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2011年9月20日 (火)

震災水没のF-2、3個1に

震災による津波で水没した18機のF-2は、結局6機しか復活させられず、事実上3個1で共食うことになるそうです。

「震災で水没のF2戦闘機6機、修理し継続使用」(読売新聞11年9月4日)
(既に記事が消えているのでリンクなし)

必要な経費は1150億円とみられ、1機あたり190億円にもなります。
高い、あまりにも高いような気がします。

これなら、F-2の飛行隊数を削減して、FXの調達機数(飛行隊数)を増やした方が良かったんじゃなかろうか思えてしまいます。
防衛省・空自は、調査経費で350億円もかけたので引き下がれないと考えたのかもしれませんが、6機程度しか復活させられないのではという見込みは、かなり早い時期から言われていた話です。

こんなことなら、もっと英断ができなかったものかと疑問を持たざるを得ません。

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防衛政策」カテゴリの記事

コメント

いやあ、民主党政権では無理でしょう。

第一、FXの選定が本当に短期間で決まるのか?も疑問です(特に、カン総理のもとでは、でしたね)

とにかく早くFXを決めてラ国が始まってくれるのを望みます。

確かに、F-2Bは恐ろしく高価な機体になってしまいました。
F-X要撃機では、対艦ミッションのF-2Aを代替できません
から、空自としても苦渋の決断だったように思います。
以上、素人考えです(汗)

いろいろと悪い条件が重なってしまいましたね
F-Xの遅延にF-2の予備機削減に周辺諸国の空軍増強に財政難

防衛省には、理由の如何にかかわらず新規取得で申請したら数量は必ず削減される、という恐怖があったのではないでしょうか。
新規取得よりも修理なら予算もつきやすいだろうし。
で、実際に修理の方向で進めてみたら6機しか見込みが立たなかった、と。

みやとん 様
私も、できたとは思いません。
ですけど、FXは今年度中には決まるということですから、時期的にはそういう判断があっても良かったのではないかと思います。

やん 様
F-35だと、対艦ミサイルはパイロン下に積むことになり、なんのためのF-35だかわからなくなりそうですが、タイフーンにしてもF-18にしてもハープーンが詰めるので、選択肢次第では、F-2の代替になったはずです。
国産対艦ミサイルについても、改修費用はかかるものの、積めたはずです。

空自は、いまだにF-35に拘ってるのかもしれませんが……

名無し 様
見事に重なったものですね。
パイロット不足も深刻なようなので、いっそのこと、さらに数を減らす選択もないこともないと思います。

かきぴぃ 様
そういう懸念はあったでしょうね。
実際、一時的にも数が減った場合に、「大丈夫だったじゃないですか」とか、財務省が言いそうです。

数多様
こうなってくると、F-18E/FでXASM-3を搭載できるように
改修した方が良いように思います。
改修させてくれればの話ですが。。。

F-35は対艦ミッションの時は、F-15エスコートジャマーに
連れて行ってもらえれば良いので、大丈夫かと思います。
ただ、AAM-5がF-35のウエポンベイに積めないと厳しいですネ。

わざわざ搭載不可としてLMに利する理由がボーイング側にないと思いますが

F-XでF-2損耗を代替するつもりは空幕にはおそらくないのでしょうね
仮になんらかの形で補完するとしても、素直にASMを搭載して対艦部隊を増強するのではなく、ステルスを生かして敵防空網を打撃する側面支援の形を考えていそうです。
F-22取得に拘った理由も、敵艦隊にステルス機として脅威を与えられる点をなにかのニュースのインタビューで空自の人が挙げていたように思います。当時はF-X=F-22=要撃機のイメージが強かったために、上記発言には疑問符を浮かべる方が多かったように記憶しておりますが

ん~
件の三菱の人は「仕事もらえてラッキー」と言ってましたが。
それにしてもこの価格はどうやら18機の分解費用350円をプラスして見積もっている額ですね。残りの6機だけを
直すとするならば、800億円と書いてありましたから。
ですので一機あたり130億円程度ということになりましょう。

あとこれ最新のアビオニクス(新型レーダの費用)とAAM4,5などの機能などもドサクサに紛れてませんか、これ?

×350円
○350億円

とんでもないミスを(笑

やん 様
F-18も、タイフーンも、国産ミサイルの搭載改修には前向きです。F-35に対して、そのあたりもセールスポイントになってます。

F-35があるなら、F-35にASMを抱かせて対艦ミッションを行わせることはないと思います。F-2がASMを搭載して、F-35はエリアスイーパーでしょう。
F-35も国産ミサイルの搭載はさせてくれるかもしれませんが、そこまでお金が回るかどうか……

名無し 様
F-2損耗を代替するつもりなら、修理費用にお金は投じませんね。
FX選定にあたっての空自の頭は、常に航空優勢確保が第1です。だからステルスに拘るのかと

ナオ 様
三菱からしたら濡れ手に粟でしたね。
ただ、機数が減ったことで今後のアイランなんかも減ってしまうでしょうから、長期的に見ればどっこいどっこいなんじゃないでしょうか。
18機分の分解費用は、わざと入れてます。結局これで使える機数を明らかにしたのですから、6機分の復活費用に含めて考えるべきでしょう。6機しか復活できないのではないかという情報は、分解費用が予算化される前に言われていた情報ですから、その段階で判断していれば、不要な費用でした。

ドサクサに紛れているならいいのですが、さすがにそれはないでしょう。3個1で使える部品も減ってしまいますし。

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