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2011年9月 5日 (月)

総合火力演習2011 その1(ベストショット&総火演のあり方編)

記事が1週遅れですが、ご容赦を。
なんと、今年は総合火力演習に行くことができました。

ですが……、今まで夜間演習を含め、予行しか見たことが無く、席も観覧席が確保されているという恵まれた立場だったため、本番を舐めてました。(反省……)

「東京を朝一に出ればいいだろ」と甘く考えていたため、御殿場駅でバス待ちの長蛇の列に並び、会場到着は、状況開始の30分前、席はシート席後方というありさま。

おかげで、目視ではなんとかなったものの、写真は前方の方の頭に遮られ、多少なりともまともなものは、ヘリなど上方に向けて撮れたものばかり……。(器材がショボイという言い訳もあります)

とは言え、折角の機会なので、多少なりともまともだった写真をご紹介するとともに、久々(10年ぶりくらいか?)に見た総火演の所感を書きたいと思います。

まずは、りゅう弾砲で描かれた富士山。
Img_5865
話には聞いていましたが、現物を見るのは確か始めてだったと思います。(過去には無かった)
陸自の能力の高さ(精密な照準と異なる位置に同時弾着させる高度な連携)を示すとともに、富士山の前に富士山を描くという、ひねりの効いたプログラムです。

続いて、UH-1・87式地雷散布装置による対戦車地雷の地雷散布。
Img_5937
効果は高いと思いますが、見栄えは地味ですね。(何やらバラバラと落下するだけ)

お次は、AH-1SによるTOWの発射。
Img_6001
Img_6002
TOWの飛翔速度が遅いため、2枚の写真に収まってます。

次も、ヘリ。CH-47による軽装甲機動車のスリング懸吊。
Img_6016
軽装甲機動車を降ろした後、前方のスリングがなかなか外れず、ヒヤリとしました。

最後は、チョビット前の方の頭が写り込んでしまってますが、92式地雷原処理車による地雷原処理用ロケット弾の発射シーン。
Img_6033
私のような素人カメラマンにも、唯一狙って撮れる(他は連写機能と運任せ)シーンです。

10式戦車の射撃も見られるかも、と思った今年の総火演でしたが、10式戦車は状況終了後の器材展示のみで、実射はありませんでした。

さて、久々に見た総火演だった訳ですが、その所感を一言で言えば、「大して変ってないな」です。
もちろん、以前には見られなかった火器が登場はしていますが、それ以外には、大きな変化は無かったように思います。
多少なりとも印象に残ったのは、写真も載せた軽装甲機動車のスリング懸吊等、空中機動が増えたような気がする程度でした。(ただし、空挺降下は天候不良によりキャンセル)

新しい防衛計画の大綱が示され、陸自は、大きく変化することが求められています。
さすがに、大綱の見直しから間が無く、今年の総火演を大きく変更することは難しいだろと思ってはいますが、陸自の有り様を示す総火演は、現防衛計画の大綱に沿ったもの、動的防衛力を体現したようなものに変えなければならないのではないかと思います。

ただし、現実問題として、海空での機動を大規模に現示(自衛隊用語:実際に行って示す事)できるような演習場がないという問題があることは事実です。
ですが、動的防衛力を目指すなら、それに応じたハードとしての装備だけでなく、それを演練するための環境というソフト面の整備は、必須なはずです。

誰しも、「今の日本で、そんな場所がドコにあるんだ?」と思うでしょうが、例えば継続的な居住が困難になった福島の原発近傍とか、やろうと思えばできるはずです。
表土を削って、放射能を除去し、用地を全面的に国が借り切って演習場にしてしまうなんて、結構いいプランじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
原発周辺に土地を持っていた方には継続的に地代が入りますし、着上陸と空中機動を大規模に演練できる場所にすれば、現防衛計画の大綱に沿った部隊錬成が可能です。

再来年くらいから、総火演は福島で実施で如何でしょう?

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コメント

私はシート席の一番前でしたが、一部車両が草むらに隠れて見えませんでした。
帰りもバスに乗れるまでが大変でしたね。待っている時に自衛官の方が「体調の悪い方はいらっしゃいますか?我慢しないで下さいね。」、「暇な方はいらっしゃいますか?」、「暇な方は我慢して下さい」等と冗談を言って場を盛り上げてくれていましたね。
>福島
汚染を恐れて参加者が減る可能性もあるかもしれません。

動的防衛力という用語なんですけど、
私には防衛費削減を目立たせない為の、
目くらましのように感じられます。

野田内閣になって、
防衛政策がどう変化するのか、
注目ですね・・・

10年以上応募してますが今まで一度も抽選に通ったことがない、羨ましい…
#来年こそ当たってくれ~

と、それは置いといて、確かに大規模演習が行える程のまとまった土地を入手するチャンス、と捉えるのもありかもしれません。
ただ、そう考える時期ではないと思います。

自分がこれまで住んでいた土地から出て行かざるをえない、その土地で築いた財産が無に帰してしまう、という状況に追い詰められた福島の人たちに、「ちゃんと対価を払うからあなたたちの出て行った土地に自衛隊の演習場作るよ」ってなったら、彼らは果たして理性的な判断で受け入れてくれるかどうか。

震災での活躍でせっかく得た国民からの好感情を失うのではないでしょうか。
国民からの好感情、支持を失うことの方がダメージがでかいと思います。

放射能除去、対策をしっかりやる。
それでも、住民が安心してすめる環境ではなくなった。
やむを得ず、全員移転してもらう。
移転してもらう人には、ちゃんと対価を支払う。

という段階を踏んで初めて俎上に上げる話だと思います。

アシナガバチ 様
行かれたんですね。
写真を撮るなら、階段席上部で、高倍率の望遠がいいみたいです。
あのジョークを言ってた方は、毎回やっているらしく、結構、有名みたいです。

参加者が減ってくれると、抽選の倍率が下がって助かります。

イヌザメ  様
http://kuon-amata.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-e886.html
過去にも、同じような感想を持ちまして、上記の記事を書かせて頂いております。

既に大綱も出ているので、近々大きなトピックはないかと思いますが、しばらくは野田・一川ラインがどんな仕事をするのか、見て行きたいと思います。

かきぴぃ 様
当選確率は、はがきで10.9倍、ネットで8.8倍だそうですから、10年連続ではずれても、確率的には不思議ではないですね。
来年はいけるといいですね。

演習場として確保するには、防衛省側から言い出すのではなく、地元から意見が湧いてくるようなパターンが望ましいと思います。
今後当面は、あの近辺産の農畜産物は売れるはずはありませんし、工業製品ですら懸念されるくらいです。他にもただ同然の地代の工業団地なんて、全国にいくらでもありますから、あの周辺にわざわざ工場を建てる経営者もいないでしょう。

そうなると、国が借り上げるしかないでしょうし、このブログを見て、「演習場にしてもらったらいいんでないか?」と思ってくれる人がいると良いと思ってます。

数多久遠様

>10年連続ではずれても、確率的には不思議ではないですね。
>来年はいけるといいですね。

ほんとに当たって欲しいです。

ただ、去年の総火演の日の出来事ですが、東海道線の車内で総火演帰りと思しき、見た目からして軍ヲタな感じな人たちが「○○さんと▽▽一尉がチケット手配してくれるから毎年確実にいけるから大丈夫」なんてことを言っていたので、抽選の公平性というかチケット配布の仕組みそのものについては非常に疑問に思ってます。

>演習場として確保するには、防衛省側から言い出すのではなく、地元から意見が湧いてくるようなパターンが望ましいと思います。

自分もそう思います。
そのためには放射能除去をできる限りやりました。
#それで、住民が戻って暮らしていけるのがベスト
でも、住民が戻って日常生活を送るのは問題があります。
保障として皆さんの土地を買い取ることを検討させてください。

という前段階が必要なのでは、と思います。

かきぴぃ 様
チケット配布の仕組みと公平性については、記事を書きますので、そちらをご覧下さい。

演習場化ですが、閣僚が、あんな失言をしているようでは先が長そうですが……

原発 地雷 で プログ 検索中です。
日本は 原発設置数 多いのかなぁ。
核を 持たない日本。原発というのは 核かなぁ?
自民党のいう 国防軍とは 何かナァ?
北朝鮮の ミサイル怖いナァ。
原発は 自爆装置なのかなぁ。
僕も シェルターが ほしいなぁ

大原麗子・村石太キッド・ザード 様
私は原発、原爆推進派です。
事故は怖いけど、安全管理を徹底すれば防げます。
でも、侵略者は怖がっているだけでは防げません。

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