ブログランキング&ツイッター

  • 軍事・防衛 ブログランキング
  • ツイッター

« ロシアの主張にも一理はあるか | トップページ | 竹島領有権問題が解決のチャンス »

2011年2月26日 (土)

何が危険?_パラシュート降下訓練強行

嘉手納で行われたパラシュート降下訓練に対して、沖縄県や周辺自治体、そしてそれ以上に地元メディアが騒いでいます。

米軍、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を強行」(琉球新報11年2月16日)
嘉手納基地でパラシュート訓練 中止要請押し切り強行」(沖縄タイムス11年2月16日)
Ryuushin_para
琉球新報より

しかし、いったいコレのどこが危険で反対してるんでしょうか。
自衛隊でも、空挺団が降下訓練を行う習志野演習場は嘉手納よりずっと小さいですし、各航空基地の救難隊も定期的に降下訓練を実施しています。
しかも、嘉手納のようにコントロール性の高いラムエアー型パラシュートではなく、マッシュルーム型のパラシュートで実施されています。

同じ米軍でも、以前にも記事で紹介した横田基地のフレンドシップフェスティバルでも、毎年パラシュート降下訓練が展示されています。
Img_5160
今年の横田基地フレンドシップフェスティバルより

こちらも、マッシュルーム型ですし、嘉手納の6人とは比べものにならない大人数です。

周辺状況を見ても、嘉手納なんて基地自体が巨大ですし、横田や習志野に比べれば、周辺も必ずしも住宅地が密集しているという状況ではありません。

確かに、以前は事故があったのかもしれませんが、事故防止を求めるのではなく、訓練中止を求めることは筋違いってものです。

« ロシアの主張にも一理はあるか | トップページ | 竹島領有権問題が解決のチャンス »

在日米軍」カテゴリの記事

コメント

沖縄のメディアは余程ネタがないのでしょう。
これでは熱気球の大会をやっても反対を叫びそうですね。

民主党にも見捨てられたから仕方ないのかもしれませんが、反対するなら根拠を示して欲しいと思いますよ。

とにかく米軍や自衛隊がやることに全て反対することが正義だと
思考停止状態で主張する偏ったメディアは、注意しながら見たり
読んだりする必要があると考えます。
テレビ、新聞や評論家が主張することが、全て正しいとは限りません。
むしろ怪しいと思って見た方が、真実に近づけるような気がします。

危険云々より、伊江島に訓練移転したものを嘉手納でやってるのが問題なのではないでしょうか。
通知のみで実行したことも、対米軍感情が悪化している現状では反発を招くかと。

国家間で決めた合意を破る、と言うのはこういうことなのでしょうけど、民主党の不始末を沖縄県民が被ると言うのは、支持した責任とは言えかわいそうではありますね。

昨年11月の入間航空祭では、たくさんの来場者がC-1からの空挺降下に拍手を送っていましたが、沖縄では県や自治体が訓練中止を求めると言うのはやはり本土との温度差を感じずにはいられません。

みやとん 様
沖縄のメディアは、本土と「常識」が違うのではないかと思えます。
今回の記事も、他での実例を必ずしも知らず、本気で憤慨しているように思えます。

やん 様
全国紙では少なく(毎日や朝日にはまだいる)なって来ましたが、沖縄の場合、思考停止というより、本気でそれが正義だと思っている人がまだまだ多いように思います。

藤宮 直樹 様
周辺住民に通知が必要な訓練とは思えないんですよね。自衛隊の基地でもルーチンとして行われている訓練ですから。

確かに温度差がありますね。
中国の脅威は、一番感じて良いはずの県なんですが……

SACOを調べて分かりました。
これは圧力と言うか報復と言うか、その類ですね。

SACOの最終合意の一番先頭が普天間飛行場の返還でした。
民主党政権が普天間基地移設に関する日米合意を破ったことを受け、同合意で伊江島に移転したはずの降下訓練を嘉手納で実行したのだと思います。

沖縄県や周辺自治体が特に「空挺降下訓練は行わないで欲しい」と申し入れている物を嘉手納で強行することが目的ですから、実際の危険性は関係ないのではないでしょうか。


沖縄の人達にとっては米軍も人民解放軍も変わらないのかも知れません。
少なくとも彼らにとっては沖縄の人達を殺しまくって占領した侵略者なのですから。
人民解放軍が来ても支配者が変わるだけ、くらいにしか思っていない人もいるのでしょうね。

藤宮 直樹 様
圧力ですか。
確かにそういう意図があるのかもしれませんね。

沖縄の方々が、中国と日本を同じように思っているのだとしたら、中東の民主化を見て立ち上がろうとする人々がどうなるのか、これから起ることを見て欲しいですね。

難しいでしょうね。
中東の情勢が日本にどう影響するのか、を考えられる人は在日米軍の意義についても理解できるはずです。
そう言った人達は既に反米軍ではないでしょう。


それと私は沖縄の方々が中国と日本を同じように思っているとまでは思いません。
沖縄の人々は過去に米軍の支配より日本への帰属を望みましたし、戦前・戦後とも沖縄県が日本であることを望んだはずです。民族の独立を望んでいるわけでもありません(沖縄県内の独立支持は多くて20%程度と言われています)

沖縄の人々にとっては、沖縄が日本であることが一番良いのです。
だからこそ、基地負担についても他県と同レベルの物を望むのでしょう。
今の情勢では難しいでしょうけど…。

藤宮 直樹 様
>中東の情勢が日本にどう影響するのか、を考えられる人は在日米軍の意義についても理解できるはずです。
>そう言った人達は既に反米軍ではないでしょう。

確かにそうですね。

私も沖縄の方が中国の方がいいなんて思っているとは考えていません。
ただ、沖縄発の主張で現実を見ていないものが多いと無力感を感じます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 何が危険?_パラシュート降下訓練強行:

« ロシアの主張にも一理はあるか | トップページ | 竹島領有権問題が解決のチャンス »

最近のトラックバック

ブックマーク、RSS