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2011年5月13日 (金)

B型枯渇で、総隊の訓練は大丈夫?

F-2の戦闘機操縦課程が再開されましたが、やはり予想したとおり三沢で、総隊のF-2Bを使用して訓練をしているようです。

F2の冠水で操縦課程を三沢で再開」(朝雲新聞11年4月14日)
三沢基地における移動訓練の実施について(防衛省発表11年4月11日)

朝雲の記事では、3SQ及び8SQのF-2Bを使用してとなっていますが、今まで18機のF-2Bを使用して行っていた課程を、両飛行隊のF-2Bだけでできるはずはありません。おそらく順次築城6SQのB型も集めて訓練するものと思われます。
それでも、残りのB型は14機しかありませんから、恐らく総隊でB型を使用した訓練はほとんどできなくなるでしょう。

それほど大きな影響とは思わない方も多いと思いますが、15も含めて、複座機は引っ張りだこで、一部訓練科目の訓練量は、複座機の機数の限界で決まっているようなものです。

影響は、今年の戦競なんかにも出てくるかも知れません。



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演習・訓練」カテゴリの記事

コメント

350億円かけてのF-2分解はうまくいけばいいのですがね。
F-X含めてF-2の再生産が出来れば万々歳だったのですが、防衛省はいつまでも
ノロノロやってるようで。何が何でも最新モデルっていう頭の固い考え何とかならないものか。

ナオ 様
350億もの金をかける以上、当然なんとかしてくれるのでしょう。
これでできませんでしたは、通りません。

FXは、やっとRFPも出たので、今年中にはきまりそうですね。

逆に言えばF-35は単座機しかない訳でして、そうしますともし日本がF-35を導入した場合はシミュレーターでの訓練がメインとなるのでしょうか。

アシナガバチ 様
将来のシミュレーターは進歩するはずですが、現状のシミュレーターでは戦技の訓練までは難しいです。
というのも、戦技訓練を行うならば、敵の行動が、我の行動に対してリアルタイムで反応しなければなりませんが、コンピューターにそれを模擬させることは難しいです。何よりも、訓練計画者が設定を行う事が大変すぎでしょう。

シミュレーターを最低限2機(1vs1)、戦技訓練というからには4機(2vs2)連動させれば現状の技術でも可能でしょうけど、スッゴイ高いシミュレータになるでしょうね。
それでも複座がないとなれば作るのかも知れませんが……

数多様
F-2Bを、早く整備しなければならないことは事実なのですが、水没した
機体の復元は難しく、かなり時間が掛かるそうです。
パイロットも、一度オシャカになった機体に乗るのは、かなり抵抗がある
と想像します。350億払うなら修理診断ではなく、LMに支払ってLM分担分
を国内で製造させた方が効率的なように思います。

さてF-35Bの戦技訓練は、近接戦闘で敵機の後ろに回り込んでバルカン砲を
撃ち込むということを、素人的に想像するのですが、F-35Bはバルカン砲が
付くのでしょうか? 確か、バルカン砲はオプションで機外にポッドを装着する
方式だったと記憶しています。 しかし、機外にポッドを装着すると一番欲しい
性能のステルス性が損なわれてしまうというジレンマがあって、このジレンマ
を空自はどのように考えているのでしょうか?
現時点で一般に判明しているF-XのRFPの内容では、まだF-35Bと決定されて
いるようには思えませんが、やはりF-35Bが本命なのでしょうか?

やん 様
私も使える部品は共食いながら、基本追加生産した方が良いだろうと思っていますが、防衛省はかなり素早く今回の結論をだしましたから、それなりに当てはあるのだろうと思っています。

FX候補のF-35はA型だったはずです。ですから、GUNも機内で装備します。
それに戦技訓練は、中射程AAMを使った中距離戦も戦技ですし、短射程AAMを使った格闘戦も戦技です。GUNを使った訓練は今後も行うでしょうが、比重はどんどん下がっているでしょう。
オフボアサイト能力があるAAMが増える中で、空対空戦闘でのGUNの有効性は下がっています。
それでも、対領侵における警告射撃や、CASでは今後も使うでしょうから、A型には装備させたんだと思います。

数多様
なるほど! A型が候補なんですネ。
ありがとうございました。

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