、中国はいずれ警察では済まないことをしてくるでしょう。

問題は、その時の備えです。
長くて速い足であるオスプレイの価値は高いと思います。

識別では、中国も使用している点が問題です。

ヘリも含めての話は了解です。
当然そうですね。
ただ、オスプレイを自衛隊が導入する一番の効果は、沖縄世論に対する効果です。
ヘリではそれは望めません。

ロシアは、確かに大きく変わりました。
ですが、まだまだパートナーとして付き合えるような国とは到底思えません。
最近では中国の方が目立ってますが、拡張志向があることは変わりないですから。

ただ、2正面を避けるために、対中国を戦うつもりなら、もう少しロシアとは接近してしかるべきだと思います。
確かに、ロシア製家電なんて買えないでしょうから、買うなら兵器か資源ですね。
どちらがリスクが高いかと言われれば、微妙な線かもしれません。

相浦から尖閣への直行飛行は推測航法に慣れていない陸上自衛隊では無理でしょう。夜間洋上低空で自立航法装置が壊れた場合など、それに対する対応訓練は受けていません。海軍と陸軍のパイロットは基本的考えが異なり、すぐにマスターできるものとは違います。さらに彼らは慣れていない洋上飛行はやりません。やはり海上自衛隊陸戦隊に改編すべきです。非常時にはGPS等の航法装置にはジャミングがかかりますし、天候も大敵です。洋上から飛び立つのが一番です。ひゅうが型護衛艦には極めて優れたCCA(GCSのキャリアタイプ)があるようですが、使い慣れていないと夜間の着鑑は困難です。従って、陸では最も優秀な西部方面普通科連隊を海上自衛隊陸戦隊に組み入れさらに米海軍のシールズのような訓練をも施すべきでしょう。

はげおやじ21 様
今時、推測航法しかないというのも考えがたいですが、陸自が洋上飛行無理だなんて言ったら15飛行隊のパイロットに怒られますよ。
陸自だってVFRでしか飛べない訳じゃありません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オスプレイは離島防衛に寄与するか?:

« KDP出版記 その5 個人電子出版における価格 | トップページ | 用語解説付き「黎明の笛」第3版リリース »

最近のトラックバック

ブックマーク、RSS