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2012年4月24日 (火)

嘉手納以南返還によってムダに支出される年間220億の思いやり予算

いわゆる嘉手納以南と呼ばれている在沖米軍施設用地が返還される動きが具体化して来ました。
嘉手納以南を段階返還 日米大筋合意、13地区に分割」(朝日新聞12年4月20日)

Photo
朝日新聞より

約500ヘクタールほどの面積なので、在沖米軍施設用地約2万3千ヘクタールの2.2%ほどに過ぎませんが、普天間周辺の市街地に位置する施設なので、価値の高い土地であり、返還される意義は小さくありません。

一般的に認識されている沖縄世論としては、当然歓迎でしょう。
普天間問題での強硬な沖縄世論も、若干改善するかもしれません。

ただし、一部の方には懸念があります。
そして、それを払拭するため、国民の血税が、ムダに使われようとしています。
それも、毎年220億円もです。

他基地で継続雇用 「嘉手納より南」従業員」(琉球新報12年3月12日)

 防衛省の神風英男政務官は16日の衆院沖縄北方特別委員会で、日米で返還が合意されている嘉手納基地より南の6米軍基地の従業員数が3882人と明らかにした。その上で、返還された際の基地従業員の雇用問題について、「他の施設への配置転換による雇用維持や、職種変更の場合は管理機構を通じて技能訓練する」と述べた。配置転換や職種変更に対する技能訓練で雇用不安に対処する考えを明確に示した。


この嘉手納以南の返還に伴い、同施設で雇用されていた日本人従業員は、やるべき事がなくなります。

民間であれば、事業縮小ですから、整理解雇となるところでしょう。
ある事業をあきらめて、リソースを他に回すとうことでしたら、訓練の上、配置転換もありうるでしょう。

ですが、今回の嘉手納南の返還は、500ヘクタールの内、270ヘクタールは、海兵隊の国外移転に伴って返還されるものです。
つまり、この分は、雇用を継続する必要性が全く無くなる訳です。
残りの230ヘクタールは、沖縄県内の施設に整理・統合されますので、全くとは言いませんが、雇用継続すべき人数はかなり減るでしょう。

3882人の全員ではないにせよ、必然性のない雇用継続が、国民の血税(思いやり予算)で続けられようとしている訳です。
年間給与額については、職務内容によって差があるでしょうが、平均すると年収にして575万円ほどになります。
(直近、平成16年のデータでみると、8813人の雇用に対して、所得は507億円となっています。ソースは、沖縄県HP「沖縄の米軍及び自衛隊基地」より)

3882人の全員分がムダだと仮定すれば、総額では、223億円になります。
これが、毎年支出されるのです。

F-35の購入費用は、大方の予想通り高くなりそうですが、ここまでは行かないでしょう。
このムダ支出がなければ、毎年1機のF-35が、余分に買えるはずなのです。

私は、思いやり予算の支出そのものには反対していません。
日本の防衛上、必要性のある支出だと思います。

しかし、このムダな雇用継続に伴って、これほどムダな支出が継続されることは、日本の防衛にとってマイナスです。

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コメント

意外なところで、無駄がある訳ですね(驚)

下名も、思いやり予算には賛成です。 
(「思いやり」という言葉には違和感を感じるのですが。。。)
米軍が沖縄から出ていって、同じ規模で自衛隊が防衛する
予算を考えたら、感覚的ですがはるかに安いと思います。

公共事業的な部分で、雇用継続は沖縄県民の方々には
利益にはなりますが、防衛面ではマイナスですね(汗)

やん 様
単なるバラマキ公共事業になってしまっているんですよね。
防衛上役に立つならいいんですが。

本当に難しいです(汗)
キヨ○ニ氏みたいに、意味不明に糾弾できれば、
楽なのですが。。。(汗)

やん 様
キヨ○ニ氏ですが、私は賛成できない点が多いですが、首尾一貫していて、しっかり主張のある方ですね。

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