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2011年11月27日 (日)

防衛省が文化貢献? 高性能地中レーダーを開発

防衛省が、遺骨収集のため、一般で使用される地中レーダー(探査深度3m)の3倍もの探査深度(10m)を持つ高性能地中レーダーを開発したそうです。

硫黄島遺骨収集 高性能レーダー試作機 防衛省が実地試験 地下10メートルでも探査可能」(朝雲新聞11年11月17日)
Photo
朝雲新聞より

これによって、遺骨収集が効果的に進められるとしたら、もちろん良いニュースです。
沖縄での不発弾探査にも使えるかも知れません。(地雷については、そんなに深く埋まっていることは通常ないので、あまり用がないでしょう)

そして、もしこれが埋蔵文化財の発掘にも使用されれば、文化貢献にもなります。
地中レーダーを使用した埋蔵文化財の発掘については、エジプトでの太陽の船発掘が有名ですが、この地中レーダーが活用されるようになれば、他にもいろいろと見つかるかも知れません。
いでよ太陽の船 ピラミッド脇で発掘・復元作業始まる」(朝日新聞11年6月25日)

ただし、これを国外に持ち出して海外で使ったり、海外の大学等に売るとしたら、防衛省開発品ですから、条件が緩和されなければ、これも武器輸出3原則の縛りを受けることになるでしょう。
他国の軍事力を強化するようなものではないのですから、輸出しても一向に問題ないと思いますが……

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コメント

開発主体は防衛省ですが、遺骨収集や研究に貢献するなら、偏見
を持たずに輸出してもらいたいものです。

輸出よりレンタルの方が良いとおもいます。

レンタルにして広報関係の材料にした方が、と思います。

輸出したら、ドコぞの国にコピー商品をつくられそうですしネ。

やん 様
問題は、収益が出てしまうケースの財務上の処理かもしれません。3原則の緩和でも問題になってましたから、検討されているとは思いますが。

みやとん 様
提供「防衛省」とかでしょうか。
国内の大学とか相手なら、民生協力として行うことも可能かもしれません。

いや~。某国はコピーしないでしょう。
遺骨なんか掘っても儲かりませんから。
列車を埋めちゃう国ですよ。

これで徳川埋蔵金を発け(ry

数多 さま

自分では使わなくても、
輸出用にコピーするかもしれませんね。

似たような話は他にもあります。数年前から陸自が導入している対人地雷探知装置・画像型(↓)は、埋設されている地雷を「可視化」できる優れものです(装置の外観だけは見ました)。「対人地雷の探知装置は、武器輸出3原則の枠外」との国会決議(?)があるものの、輸出された話を全く聞かないのは、使われているハイテク技術が、他用途に転用される恐れがあるからでしょう。
http://island.geocities.jp/torakyojin88/jt.html
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/13/jizen/youshi/18.pdf

イヌザメ 様
埋蔵金ですか。
値段が安ければ、あちこちで地中探査ブームが起きたりして。

nni 様
浅い深度の地雷探査用としては、民間でも同種のものが作られているくらいなので、コストの問題もあるんじゃないでしょうか。

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