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2012年11月 5日 (月)

ギャンブルをしない人間は外交に関わるな!

離島奪還訓練が10月22日に中止決定されました。

これは、長いスパンで見た尖閣危機の危機管理において、大変な過ちです。
これについては、日中関係をウオッチしているブログ「政治学に関係するものらしきもの」が、中止決定後に「演習中止でアメリカを怒らせ、中国を喜ばせる日本」として、慧眼に満ちた記事を書いています。

 しかし、私は重視するのは、中国側が今回の事件をどう受け止めるかで、日本に対して強気に出れば、日本は折れるという印象を与えてしまったことが大きなマイナスであったと思っております。

 実際これまで何度か紹介しております通り、今回の尖閣諸島の問題を巡っては中国国内では、日本に対しては強気に出るべきとの意見があり(アメリカに対しては下手にでる反面、日本に対しては強気にでる中国)、こうした演習の中止が中国国内で外交的成果と受け止められることを私は恐れます。


そして、この危惧は、まさに現実のモノとなりました。
中国公船が、11月2日から4日にかけ、3日連続で領海侵入したのです。

離島奪還訓練の中止により、中国に対して、日本は状況がエスカレートしても軍事的衝突にまで踏み込む覚悟はないと、誤ったメッセージを与えてしまった結果です。

危機管理は、エスカレーションラダーを跳ね上げないよう、コントロールすることだと見られていますが、その具体的方法は、むしろ適切なブラフをかませることにあります。
つまり、相手が暴発しない程度に脅しをかけ、相手を引き下がらせることにより、我が目的を実現させます。
これは、ポーカーやブリッジといったカードゲームに近いと言えます。
(ちなみに航空自衛隊のパイロットは、ブリッジ大好きです)

 外交とは駆け引きであり(丹羽大使に対する中国側の見方)、相手の嫌がることをして初めて、それが取引材料に使えるわけで、それを初めから放棄してしまって話し合いという姿勢は私は国際社会では通用しないと考えております。

前掲ブログ記事より

ギャンブルもやらないような真面目な人間は、外交に携わってはいけません。
今回の訓練中止を決めたと言われる岡田氏は、真面目でクリーンな人物と評されているようですが、この意味で、外交には不適切な人材です。

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安全保障・外交」カテゴリの記事

コメント

問題なのは現内閣にとってこれが恐らく失敗ではないこと。
失敗ならいつかは反省の可能性も無くはないですが、むしろ彼らの主観では成功でしょうからね。
成功である以上現内閣・現政権が続くかぎりまたやる・もっとやるでしょうね。

ま~た中共の尖閣侵奪野心を 『 刺 激 』 しちゃいましたね。
サヨクの方達はよっぽど戦争がしたいのでしょう。

 左翼系の言論人はしばしば「タカ派は事態をエスカレートさせ、ハト派は事態を抑制的に収める」というイメージを語ります。でも実際は、ハト派が誤ったメッセージを相手に与えて相手をエスカレートさせたり、タカ派がこちらのメッセージを明確に伝えて相手のエスカレートを防いだり、といったことがしばしば起こります。
 結局一番大事なのは状況を正確に捉えて判断することだと思います。事態をエスカレートさせたくないという「願望」ばかりが先行すればこちらが退けば相手も退くという希望的観測に縋ったり、こちらの要求を通すという「願望」ばかりが先行すればこちらが押せば相手が退くという希望的観測に縋ったり、といった愚かな判断につながります。
 今の日本はまさに前者ですが、実は戦前の日本も最初は前者だったんですよねぇ。前者の態度で事態を悪化させて、後者の立場に追い込まれた面がありました。翻って現代を考えると、最初から(恐らくは最後まで)後者の習近平はまさに無能な為政者の極みですが、故金正日は最初は後者の立場で事態をエスカレートさせ最後は前者の立場で事態を収める(不愉快ですが)実に有能な外交家でした。

ご自分の財布で払えるなら好きにしてもらっていいんですが、私達国民の命を張ったギャンブルは遠慮して頂きたいものです。
適切なブラフと仰いますが、そのブラフが適切かどうかは何処の誰が判断してくれるんでしょうか。
それこそ 2012年11月 5日 (月) 15時54分 の方が仰るように、要求を通すという「願望」ばかりが先行して、押せば相手が退くという希望的観測に縋っているのではありませんか?
私達の命が掛かっているのですから相手にコールされた時に自分の手がスカでしたでは困るのです。そんな時はブルではなくベアを選択できる政治家こそ外交交渉に必要な人物ですよ。

 2012年11月 5日 (月) 17時24分の人は根本的に勘違いしてますが、要求、それも何の根拠も正当性もない言いがかりを一方的に突きつけて、一方的に乱暴な行為に及んでいるのは、専ら中国側であって日本側ではありませんよ。
(2012年11月 5日 (月) 15時54分は自分のコメです。名前入れ忘れました)

これはギャンブルというより単純に岡田の勝手な判断から来てるものじゃないでしょうか。
前から言われてるように民主の連中は中国のビジネスにどっぷりつかってる
奴らばかりですし。(岡田はイオン系列と繋がりがありますね)
経団連あたりからも突っ込まれたんでしょう。

米軍の少女暴行事件などといった最もらしい理由でカモフラージュしているわけですね。

名無し 様
この誤判断が、中国公船による領海侵入を招いたとは理解できないかもしれませんが、キャンベル国務次官補に注文を付けられた事で、少しは不味かったかも程度には思っていると思います。

いぬざめ 様
どう見ても、バカなんですよね。

名無し①(だ) 様
今回の件は、ハト派が誤ったメッセージを相手に与えて相手をエスカレートさせたケースの典型ですね。
国際関係の教科書に乗せたって良い事例だと思います。

見習うべき国ではないですが、確かに北朝鮮は外交で相当の利益を得ています。核や弾道ミサイル開発で、どれだけ支援させたことか。

名無し② 様
参加しなくてよいなら、参加しないという選択もあるでしょう。

ですが、我が国は望まないにも関わらず、中国にポーカーテーブルに付かされた立場です。
最初から、フォールド(降りる)して尖閣を中国に献上しますか?
嫌でもテーブルに付かされた以上、勝負は勝たねばなりません。

尖閣では、軍事衝突になれば自衛隊有利と言われる状況です。手はスカではなく、十分に強い手です。

その状況でベアに出るなど愚かな選択です。
実際、ベアに出た結果、公船に領海侵入されてますよ。

ナオ 様
丹羽氏を大使に就けたのも、岡田氏でしたからね・・・

これは、民間企業間の価格交渉・契約交渉、あるいは市場占有率・チェーン店の出店計画などと同じく、調査・分析・試行などの裏づけの元の駆け引きと似た状況になるかと思います。

ギャンブルと言ってしまうと、名無し様のような反応をなさる方がいらっしゃるかと懸念します。
民間企業間のかけひきであれば、所属企業が市場を失って業務縮小・倒産しても、他社へ転職出来ますが、国家間であれば転職も容易ではありません(他国籍へ帰化する事は可能ですが)

ただし、『はったり』はまずいと思います。
葉隠れのどこかにも、「本気で構えた木刀は脅しで抜いた真剣に打ち勝つ」と書かれていた記憶があります。
抜く時は切る(使う)覚悟で・・・・。

数年前は、ガス田が焦点だったのに
紛争が沖縄本島に近づいているのが、不気味です。
(与那国島や石垣島の領海で、中国の海洋観測艦が調査を始めてから、大騒ぎをする気ですかね)

あれは正解の動きです。

先ず、「奪還演習」をプレーした所で、何が得る?無いと想います。米国は牽制と言いますが、具体的に中国の何の行動を牽制するんですが?

軍事行動?確かに「演習」はこれを制限する事があり得る。ただ中国は多分何れにせよこれをやらない。戦闘を遅延する程自分に有利ですから、彼奴等にとってまだ時期尚早です。

経済報復?中国はこれをやりそうけど、これは軍事演習で牽制できると到底思えない。もし米国は本気に中国を牽制したいなら、軍事ではなく経済で行くしかない。例えば、反制裁の準備とか。だが、米国は自国の利益為にこれをやらない。

漁政船の派遣?はっきり言うと、米国は一応だけど中立を保っている。領土紛争中ただ公船派遣で自分の領有権を主張するのは一番穏便、一番世界に迷惑を掛けない方法に近い(もっと穏便なのは、書面抗議位です)。あれも反対なら、中立の建前すら放棄に等しい。米国はこれをやらない。

つまり、演習した所で日本に得られる事は少々の経験しかないと言っても良い。

逆に言えば、演習辞めた所で何が失った?少々の経験以外は実は何もない。別に自分の法律を放棄させたではないし、主権やプライドの損も皆無。実害(ここは金とか命とか)が更に無い。

これに対し今演習を続けたら失う事が有る。外交カードを出すにはフリーではない。先も言った様に「演習」と言うカードは主に軍事手段への抑制ですので、中国は軍事をプレーしない場合、実は空振りです。

だが、空振りと言っても、中国は何らかの報復しなければ成らない。軍事はそもそも時期尚早ですので、封じられでも構わない。多分経済で行くでしょう。この場合、日本への実害に成ります。経済利益は全てではない。だが、無視できる物でもない。

或いは、報復せず、「被害者」プレーもできます。これで、世論を少々自分の側に移動させる事ができます。因み「反攻」と「攻撃」の行動はほぼ一致ですので、自衛隊批判の材料に成れる。

更に言えば、「演習」は象徴性の外交カードであり、一回プレーするに次、常態化に成、次回プレーしてもパワが落ちます。

じゃ、今回の演習を手札に戻す事で、以上の損を回避が出来る。演習と言うカードの鮮度も最大限保存が出来、もっと効果的な時点で最大効力で出す事が出来る。

勿論、中国も追撃と言う選択肢が有りますが、やろうとする場合、今回は自分に批判を招きます。更に、譲歩したのに、なにも得られない日本人も多少怒らせる。これは日本の弱点を自分の手で治すに等しい。
==
米国よ、「演習」はどういうカードなのが理解してますが?万能カードじゃなく、攻撃力は限定的な方向しかない、対価も付きますよ。それも考え、損得関係をしっかり計算すれば、今回の選択は「正」だと解る筈。

久遠氏は「11月2日から4日にかけ、3日連続で領海侵入した」のでこの策は失敗と判斷したらしいが、これは違うと想います。中国のクレームはここまで発展しただと、最早以前の状態まで戻れません。以後中国公船の領海侵入は常態化に成るでしょう。数年後は毎日もやるに成るんでしょう。つまり、これは「損」として数えべく物ではないと想います。そもそも得られない物なので。

だが、ここの反応を見る限り、中国の手出しは少々早すぎると想います。多分「譲歩した所で、これは譲歩しない」と言いたいでしょう。あれは彼奴等の立場から計算すれば「ごもっとも」です。これを辞めるなら自分のクレームを弱く成っています。

ただし、関連性を薄く成るまでもう少し間を置くべきだっだ。今は追撃としか見えません。これで、日本が「被害者」に見られる分、日本人を怒らせる分、中国に譲歩した所で何も得られないの印象を与えた分、中国の損に数えられます。
===
最後、Gamblingについてちょっと語ります。

日本は基本的にこう言う勝負事が弱い。本人はカードを遊ばない人間ですが、例えるなら貴方は中国選手とカードで勝負しようとしている。だが、貴方今テーブル上の金は家族の生活費も含めています。まあ、彼奴も同じですが、どうやら貴方程気にしていないらしい。そして貴方の後ろに彼奴のスパイが有りそうで何時も貴方のカードを読もうしている(貴方はこう言う奴がや雇いていない)。

そして何より貴方だち両方の後ろに各自の家族が立ち会っています。だが、貴方の家族は「もうやめようよ」とか「負けたら私達の生活費はどうする?」とか「ギャンブルは良くない」とかと言っています。
彼奴の家族は「日本の鬼を殺せ!」とか「南京に死んだ同胞の仇を取れ!」とか「負けなら一緒に窩窩頭を食いましょう。キャンドル一つで我慢しましょう。一緒ですから、遠慮なく行け!」とか言っています。(彼奴は何年も掛けて、今の勝負の重要性を家族に教えていたんですので、この差は当然かも知れませんが…)

やれますが?こんな状況で…

やれないなら別の路線で行くしか無い。確かにギャンブラーは外交スタイルの一つですが、全てではないと想います。

>香港からの客人さん
貴方は根本的に我々日本人とは考えが違うようですね。
領土を守るという行為は、例え一企業の利益を損なうとしてもそれ以上に大切なことなのです。
それが国益を守ることなんですよ。まずそこを理解してください。

日米で離島奪還訓練軍事演習をするという行為は、挑発を続ける中国に対してけん制する
行為そのものなのです。それをわざわざ取りやめるということはこのまま土足で家に入り込んで
良いですよ、と言っているようなものです。

最低限、日中双方が近海での軍事演習を控えるという提案と合意の基でなら意味もあったんですけどね

合意もなしに一方的に俺ヤーメタって宣言したところで、

揉めてる相手から見れば、だから何??やっぱり俺が正しいって事なんだよね。だから俺はこれからもやり続けて良いんだよね。でもお前が悪かったって事なんだからお前はもうするなよ

・・・という理屈にしかなりませんものね。これ太平洋戦争や憲法の本質的な問題と一緒じゃないですか?
何と学習能力の無い

純@LA 様
ギャンブルという言い方は、書いている本人としても、多少煽り気味の炎上上等で書いてますので、感情的な反感を持たれても仕方ないかなと思っております。

前のコメントレスでも書きましたが、今回は、自分の手が強いにも関わらず、降りてしまっていることが問題だと考えてます。

メリッサ 様
日本は中国の属国になればいいと発言するような人間を駐中国大使にするような政権ですから、そうなっても騒がないつもりなのかもしれません。

香港からの客人 様
中国の牽制については、アメリカが日本に肩入れすることを行動で示すことが牽制になります。
実際に牽制になることは、中国が訓練に反対していたことからしても明かかと思います。

おっしゃるとおり、中国にとっては「戦闘を遅延する程自分に有利」だと思います。
ですから、以前にも書いたとおり、日本はエスカレーションさせた方が事が有利に運びます。
極言すれば、勝てる状況の内に、戦闘にさせ、軍事的に一旦でも決着を付けた方が良いのです。
中国がそれで諦めることはないでしょうが、一旦実行支配がどちらなのか、はっきりさせることは、その後ICJに提訴されるようなことになったとしても日本にとって有利に働きます。

中国による報復は、大歓迎です。
できれば軍事的に暴発してもらった方がいいです。

確かに日本人はギャンブルが弱いですね。
おまけに相手は一党独裁で、世論に対する配慮はなしとは言わないもの、非常に少なくて済む。
国民に対しても、嘘の情報ばかり流すことをする国家ですから、ギャンブルは強いでしょうね。

ただ、再三書いてますが、手が強いのに勝負を降りるようなマヌケは止めて欲しいのです。

日本酒命 様
これは、アメリカで交通事故が起こった際に、謝らないことと同じですね。
最初から謝る岡田氏は、実に日本人的です。

>一旦実行支配がどちらなのか、はっきりさせることは、その後ICJに提訴されるようなことになったとしても日本にとって有利に働きます。

働きません。しれっとウソをつくのは辞めて下さい。ICJが見るのは両国間で領土問題が発生した時点以降ではなく、それ以前つまり1970年代以前の両国の行為です。

この件が日中台間の領土問題となった以上今から灯台や船着場を作ったり、島を国有化してもICJの審理で日本が有利になることはありません。勿論軍事的な衝突があって一旦決着がついてもです。
Blog主が仰っているのは島で武力衝突を起こし、その結果をもって居直り強盗同様に自分の物にするようなものです、いわば中国が南沙や西沙でやってるやり方と何ら変わらないでしょう。
それでOK、国際社会は弱肉強食で勝てば官軍、負けた国の主張なんてただの泣き言何処の国も耳を貸すわけ無いだろと仰るなら私が何も申し上げる事は無いのですが
やはり恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する”日本人”としてはこの問題を国際的な枠組みの中で解決したい所で、総理も9月の国連総会で領土・領海を巡る紛争の解決手段として
ICJの活用を呼びかけたのは記憶に新しいところです。
この問題で軍事的な選択肢を取ることは問題の解決に繋がらないどころか、東アジアの緊張をムダに高めるだけで日本にとって何ら益の無い結果に終わりますよ。

@7日 (水) 03時42分氏
>働きません。しれっとウソをつくのは辞めて下さい。ICJが見るのは両国間で領土問題が発生した時点以降ではなく、それ以前つまり1970年代以前の両国の行為です。

日本Wikiでこう言う論説を読んだが、これは何方がって言うと、少数派意見ですね。知ってる限り、英語圏では全く見当たらない程ね。で言うかこの論説だとそもそも領土紛争があり得ない。

少なくとも、日中韓政府のエキスパートはそう思わない。多分、一番お互い同意出来る事でしょう…

そして、戦争はルール違反ですので、中国から始めさせなければ成りません。でないと、ケースが弱く成るのは自分だと想います。どの道、法的に強く成れませんのは同意です。

>やはり恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する”日本人”としてはこの問題を国際的な枠組みの中で解決したい所で、総理も9月の国連総会で領土・領海を巡る紛争の解決手段としてICJの活用を呼びかけたのは記憶に新しいところです。

これは甘いと想います。尖閣諸島の編入は中国に取って長期の相対的、絶対的利で有り、相手に長期の利を放棄させるには短期の相対的な利で彼奴を長期を放棄させるしかない。

そもそも、中国はICJ等に乗らないの国策を取っている。何故なら自分が強く、法の力等頼らなくでも良い。あれだけを放棄させるにも、相当の利で押すしかない。そもそも例え何らかの方法で裁判と成立させ、そして勝つとしても、中国に順守させる手段は無い。で言うか、国連決意でも中国の拒否権により成立しない。(NicaraguavUSでもう見たんです)

法は飽くまで有力な司法者が有る場面のみ有効です。

日本は最早中国に放棄させる程の利を与える事ができない。あの路線で行くなら、天安門直後、中国が孤立された時に交流回復の対価として放棄させるのは未だチャンスが有るんですが、今は無い。

経済戦で相対的な利を作ろうでも精々相討ち。

もう一つの方法として、島毎中国に挙げる。プライトを捨てる事ですが、もしこれで本当に終わるなら、実利を優先するも手の一つ。悔しかったら「棚上げ」に同意した田中総理とこれを許した自分達に向けてください。そしてこのミスを以後犯すな…

ただし…中国は既に沖縄にまで動き始めている。今は未だ低音量でしかないけど、尖閣諸島を渡す途端違うでしょう。なら、放棄も選択肢ではない。寧ろ、目を沖縄から逸らす為主張維持しかない。

成ら、除外法で軍事手段しかない。もし不同意なら、具体的な代案を示してください。
===
@ナオ
私も一応日本国籍が有るので、実は「我々日本人」の一人です。確かに日本人の平均感覚から離れているでしょうけど。日本語もこのザマですし…

どの道、前回の答えにも伺える様に、私から見れば、「領土を守る*という行為は、例え一企業の利益を損なうとしてもそれ以上に大切なことなのです。」と言う思いは中国人の方が強いです。

*ここは中国のクーレムに正当性を与えたく無いが、中国庶民の曖昧な歴史認識に依り「釣魚台」を自国領土として認識しているので、「守る」を採用したです。
===
@日本酒命
確かに中国は多少いい気分でしょう。だが、これだけです。実利は稼いでいないし、押すと多少の代価を払わなければ成らなく成った。小さいながら実利が日本側得ている。

相手にいい気分を与えるだけで実利を得られるなら、ドンドン与えるべきです。
===
@ 数多久遠
>自分の手が強い

ブリッジなら相手の手より強いと無傷で勝て金を得られるが、所詮外交はブリッシではない。例え何方がって言うと「殺敵一萬,損兵三千」の世界です。

米国対イラクの様に「殺敵十萬,損兵五百」ならまだ気軽く攻める事ができるでしょうが、日本対中国はその国力差がありません。

なら例え最終的に戦争の覚悟があるがどうかを関わらず、戦争前に先ず一方的に「損兵一百」でも和平を試みるも必ずしも悪手ではありません。そもそも、今回は「損」らしく損が無く、「損兵一百」で例えるのもオーバです。少々「世論点数」を得られますし。

>中国の牽制については、アメリカが日本に肩入れすることを行動で示すことが牽制になります。実際に牽制になることは、中国が訓練に反対していたことからしても明かかと思います。

えっと、ここは「牽制」と「嫌がらせ」を混同しているではないでしょうが…

中国としては何方がって言うと、あの演習が無かった方が良いでしょう。だが、それで終だ。

「牽制」は英語のPinに該当すると理解しています。相手は有る行動を取りたいけど、貴方の動きによって動け難く成ったら牽制に成りますが、前回も述べた様に、中国はこの演習に因り取りたいけど取れないな具体的行動が無いと判斷します。これでは、Pinに成れません。

「牽制」に成らないな嫌がらせはただ相手の移動空間を増やすだけです。嫌がらせたから、有る程度の仕返しも国際慣例の比例性原則に因り許されます。例えば、見方を変えるなら、あの演習は上陸自体は避けたものの、やはりやるんですから、中国の漁政船に因るの仕返しに正当性を与えたの解釈も可能です。もし上陸を続行する場合、漁政船もっと大勢に出しても、比例性原則の範疇内に成、結局日本の主権を弱めるに成ります。と成と、この演習は逆効果とも言えます。

もし米国は最低限の中立を保ちながら日本に肩入れたい、且つ日本の主権を弱めているの中国公船に対し嫌がらせではなく、牽制したいなら、実は簡単と想います。第7艦隊の船で時々尖閣諸島の領海内にさり気なく遊弋させます。中国漁政は領海侵犯しそうなら、「偶然」に邪魔を入らせます。入った物を尾行します。もし巡視船が司法する時、漁政船が邪魔しようとするならあれを牽制します。

これだけでメーッセージが送れるし、あの演習より刺激性が低いながら牽制性が高く、継続効果も有ると想います。

>できれば軍事的に暴発してもらった方がいいです。

これは恐らく政府方針に成れないと指摘すべきでしょうが、確かに残された方法は少ないですね。

だが、此の路線で行くでも主に軍事を牽制するの演習をプレーするのは不適切でしょう。寧ろ、漁政船を妨害し、さらに経済戦にも牽制するによって中国に「軍事」以外の牌を封じる方が適切でしょう。中国は多分今で「軍事」をプレーしたくないけど、他のを封じるなら、プライドの為にFoldではなく、Playするかも知れません。

名無し 様
非武装中立による平和の幻想を語る人は減りましたが、国際法及び国際司法による平和の幻想を持たれているのでしょうか。

実効支配というのは、それこそ問題化した以後にどちらが支配しているかということです。

香港からの客人 様
結局、あの田中角栄を総理にしたのは日本国民なんですよね。
民主主義である以上、自業自得ではあります。

手が強くとも、日本人に「死なばもろとも」(2次大戦頃によく言われた台詞で、死ぬのであれば、共に死んでもらうとの意)の覚悟がなければ、勝てないことは承知しています。
腹立たしいことですが。

演習に関しては、アメリカが参加する意志を中国に見せつけることが重要です。
牽制は、中国の外交アクションを牽制する訳ではありません。
尖閣において、偽装漁民の上陸を含め、軍事的行動を採らせることを牽制することに目的があります。

>中国は多分今で「軍事」をプレーしたくないけど、他のを封じるなら、プライドの為にFoldではなく、Playするかも知れません。
なるほど、そうかも知れませんが、他を封じるのは、演習を見せつけることなどよりも、遥かに難しい行為だと思います。

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