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2011年3月19日 (土)

震災対処、自衛隊が名実共に主役に

災害派遣が、自衛隊にとって「付随的業務」から「本来任務」になってから大分立ちましたが、それでも、災派の位置づけが消防や警察の支援であることは変っていません。
しかし、今回の震災対処では、随所で自衛隊が主役になっています。

支援物資の輸送は、実際の輸送を行うだけでなく、管理も自衛隊が仕切っています。
自衛隊、被災地への物資輸送一元化・迅速化」(読売新聞11年3月15日)
物資提供は都道府県が窓口 自衛隊が大口物資を一括輸送」(産経新聞11年3月17日)

そして、原発への放水活動でも自衛隊が全般指揮を行っています。
自衛隊 放水活動の全般を指揮」(NHK11年3月18日)

こう言った明確な政府方針の下、自衛隊が指揮を執っているもの以外にも、投入された人員数やテレビに映るシーンの量、何れにおいても、誰の目にも主役は自衛隊でしょう。

誰もが逡巡する混乱した状況の中、上意下達が徹底された軍隊としての組織力が力を発揮していると言えるでしょう。

それにしても、これが民主政権の元でのこととは、はなはだ皮肉です。
阪神大震災の時も社民政権だったことも考えると、何か運命的なものを感じます。

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コメント

台湾の地震のときに、李登輝さんも述べられていましたが、
『軍隊のような(補給、その他のできる)組織でないと、非常時には役に立たない』
まったくもって、その通りですね。

李登輝さんの指揮は非常時のリーダーの見本のようなものでしたね。(それに比べて--タメ息)

こういう時には、情報の収集や(それに基づいた)補給が重要ですから、警察や消防では不可能でしょう。
本来なら、首相をトップとする(李登輝さんが行なったような)体制が良いのでしょうけど、カン総理では--ねぇ。(再びタメ息)

これからの(大規模な)災害では自衛隊が中心となるでしょう。

また、自衛隊の活躍をみた海外の人達からも、(大々的に)自衛隊の派遣を要請される事が予想されます。(その意味でも法律の整備が必要と思います)
世界でも最高の災害救助技術(精神的なもの、および訓練を含む)を持っているのですから、要請されるのは当然だろう、と思いますよ。

まったく歴史の皮肉というものはあるのですね。(もし、自民党政権なら、ここまで大規模な自衛隊の派遣には必ず文句をつけたでしょうね)

みやとん 様
菅総理は怒鳴るだけみたいですからね……

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