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2010年12月12日 (日)

マレン統参議長の焦り 半島情勢緊迫の予兆?

マレン統合参謀本部議長が、韓国と日本で連日に渡って米韓演習への日本参加を要望しています。

まずは韓国ソウルでの記者会見で発言
米軍制服トップ 日本の米韓演習参加を希望すると異例の発言」(産経新聞10年12月9日)

翌日、今度は東京で発言
米軍制服組トップ 対北消極的な中国を非難 米韓軍事演習への日本の参加重ねて求める」(産経新聞10年12月9日)

産経新聞が異例と報じるとおり、正直驚かされた発言でした。
報じられている日韓の歴史的経緯もさることながら、現在の法解釈上、集団的自衛権の行使と考えられる状況を演練する演習には法的にも問題があります。
(今年度リムパックでの多国間演習にも、海賊対処法を根拠に参加したくらいです。)

このことを、マレン統参議長が幕僚から知らされていないとは考え難いです。
それでも、この発言を連日に渡って実施したと言うことは、それだけ必然性がある、言い換えれば、演練しておかなければマズイ状況が発生する可能性がある、と見ているからでしょう。

可能性としては二つ考えられると思います。

一つは、北朝鮮の核開発を座視できないものとして、アメリカが軍事行動を考えている可能性です。
クリントン政権下の1994年の北朝鮮危機でも、アメリカは空幕を考えていますので、あり得ない話ではありません。

もう一つは、金正恩氏への権力委譲がスムーズに進まず、今回の砲撃事件を上回る軍事的冒険を金正恩氏が画策する可能性です。

どちらにしても憶測の域を出ませんが、今回のマレン統参議長の発言には、何か焦りのようなモノを禁じ得ません。

なお、今回のこの発言のおかげで、防衛省・自衛隊にとってプラスになる事がありました。
それは、仙谷官房長官が「演習だから直ちに集団的自衛権という話にはならない」と述べ、演習であれば問題ないと解釈できる発言をしました。
米国:マレン統合参謀本部議長、日韓軍事協力を提起 歴史問題巡り両国困惑」(毎日新聞10年12月10日)

2012年のリムパックでは、全ての状況で参加してもよさそうです。

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コメント

リムパックは隔年で行われますから、次回は再来年なのでは?

本題とは若干違いますが、菅総理の最近の拉致被害者救出に自衛隊を活用するとした発言には呆れました。軍事音痴だとしか言いようがありません。
その後で朝鮮半島有事の際の韓国在住邦人の救出のことだったとの言い訳(明らかにそういう意味では言っていなかっただろう)も内外で波紋を呼ぶ始末です。
「仮免許」を卒業した途端にこの事故では先が思いやられます。

aqa 様
そうですね。
そのとおり、再来年です。

アシナガバチ 様
あの発言は、背景があるのかとも思いましたが、どうも気軽に言っちゃったっぽいですね。
仮免許で首相をやんなよ!って感じです。

ただ、いろんな意味で面白い発言だったので、近々関連記事を書いてみようかなと思ってます。

やはり再来年でしたか。
では、記事の末尾にある「来年のリムパックでは~」のくだりを修正してください。
重箱の隅をつつくようですが、間違った知識の拡散を防ぎたい故、よろしくお願いします。

aqa 様
記事、修正しておきました。

丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

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