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2011年3月13日 (日)

東日本大震災に対応する自衛隊災害派遣について

東日本大震災は、被害状況が分かってくるにつれて、阪神・淡路大震災に匹敵する未曾有の大震災であることが見えてきました。

当然に自衛隊の災害派遣も行われています。
派遣規模は、震災直後の自主派遣による偵察から始まり、12日には2万人規模で行われています。
そして規模を5万人に増強中に更に10万人に増強することが発表されました。
自衛隊派遣、10万人へ 陸海空統合部隊設置」(産経新聞11年3月13日)

自衛官の現員は、22万8536名(09年3月31日現在、H21防衛白書より)ですから、10万にという規模は、全自衛官のほぼ半数を投入することになる数です。

対領空侵犯措置などの通常任務は継続しなければなりませんし、他の地域も完全に開けることはできません。鳥インフルエンザへの対応などをしなければならない可能性もあります。
加えて、海賊対処やPKOで国外に出ている自衛官もいます。
10万人という規模は、菅総理の「自衛隊は最大限の活動をすること」という指示に基づいたほぼ全力対処と言えるでしょう。

余震が続き、危険な状況も予想される任務となりますが、頑張って欲しいと思います。

さて、今回の地震に対応する自衛隊の動きについて、いくつか思うところを書いておきます。

まず、自衛隊だけでなく、派遣を要請する自治体側の動きを含めて、阪神以後の反省の結果、非常にスムーズに動いている感があります。

岩手県知事などは、地震発生のわずか6分後、14時52分に派遣要請していますし、宮城県知事も、その10分後には要請を出しています。

部隊側も迅速に行動し、3時間後には実際に救助活動を実施しています。13日午前には自衛隊が救出した被災者は、累計で5800人に上ったそうです。

これは、災害派遣が本来任務の一つになったこともありますが、国民全体が災害時に自衛隊が出ることを、当たり前と思うようになったことが一番大きな影響を与えていると思われます。

一方で、被災地域の自衛隊部隊は、かれら自身が被害を受けています。
F2戦闘機18機など水没 松島基地、1機120億円」(朝日新聞11年3月12日)
F-2が18機(戦闘機操縦(F-2)課程を行っている21飛行隊が壊滅ということ)も使用不能となれば、FXの選定にも影響が出てくるかもしれません。
連絡のとれない自衛官も多いようです。
Dst11031218260258p1
Dst11031218260258p2
津波で流されたF-2(産経新聞より)

統合部隊も編制され、今回の災害派遣は過去最大の自衛隊実働任務となります。
自衛隊の真価が問われる時と言えそうです。

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災害派遣」カテゴリの記事

コメント

こういう災害の時は、自己完結した組織でないと(食事やトイレから医療にいたるまで)、どうにもならないですから自衛隊が頼りですね。

幸いなことに、アメリカの空母も救助に来てくれるといいます。
協力して一人でも多くの方を助けてほしいものです。

今回の出動は自衛隊が始まって以来の歴史的なものになるでしょう。
自衛隊の皆さん、歴史をつくるために頑張ってください!

今回は、スムーズに自衛隊への災害派遣要請が出てホッとして
います。 阪神大震災を超える規模の被災で、正に「国難」と
表現される事態です。
自衛隊の方々は、本当に大変な状況になってしまいましたが、
全力で頑張って戴きたいと思います。

津波の到達時間が短かったとはいえ、F-2Bは他の基地に避難
できなかったのでしょうか?

F-2Bが大変な事に…
F-16複座型で代用は可能でしょうか?

食料などの物資は徐々に行き渡っていると聞きます。地震も幸い小さくなっており、津波の可能性はほぼ無くなりました。
是非復興してまた元気を取り戻して欲しいと願っています。原発も何とか頑張っていただきたいと思います。

21飛行隊のF2は全部破棄するのでしょうか…。ラインはまだ完全に閉鎖されたわけではないようですので、ひょっとしたら
復活もありえるかもしれません。教育機がなくなればF2のパイロットの後継が育たなくなりますから。そうなると教育飛行用と次期FX二個飛行隊と予備機合わせて100機程度の生産が可能になるかもしれませんね。
ここでスパホやF35やらEF-2000など買うよりもずっとメリットは大きいでしょう。

国防に関わりますから、こういった話も復興と同時にやっていただきたいと思います。

みやとん 様
千年に一度の災害が起きてしまった訳ですから、否応にも歴史を作らなければならないでしょうね。

やん 様
阪神と異なり、初動や派遣要請に関しては、なんの問題も発生していないのは○でしたね。

戦闘航空団でも、アラート機以外は、数分で到達するような津波には間に合いません。
それに、地震が発生した場合は、ランウェイも点検しないと離陸できませんから、今回のケースでは避難は不可能だったと思います。

イヌザメ 様
F-2は、原型がF-16とは言え、翼面積がかなり異なるなど、似て非なるモノになっていますから、F-16での代用は不可能でしょう。
再生産するのでなければ、配備を全面的に見直す必要がでると思われます。

ナオ 様
原発がヤバイことになってしまってますね。

F-2は、ほとんどが泥水に浸かってしまったみたいですね。
車でも泥水に浸かった場合は、ほとんど廃車になるケースが多いですから、今回は厳しいのではないでしょうか。

イヌザメ様
F-16とF-2の共通部分は、尾翼の一部くらいと言われています。
ASQ-2(IEWS)等日本独自の装備が満載ですから、残念ながら
F-16では代用不可だと思います。

数多様
今回は、阪神大震災の時のような理不尽な我慢を自衛隊の方々にさせずに
済んだということには安心しています。 阪神大震災以上の激甚災害で、
大変な任務ではありますが、頑張ってもらいたいと思います。

おっしゃる通り地震後の場合、ランウェイの点検等が不可避な訳ですから、
緊急退避はできなかったでしょうネ。 
F-2Bはパイロット育成に必要な機体ですから、本来であれば至急に補充
が必要ですネ。 防衛予算が年々減っていっているので、現実的には
残りのF-2Bで細々と訓練を続けていくことになると予想しています。

業界の理想的には、F-2AとF-2Bを追加生産して製造基盤の維持を
図って戴きたいと願っています。

やん 様
阪神の時は、出来ることがあるのにやらせてもらえない状態でしたが、今回は自衛隊側で出来ることの限界が出ている状態でしすね。
大変ではありますが、冥利に尽きると思います。

数多様
阪神大震災後の涙の会見が再現されずに、本当に良かったです。
 
10万人規模の災害派遣で、自衛隊の皆様は休み無しの過酷な
任務になりますが、頑張ってもらいたいです。 
津波警報が解除されていない危険な状況での必死の救助活動や、
CH-47の原子炉へのアタック(放水作業)には、感動してしまいました。
救助活動中に津波が来たら、放水作業中に原子炉が爆発したら。。。 
まさに、「自らの身は顧みず」が具現化されたシーンです。
一人の犠牲も絶対に出さない(出させない)ように、ミッション 
コンプリートしてもらいたいです。
また、救助活動に必要な物資・人員を割り当てる(戦争中なら兵站
でしょうか?)後方支援の方々の不眠不休の努力があってこそ、現場
の方々の活躍がある訳ですから、救助活動に携わる自衛隊の方々
全てに、頭が下がる思いです。

菅首相には、現場の方々皆様の安全と健康に留意して指揮を採って
もらいたいです。 (菅には無理かなぁ~)
あとF-2B追加して欲しいですネ(笑)

数多様
やん様

代用は不可能なのですね…
日米政府が速やかにF-2Bの再生産を、
決定してくれる事を望みます。

やん 様
原子炉への放水作業では、メディアの論調も自衛隊や消防が命がけでやってることを賞賛する論調だったので、良かったですね。

イヌザメ 様
私も再生産して欲しいと思いますが、この震災対処と経済の低迷で、更に予算は逼迫するでしょうから、実際には難しいでしょうね。

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