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2012年12月 6日 (木)

「黎明の笛」第2版への改訂作業とレビュー未反映の件

アマゾンで販売している「黎明の笛」ですが、おかげさまで徐々に販売が伸びている状況です。

紙の本も含めた全書籍のランキングで150位前後をうろうろしています。
大した数字だと思います。
誠にありがとうございます。

しかしながら、早くも課題も出ております。
一つには誤字が多いと指摘頂いたこと……
何度もチェックはしたものの、自分では何度見ても気が付かないものです。
この点は、気が付いたら都度修正致します。

もう一つは、専門用語が多く、分かりにくいとのご指摘を頂いたこと。
電子書籍なので、解説にリンクすることができるので、現在、解説とリンク作成の作業中です。
第1版をお買い上げ頂きながら、用語が理解できず挫折した方は、2版が出るまでお待ち下さい。

しかし、改めて解説を加えた方がいい用語をチェックしてみると……なるほど数が多い。
確かにこれでは分かりにくかったかもしれません。
前作「日本海クライシス2012」に対して、用語の説明が話の流れをぶった切っているため良くないという批判を頂いたため、今作では、話を追う上で最低限の用語だけを、会話の中や地の文で説明しました。
が、自分でも思っていた以上に、何気なく専門用語や自衛隊用語を織り交ぜてしまったようです。
一部伏線も、用語一つで伏線としている部分なども多く、その当たりが理解されないが故に、ご都合主義にも見えてしまったかもしれません。

なるべく早く第2版を上梓したいと思いますが、思った以上に解説を書くべき用語が多く、しばらく時間を頂きそうです。

なお、レビューを書いて頂いたにも関わらず時間が経過しても反映されていない場合は、アマゾンによって拒否されているようです。
拒否されたのかどうかは、再投稿が可能かどうかで判断できるそう。(再投稿が可能=拒否された)
拒否の理由は、長すぎたり、ネタばれを書いていたりなど、レビューガイドラインに抵触していると判断された場合との事です。

レビューを書いて頂いていても反映されていない場合は、申し訳ありませんが、再投稿していただけると助かります。

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コメント

>しかし、改めて解説を加えた方がいい用語をチェックしてみると……
>  ~(略)~
>今作では、話を追う上で最低限の用語だけを、会話の中や地の文で説明しました。

 専門用語云々はともかく(自覚は無いけど軍オタだとその辺が気にならない? ^^;)、描写の足りなさには読んでいて違和感が有りました。大人の事情として作品全体の頁数が多いのは嫌われるので、その辺かなぁと勝手に憶測してました。
 ただ、異論を許さない事実として主張したいのですが、まともに描写していたらこの作品は元の倍以上のページ数が必要です。説明が流れを切るとか分量が多いなどの批判がもしあるのなら、説明の量を減らすのではなく、展開や構成の方を工夫して説明の量を感じさせない文章を心がけるべきだと思います。数多さんはせっかく読みやすい文章力をお持ちの方なのですから、小手先ではなく正攻法で正面突破すべきです。
 例えばフォーサイスの『ジャッカルの日』が半分の分量で面白いでしょうか?大いに疑問です。どうしても大人の事情が出版の壁で立ちはだかるのなら、短編・中編などでその壁を突破すべきです。フォーサイスにも作品集の『シェパード』収蔵の作品があるわけですし(出版の順序は後の筈ですが)。

 とまぁこんな感じなので、このままでは個人的なポリシーにもひっかりがあってAmazonへのレビュー投稿はペンディングになってます。申し訳ありません。正規に購入してしがらみなくレビューを書くか、数多さんに個人的にメールして感想を書くか(ただの迷惑メールでしょうが ^^; )、2つの選択肢で検討中で、とりあえず前作を拝読してから決めようかなぁなどと問題先送り状態です(持ち込みをなさっていれば当然聞くだろう耳タコ的な感想しかないので、私の感想にそれほど価値があるとも思えませんが)。いやホント、すみません。

だ 様
描写については、おそらく情景描写、および心理描写が少ないと感じたのではないかと思ってます。

特に、情景描写をどこまで書き込むかについては、当初の事情としては、これ以上書くと規定枚数を超過してしまう公募が多かったためセーブしたというのがあります。
また、売れている作家でないと、単にページ数を水増ししただけにも見えるので人によってはかったるいと感じる部分でもあります。

感情移入で感動させる小説ではないので、ストーリーを進めるにあたって必ずしも必要ないと思った情景描写は、あまり細かく書きませんでした。

しかし、電子書籍なら分量のことは気にしなくても良いので、もっと書いても良かったかもしれません。
おっしゃられるように、細かい描写を加えたら、倍くらいにはなるでしょう。
また、好き嫌いもあると思います。

私自身は、描写の多い作品では、それらをすっ飛ばして斜め読みするタイプですので、描写を多くするより展開が速いほうが好きです。
もちろん、何を面白みとする小説かで全く違ってきますが。

お褒めいただいて恐縮ですが、量を感じさせずに引き込むのは、相当難しいです。
宮部みゆき氏とか野沢尚氏とか、こんな風に書けたら良いなと思う大先輩方はいますが、私はまだまだ足元にも及びませんので……

レビューについては、書けというつもりはありません。
気に入ったら書いていただければと思っております。
個人的に感想をいただければ、それはもちろん今後の反省にしたいと思います。

前作については、だ様のように感じる方にとっては、極めて価値のない作品だと思います。
正直言って、読んで頂くことは勧めません。
情感などは無視した危機のシナリオを小説形式でまとめたものです。
読者を感動させるのではなく、軍事知識を刷り込むための小説でした。
もっとも、今作にしても、エンターテイメントに配慮はしたものの、根本的目標は変わっておりませんが。

やはり個々の受ける感想って随分違うなと感じました。
私は、逆に心理描写や情景描写が的確で登場人物の動作や思考から人物像が現実的に(身近に)伝わり、なおかつ速い展開速度を壊しておらず上手いなぁと感じて読んでいました。だからこそ、登場自分物への自分自身の感情移入も強かったのだろうと思っています。

ただ、もしださんがおっしゃる『描写』が、心理描写や情景描写ではなく、『全体的な状況描写』の事をおっしゃっているなら、確かにそれは時々感じました。
つまり、情報管理室で何らかが行われている間に、幕僚会議(司令部?)では何かが話し合われている(進行している)はずだと思いますし、各駐屯地での動き、陸軍の女性調査官もただ黙って座っているだけではなく時々は自分の隊に連絡を入れたりしているだろうとは感じました。

ただ、軍オタではない私にとっては、この状況で上層部がどう動くのかどんな召集をかけどんな会議や情報収集が行われるのか、軍間でのコミュニケーションはどうなるのか?各地の駐屯地ではどんな対策が取られているのか?という事がより詳しく書かれているよりも、小説としてのメインとサブの主人公の動きが早いテンポで展開・進展していくこちらの形(現行)の方が引き込まれて読み続けてしまいました。

もうひとつ、素人の自分がちょっと気になったのは、3佐や1尉が将と同席し直接会話をする(意見を言う)という状況が現実的なのかどうかという事は、素人ゆえ把握出来なかったのですが、これらは実際にあり得る状況なのでしょうか?
(感想ではなく質問です)

私の個人的な感覚では、これだけの重大会議であれば、2佐・3佐(Major、Lt. Colonel)でもペイペイ下級士官扱いの場かなと感じたもので・・・・(しかも課長ではなく班長クラス)
ただ、事態が緊急を要するので専門職の3佐から直接報告を聞くという事はあり得るのかなと・・・。
でも、私の感覚では3佐(2佐内定)と1佐の間って、1ランク違いでしかないけれど、その1ランクがとても離れた1ランク差のように感じるもので・・・。

純@LA 様
物語が進行している場面以外の他の場所での活動は、自衛隊(に限らず軍事組織一般ですが)が、組織で戦う事を分かって欲しいこともあり、私自身の希望としては是非書きたい所です。
ですが、それを書いて失敗したのが前作でしたし、書き出したら分量が3倍にも4倍にもなってしまいます。それに、物語の進行に直接影響する訳ではないため、読者が物語りについて行けなくなってしまうだろうと思われたため、そぎ落としました。

>3佐や1尉が将と同席し直接会話をする(意見を言う)という状況が現実的なのか

これは、空自(というか米空軍も同じだと思いますが)が、陸海と(特に陸と)違う部分です。
物語の進行上、普通以上に話をさせたという所はありますが、3佐や1尉が将と話すことは珍しくありません。というか、普通です。

将官がいる司令部としては、下は航空団司令部から航空総隊司令部まで、かなり差異はありますが、作中の部隊とした総隊司令部でも、3佐は幕僚の主軸となる担当者ですし、ましてや班長(2佐~3佐)ともなれば、課長以上に専門的知見を求められる立場ですから、意見を言えなければ勤まりません。
作中で書いたとおり、2尉がブリーフを行なう事は流石に少ないですが、1尉が報告を行なう事も珍しくないです。
航空団司令部レベルであればなおさらです。

ただ、最初に書いた通り、これは空自だからという点はあります。
よく言えばフランク、悪く言えば支離滅裂な空自ならではでしょう。
空自の感覚で、陸の上級者に意見したら、思いっきり睨まれた経験もあります。

数多さま
黎明の笛を読んで初めて知った事実として、米陸海軍海兵隊・沿岸警備隊(海保)同様に、日本の自衛隊も3軍の独立性が高く(強く)意外とコミュニケートが取れていないのだな・・・という事がありました。

多分、米国防省同様に、4軍合わせてひとつの組織で統一して出来る事を各軍が別個にしかも重複して、(費用・人員等)無駄に何かを行っている部分は多いのだろうなとも感じました。

その点も含め、大きな組織なだけに同じ空自内でも、部署・所属が違えばそれぞれの別個の動きがあると思い、確かにそちらにも興味が沸きました。

ただ今回は、それらを含まず主人公を中心にした主軸から外れずにスピーディな展開で進めて頂いた事に感謝しています。
多分、情報管理室の状況と併行して他地区の基地や他部署での動きを含むと、早いテンポでの展開が相当くじかれて、途中で休み休み読む形になったかもしれません(私の場合は・・・)

尉官・3佐が司令部会議に参加する(直接意見する)というのは、空自独特の文化なんですね。
文中、曹と士がわりとフランクだったような印象も受けましたが、これも空自独特なのでしょうか?
あるいは、曹から士官へ昇進する事が珍しくない自衛隊全体の風潮なのでしょうか?
アメリカの場合、曹と士の間には高い壁があり、袖に重たいほどの線が入っても襟にバッジが付く事はないです。
(多分、一旦除隊して再雇用しないと、EからO(曹から士)へはなれなかったと記憶してます)

アマゾンのレビューに関しては、『過去に日本アマゾンで何か買った事の有る人』ではないとレビューが書けないそうでうす。
一度でもアマゾンから何かを買った経歴があればOKであって、黎明の笛を買った客ではなくても良いそうです。
私の場合は、米アマゾンで購入履歴はあっても日本アマゾンでの購入履歴が無いので、会員登録をしていてもレビュー投稿は弾かれるようです。
米アマゾンの会員登録で日本アマゾンへログインしようとすると、そんな会員は居ないとハナから弾かれます。

純@LA 様
日本の場合、統合に乗り出したのが最近のため、アメリカ以上に3幕の間のコミュニケーションは取れていません。
徐々に改善してきているようですが。

3幕間の無駄については、基地・駐屯地機能の集約や救難部隊の統合など、いろいろと話は出てきています。

小説として、贅肉をそぎ落としたのは良い方向作用したようで、嬉しい思いです。
アマゾンを使ったこともあり、このブログの読者以外にも、ともすると防衛に否定的な方にさえ読んで頂けているようなので、その点では良かったなと思っております。

曹士と幹部の間の壁については、3幕で若干の違いはあるものの、アメリカと日本の差と比べれば微々たるもので、日本の場合は、曹士と幹部の間の壁は大したことありません。
これは、文化じゃないでしょうか。
日本の場合、曹士が非常に優秀なので、実力的に幹部と曹士の能力に差が少なく、その結果だと思います。

レビューの件は、いろいろと調べて頂く事までして感謝しております。
アマゾンのシステムですし、comで書いて頂いただけで十分です。そのおかげかcomでも結構な数がDLして頂いてます。

Amazon.comから無料レンタル対象作品をさがしていたところ、この作品に出会いました。面白くて一気に読みました。これからも応援しています。

名無し 様
ありがとうございます。
日本語作品は少ないですよね。

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