ブログランキング&ツイッター

  • 軍事・防衛 ブログランキング
  • ツイッター

« 陸自部隊 違法出動の可能性? | トップページ | 下地島空港を自衛隊が使用する効果 »

2010年11月16日 (火)

空自次期救難救助機の機種決定とCSAR

空自の次期救難救助機の機種がUH―60J(近代化)に決定されました。
航空自衛隊の次期救難救助機の機種決定について」(防衛省発表10年11月5日)
空自の次期救難救助機 UH60J「近代化」型に 3自衛隊で共通化 コスト削減に寄与」(朝雲新聞10年11月11日)

機体規模などの点で、もっと大型の機体というような意見もありましたが、経済性などの点(陸海との共通機種選定による整備コストの低減など)が評価されたためか、現有装備であるUH―60Jの近代化改修機が選定されました。

整備コストなどの経済性が評価されたことは評価できますし、空自の任務を考えた場合、航続距離の長い機体は使いやすいでしょう。

空自救難部隊の場合、普通救難対象は最大2名ですし、任務もCSAR(戦闘捜索救難)ではなく、単なるSAR(捜索救難)のケースが大多数ですから、大きな機体はオーバースペックという判断だったものと思われます。

私としても、妥当な判断だったのではないかと思います。

ただ、CSAR能力の確保には、もっと訓練をして欲しいと思います。
今年の航空救難団戦技競技会もCSARではなく、SARで行われたようですが、戦競でCSARをやらないと、部隊の目があまり向きません。
航空救難団戦技競技会 百里が初V 3部門で技量競う」(朝雲新聞10年11月4日)

« 陸自部隊 違法出動の可能性? | トップページ | 下地島空港を自衛隊が使用する効果 »

救難」カテゴリの記事

コメント

空自のUHは、UH-60J(改)で納得できるのですが、海自の場合はUH-60J(改)を
採用するのは難しいような気がします。
空自なら救出する人数は最大2名ですが、海自の場合は最大10名以上(正確な
人数が分かりません。。)ですから、UH-60の機体サイズでは非常に苦しいように
思います。 UH-60Jで救出した最多記録が、小松救難隊の11人だったと記憶
してます(うろ覚えですが。。。)。
よって、海自の救難機は空自と共通化することは難しいと予想しています。

自衛隊の救難機はSARではなく、CSARでなくてはなりませんネ。
以前横田基地で、海自UH-60Jの説明に立っていた隊員の方に、「これはMINIMI
を付けてるんですか?」と質問したら、ムっとして「丸腰です」と言われました。
現場の隊員の方からすると、丸腰でどうやって危険な場所で救難できるんだって
不満があるんでしょうネ。 

やん 様
海自の場合は、何を想定するのか難しいところですね。
ただ、1機で全て行わなければならないとする必要もないですし、救助対象が複数な場合は、迅速な救助のためにも複数機でた方が良い訳ですから、大型の機体1機よりもUH-60を2機運用する体制の方が良いという考え方もできると思います。

CSAR用にMINIMIも調達されているようですが、例えCASRを想定しなくても軍用救難機に機関銃1丁だけってのは問題ありです。
まあ、死傷者が出ない限り少しずつなんでしょうね。
装備も、意識も

数多様
何を想定するかによって、装備は違ってきますネ。(当たり前ですが。。)
JA2008ではNH90が展示されてましたから、救出するべき人数を考えると
海自としてはあのような大型ヘリを想定しているのではないかと想像して
しまいました。
陸海空のヘリを共通化するのは、難しいようです。


危険な地域で、救難活動するのに機関銃一丁だけでは、心もとないですネ。
犠牲者が出ないと、自衛隊は本気で考えないようです。
現場の方々としては、やり切れない気持ちになるのでしょうが。。。

やん 様
ただ共通化は既に既定路線という話も聞きますし、必要性だけでは予算は通らないご時世なので、先に決めてしまった方勝ちな部分もあるように思います。
このままUH-60になる可能性もあるんじゃないでしょうか。

別の機体をみてみたいという気持ちもありますが。

数多様
共通化した方が、ヘリ調達の予算は減りますネ。 外部の人間では、運用コストまでは
分からないので、UH-60J2機で運用する方が安いのか大型機1機で運用するのが
安いのかが分からないですネ。
下名も、飛行機好きの観点から、いろいろな機体を見てみたいと思いますが、お金と
いう現実がありますから。。。。

やん 様
私もヘリは正直よく分かりません。
ですが、人件費まで考えれば、UH-602機と大型機1機なら、やはり大型機1機の方がコストは下がるのでしょうね。
ただ、そもそも論として、空と海の救難部隊を分ける必要自体ないという話もありますから難しいところじゃないでしょうか。

数多様
おっしゃる通り、海と空の救難隊を分ける必要は無さそうですネ。
また、空と海のELINT機を別々に持つ必要も無いように思います。

やん 様
>ELINT機を別々に持つ必要も無い
うお
言われてしまいましたね。
ですが、やっぱり、そう言う話になって行くでしょうね。

数多様
業界人としては別々に持ってもらうと、ありがたいのですが。。。

やん 様
業界は苦しいでしょうからね。

数多様
本当に苦しいです(笑)

失礼します

>共通化

海自が重視するのは他幕との共通性ではなく、哨戒ヘリ(SH)との共通性です。もともと艦載運用という、不効率な運用をしている海自(整備員は艦と航空基地両方に配置する必要があり、Pは護衛艦に派遣中は陸上でのデスクワークその他の仕事は出来ず、基地に帰ってきたら休みも取らねばならない・・また艦艇での勤務も連続は許されず数年ごとに陸上勤務に下ろさなければならない)では、哨戒ヘリと救難ヘリは同系統でないと人事的な柔軟性がなくなり人員のやりくりがさらに難しいなります。救難ヘリ専門・哨戒ヘリ専門の人員を保有できる状況にありませんので。

>海自次期救難(輸送)ヘリ

まだ具体的な話は聞きませんが(101の話は潰えたようで・・・)SH-60Kの次しだいのようですね。よく言われるNH-90が哨戒ヘリに採用されるならNH-90系の救難機となるでしょうが、60系の機体を引き続き調達するなら、60Kの救難バージョンでしょう(ちなみにSH-60Kの試作機は51空でUSH-60Kに改造されて運用されていますが、あれはテストベット兼汎用型の試作型という見方もあります)。もちろん空自と同じようにUH-60J改の調達の可能性もありますが60Jと60K航空機としてはもはや別の機体であり海自的には、あまり歓迎されないでしょうね・・・

>救難組織の統合

これなんかネット上とかで話をみますけど。どういう意味でしょうか?海自の救難飛行体を空自救難団に吸収する話か、またはその逆か(規模は空救難団の方が大きいが単純な担当エリアなら海自の遙かに広い)?それとも単に指揮系統を統合したいのか(現状でも府中に航空救難の調整所はありますが別に司令部ではありません、これは救難任務には中央司令部統制が馴染まないのかもしれませんね)?
いずれにしろ海自の救難ヘリは単純に航空救難を担当しているわけではなく、艦艇部隊の支援も担当している訳でして、艦艇に対しての物資・人員輸送や艦艇からの急患輸送(ヘリを積まない艦や哨戒ヘリの航続距離外での運用、航続距離ギリギリで進出して、荒れる海で航行する艦に着艦して燃料を給油して急患を乗せて帰ってくる)を空自が今まで通りこなしてくれるなら別に文句はないのですが。いずれにしろ燃料の種類の問題や難しい着艦技術の習得と訓練など問題はそれなりにありますね・・・・

海族 様
なるほどPのローテーションの問題など、なかなか難しい背景もあるようですね。
(それを理由に予算確保しようとしてるんでしょうけど)

空自がUH-60系の機体にしたとなると、海自の次期救難ヘリの選定にも影響がないとは言えないでしょうね。

救難組織の統合ですが、そもそも論として、空と海がそれぞれに救難待機を行う部隊を持つ必要があるのか、という話は現役の時にも耳にしました。

どの程度、構想が具体化しているのか等は知りませんが、機種まで同系統の機体で良い任務をこなしているとなれば、そういう話が出ても当然でしょう。
(陸自SAMが中SAMになり、ペトリと運用条件が近くなる際にも同じような噂が出るくらいですから、当然と言えば当然でしょう。)

Pのローテションや艦上運用技量などを防波堤に抵抗しているのだと思いますが、海の救難飛行隊が艦上任務を前提とした部隊でもない限りは、いずれどちらかに統合になって行くのではないでしょうか。(海の主張は艦上前提だ、ということになるのでしょうが、陸上基地で多数が運用されていることを見るとどこまで抵抗できるのか……)

少なくとも、空の側からすれば、救難さえ行われるなら、どっちが来てくれても構わない程度の感覚だと思います。

統合することで艦上運用の技量維持を全体で行うことと、同様の部隊を重複して確保することと、どちらがコストがかかるか……という議論になるんでしょうね。

海族様
確かにパイロットのローテーションを考えると、同じ系統の機体を調達すると
効率が良いですネ。
とすると、海自の次期救難ヘリはSH-60KのUHバージョンが有力ですかネ?
海自は、SH-60Kの能力向上型を調達する計画のようですし。。。

失礼します

やん様

ローテーションはパイロットだけではなく航空機整備員もですね(むしろこちらのほうが深刻かもしれません)。

>60KのUHバージョン

考えましたらM菱は、もともと次期救難ヘリに海空にそれぞれ、空にはUH-60Jの能力向上型、海にはSH-60Kの救難バージョンをとコメントしていましたので予定通りなのかなと思いますが、いずれにしろ次期SHが決まるまでは海自の救難機は動かないと思います。何せSHには耐用飛行時間が定められている対してUHは決めれていないという話もありますから・・・・・

数多久遠様

統合論が単純ではないのが、海自が単純に災害派遣を含めた救難任務だけを想定していないからでしょう。艦隊支援がどうなるかです。ヘリの増強が難しい中、ぶっちゃけ救難待機など従来型任務は空自にまかせて海自の救難ヘリは拡大する任務に特化していったほうが良いという考えかたもあるでしょうね。

実際、海外派遣先の艦載機による洋上における輸送任務や特別特別警備隊支援などの特殊戦任務など海自航空隊に求められている任務の割に適応する航空機が未だに装備できていない現状は次期救難ヘリ選定で一定の解決を計ろうとするかもしれません・・・

確かにここ数年の、海自救難ヘリ部隊の配置および編成替え(各基地所属から機動運用の二個航空隊への集約化)。そしてメディックへの特別警備隊経験者の配置など何か従来どうりではない動きがあるのが見て取れます。

海族様
確かに、整備員の方々のローテーションの方が人数的に大変ですネ。
勉強になります。

やん 様
欧州機を購入するくらいならUH-60系のラ国機の方が、生産基盤的にもいいでしょうね。
ただ、3原則が緩和されれば、救難ヘリは完全国産して海外にも売るのも手かもしれません。
(売るのは大変でしょうけど)

海族 様
統合ではなく、役割分化ですか。
いい手かもしれませんね。

救難待機から外れることで負担も減るでしょうから、海自は機数を減らさなければならなくなるかもしれませんが。

ただ、そうなるとヘリ関係者の海上勤務比率が上がって人事的な問題も出てくるかもしれませんね。
もっとも、他の職種の人間からしたらヘリ関係者が甘く見えてるのかも知れないですが……

メディックへの特別警備隊経験者配置ですか。
空より海の方がCSARを目指してるのかもしれませんね。

数多様
確かに欧州ヘリの稼働率は、あまり良くないようですネ。 
業界的には、UH-60系の方がありがたいです。

やん 様
欧州ヘリの稼働率が低いというのは初耳でした。

メーカーサポートの問題?
運用する側が欧州機に慣れていないから?
そもそも稼働率が高くなるような機体ではない?

他官庁だと最近は欧州機も多いみたいですが、評判良くないのでしょうか。

すいませんしつこく失礼します。

>ヘリ関係者の海上勤務比率

すでにこの間の編成替えで、海自SH部隊は「オール艦載化」の方針に従い、全部隊は艦載任務に従事しております・・・いままでなら地方隊所属等沿岸防衛担当の部隊がいて空自のさんPと変わらない生活が送れていたのが現在は・・・月の・・・・は海の上というPさんが増えました・・・確かに、新型DDHや地方隊に所属していた艦艇へのヘリ搭載再開など、艦載ヘリが必要な状況が増大しております・・・・「海自ヘリP=艦載機乗り」というのはあながち大げさではない今日この頃です。

>空より海の方がCSAR

その方向性で意識をしてないかもしれませんが、海自の偉いさんが、マスコミ受け最高の空救難団の存在を意識したことがないとは思えません。

>負担も減るでしょうから、海自は機数を減らさなければならなくなるかもしれませんが・・・

海自救難飛行体隊はこの間の編成替えで、空自の救難団の配置と重なりそうな場所からは殆ど撤退して、なおかつ元々ヘリ運用基地に移動して相当整備運用に関して効率化しています。まるで先手を打つように・・・

拡大する任務と利点、そして空自が不在の場所で働いている現状を説明して案外生き残るかも知れません。


しかし空自の方々がそんなに海自救飛に対して、吸収してやろうと意識していたとは思いませんでした・・・それをやり出したら、例えば空自大型機操縦課程をまた再び海自に行って行えと言われるのは目に見えるのに・・・空自のパイロット教育課程は戦闘機コース以外は回転翼も海自に派遣になっても知りませんよ・・・・またCHとかの輸送ヘリとかもどうなるか・・・

それにですよ、航空救難部隊も担当エリア的には海自が広いことを説明しましたが(アラスカとかグアムに空自が飛ぶ時は海自は特別待機)、ある一定の以上の遠距離はヘリの空中給油をできようが、救難団はP-3哨戒機+救難飛行艇の組み合わせには勝てないんですよ・・・もし海自がその担当エリアの広さを根拠に、救難部隊を全てを吸収することを外からの圧力を加えた政治力を駆使しして主張しだしたらどうするのか想像してるんですかね・・・・

数多様
下名も、直接現場の方から伺った話ではないので、真偽の程は確か
ではありませんが、いろいろなところから漏れ聞く話では、稼働率が
低いらしいです。
火の無い処に煙は立ちませんから、ある程度は事実なのだと思います。

やん 様
そうですか。
確かに、海保のヘリで動ける機体がない(そもそも機数が少ないので異状なのかどうかわかりませんが。)から災害派遣で自衛隊のヘリが出る、なんてケースもありますから、低い可能性はあるんでしょうね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 空自次期救難救助機の機種決定とCSAR:

« 陸自部隊 違法出動の可能性? | トップページ | 下地島空港を自衛隊が使用する効果 »

アマゾン

  • 航空自衛隊 副官 怜於奈3
  • ルーシ・コネクション 青年外交官 芦沢行人
  • 航空自衛隊 副官 怜於奈2
  • 機巧のテロリスト
  • 航空自衛隊 副官 怜於奈
  • 北方領土秘録 外交という名の戦場
  • 深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃 (文庫)
  • 半島へ 陸自山岳連隊
  • 黎明の笛 陸自特殊部隊「竹島」奪還 (文庫)
  • 深淵の覇者

最近のトラックバック

ブックマーク、RSS