ロシア機の日本接近を隠蔽?
防衛省が、何かを隠したがっています。
「ロシア爆撃機が威嚇飛行 ミサイル搭載し日本の領空接近 空自、F15緊急発進」(産経新聞12年7月5日)
爆撃機が接近したのは6月29日。4機の超音速爆撃機TU22が相次ぎ北海道や東北周辺の日本海に飛来した。日本領空に近づいてきたため、航空自衛隊は千歳基地(北海道)のF15戦闘機などを緊急発進(スクランブル)させ対応した。
空自戦闘機は4機すべての機体下部に空対艦ミサイルが装着されていることを確認した。機体の写真も撮影したが、防衛省はスクランブルの経緯や写真を公表していない。
防衛省は、統幕発表という形で、スクランブルになった経緯として、対象機の航路、機種、機数及び撮影した写真などを公開していました。
ですが、今回の報道に関する情報は、確かに公開されていません。
(産経の記事が誤報でなければですが)
統合幕僚監部の報道発表資料
新型の空対艦ミサイルが確認されたため、写真を公表したくなかった等、公開しない理由として考えられるものはありますが、可能性レベルの話であり、材料が少なすぎて推測さえできません。
それでも、防衛省が今回の事案に関して、何かを隠したがっていることは事実でしょう。
今までは公開していたのですから、余程の事がない限り、公開されるべきだろうと思います。
なお、ロシア機へのスクランブルは、急増しているとのことです。
「ロシア機への緊急発進急増 4~6月、前年の倍以上」(朝日新聞12年7月27日)
中国だけでなく、ロシアも要注意です。
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