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2011年8月 4日 (木)

東日本大震災にともなう災害派遣で変る国民の自衛隊感情

統合任務部隊が解散し、自衛隊による災害派遣も、福島を除き、ほぼ終了しました。

大手メディアは、それほど触れませんが、朝雲新聞を見ていると、今回の災害派遣によって、自衛隊に対する国民感情が相当変化したことがわかります。(以下、写真はいずれも朝雲新聞から)

幼稚園児が人文字を作ったり。
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「陸前高田市上空でUH1ヘリ撮影 「感謝」 園児がハートの人文字」(朝雲新聞11年7月7日)

自治体が、派遣された自衛官の慰労会を行ったり。
「市民の誇り 感謝の集い 千歳市 災派部隊と留守家族の労ねぎらう」(11年朝雲新聞7月14日)

自衛官が呼ばれて、大学生どころか、小中高校で講演したり。
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「地本長らも頑張る 大震災の災派で講話に奔走 過酷な活動詳しく 自治体と自衛隊 連携の重要性も強調 小・中・高校生など熱心に聞き入る」(朝雲新聞11年7月21日)

いずれも、従来では考えられなかった事です。
以前だったら、日教組が狂ったように騒ぎ立てているはずです。

子供の将来なりたい職業でも、自衛官は急上昇しているようですし。
災害は不幸ですが、自衛隊に関する認識が改善されたことは、不幸中の幸いと言えることだったかもしれません。

(オマケ)在日米軍に対する考えも変っています。
「トモダチ作戦に感謝の大漁旗 被災地から米軍司令官らに」(朝日新聞11年7月27日)

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災害派遣」カテゴリの記事

コメント

不幸中の幸いですが、これであと20年もすれば、まともな防衛論議ができる
環境が整うと思います。
小学校くらいの子が自衛隊の方と接する機会があって日教組の狂育(あえて
誤字をあてます)を一方的に受けなければ、防衛アレルギーになることはない
と考えます。 

いや、速ければ5年、遅くとも10年あれば、まともな防衛論議ができるんじゃありませんか。

まあ、それまでに売国政権に国が壊されていなければ--の話ですが。

それはともかく、軍事教育と宗教教育の基礎くらいは中学で教えるべきだ、と思うのですが、日教組の狂(共、凶?)育では無理でしょうね。
平和が何か、というのも軍事がわからなければ、理解できるわけが無いんですけどねぇ。
それに、宗教がわからなければ、世界中で紛争が起きている理由も理解できないでしょう。

まあ、日教組としては、理解力が高い子供たちが出てきたら困るんでしょうね。自分たちのやってきた事は詐欺も同然だってのがバレますからね。

中学2年の進路調査で県立高校→防大って書いたら、担任に変な顔された。

40過ぎて母親に
「あの時呼ばれて怒られたさ〜。」
「『お母さんあなたの家の教育方針ですか?』って怒られたよ〜」
って。
30くらいの教師が50過ぎの母親を子どもの進路で怒るんだからすごい時代だったな。

そんな時代でなくなりつつあるのはいいことですね。

やん 様
好感、嫌悪感という点では、そうなってくれるといいですね。
ただ、理系的な理解の必要な軍事において、どうも文系的な国民性による影響は抜けきらないかもしれません。

みやとん 様
阪神以前と以後でも相当違ってましたからね。以外に早いかも知れませんね。

たしかに、宗教教育も必要ですね。
日本人からしたら狂信的としか思えない国は少なくないですから。

もしかして、ゆとりも理解力の低下を狙っていたのでしょうか。

うちな〜おっさん 様
中学でですか。
わたしは高校で同じ体験をしました。
まあ、高教組に入っているような教員でしたから、当然の反応でしたけど。

でも、親にまで言ってしまうってスゴイですね。

不謹慎な話ですが、沖縄も大災害があれば、県民感情も変るかも知れませんね。

数多様
本当に有事が発生しなければ、自衛隊の必要性が理解できないと思います。

下名の経験では、地下鉄サリン事件の時に大宮の化学防護隊が活躍した
のを見た友人が、「やっぱり自衛隊は必要だ」とはじめて理解してくれました。

やん 様
人間、目の前の事態が発生しないと、なかなか理解はしてくれないでしょうね。
ただ、今回の事で、東北地方、特に太平洋岸の方は理解してくれたと思います。少しでも敷衍されることを願うばかりです。

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