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2011年6月13日 (月)

FCLPの馬毛島移転にもの申す その2 真意は普天間移設先とすることにある

馬毛島がFCLP訓練用地として妥当でないことが分かっていながら(当然分かっているはずです)、この話を進めるのは、真意が別のところにあるからではないでしょうか。
つまり、2009年末にも話の出た普天間の移設先とする案です。
普天間代替、鹿児島の島が浮上 防衛相、地権者と接触」(共同通信09年12月5日)

まずはFCLP訓練地として飛行場を準備し、「折角準備したのですし、年間10日程度しか訓練地として使用されてないのだから、海兵隊はこちらに移転させて下さい」と言う訳です。
米軍が馬毛島に反対しているというのも、訓練効率はもちろんながら、これを警戒してのことではないかと思えます。

なお、これに関しては、最近関係するニュースが出ています。それは、オスプレイの沖縄配備です。
オスプレイ、来年後半に沖縄配備 米国防総省が正式発表」(朝日新聞11年6月7日)
以前の記事「普天間の代替候補地条件」で、普天間移設先の条件として、回転翼機(ヘリ)が台湾に空中給油なしで到達できる場所でなければ米軍が受け入れる可能性がない、と書きましたが、オスプレイの配備で、この前提が変ってきます。
オスプレイは、航続距離が1600km以上と言われています。
つまり、オスプレイ配備を前提として場合、台北まで1000km強の馬毛島なら、海兵隊の投入拠点としては、距離的には不適ではなくなるのです。(港湾の存在や、海兵隊のその他の部隊の存在場所の問題は変りませんが)
オスプレイなら、馬毛島から離陸し、シュワブ当たりで兵員を乗せ、そのまま台湾に直行が可能です。

もしかすると、北沢防衛相始め民主党政権は、国防総省によるオスプレイ配備の決定を待っていたのでは?、と思えてならないのです。(何せ、オスプレイ配備決定の翌日に、馬毛島へのFCLP移転を知事に伝達したのです!)
「オスプレイを配備するのだから、馬毛島でもいいでしょ?」と言う訳です。
アメリカとしても、抵抗し難くなったでしょう。

ですが、地上部隊と離れる上、あんな孤島に年中部隊を置くことには、米軍とすれば嬉しいはずはありません。
馬毛島へのFCLP移転が、普天間のヘリ部隊移駐への布石であるならば、これは、またしても日米同盟を怪しくする行為に他なりません。

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在日米軍」カテゴリの記事

コメント

ん~・・・。基地周辺の人間の立場だと、米軍基地が無くなったら困るのは、そこに住んでいる人々なんですよね。
今は、ああやって配備反対とかやってますが、それは表向きで(全員が全員とは言いませんが)
負担してやるから補助金寄越せとか基地で働く日本人のための雇用を守れってなってますから。

米軍の立場だと、馬毛島でもオスプレイによって一応は条件適合はしているので文句言うのも難しい。
日本政府も色々利用できそうじゃないですかね?米軍をそこから立ち退かせてることをチラつかせて
利権を取りさげさせることが出来ますし。

声を上げて反対する人達は、補償金を釣り上げたいと思っている人間が
大半です。
こういう輩は、基地移転が決まった瞬間に「基地移転反対!」と叫びだす
と思います。
オスプレイの配備は、日本政府にオプションを与えることになると思います。

伊丹空港に反対してた人達が、関空ができて関西の空港を関空に集約
するという話になった途端に、移転反対と叫びだす始末。。。。
大阪在住の人間からすると、伊丹が無くなるとかなり不便です。
家のすぐ上をフルパワーで上昇していくので、民間機といえど相当に
騒音が大きいのですが、伊丹が移転されると困ります。

アメリカで、「沖縄の人はタカリだ」と発言して更迭された人がいましたが、
誤解を恐れず言えば、ある意味真実なのではないかと思います。

ナオ 様
普天間は、表向き賛成できないものの、実際はって方が多いでしょうね。
ただ、オスプレイ配備でいろいろ状況変化もあるので、動きが出てくるかも知れません。

やん 様
タカリ構造は、なにも沖縄に限った訳ではないですし、防衛だけでなく民間空港や廃棄物処理場でも同じなんですよね。
致し方ないのかも知れませんが……

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