北沢防衛大臣が再留任
第2次菅内閣でも、鳩山内閣時代から防衛大臣を務める北沢防衛大臣が、再度留任となりました。
第1次菅内閣から数少ない留任者の一人ですが、喜ぶべき所なのか悲しむべき所なのか、正直言って微妙です。
普天間の県外移設とか電波な事ばかり言う民主党議員の中で、大臣就任後は現実路線でブレのない北沢防衛相は悪くない人事に見えます。恐らく米国防総省もホッとしているでしょう。
ただし、制服組の発言を封殺したり等、強権的な所は決して喜べません。
北沢防衛相の留任に関しては、省内からも続投の要望があったとのことですが、内局としては、防衛計画の大綱見直しに向けて、一から説明をし直さなくて良いことから留任を望んだのでしょう。
そこから読み取れることとしては、既に大綱見直しの大枠は固まっているのだと思えます。
なお、防衛副大臣と2名の防衛大臣政務官も留任のようです。
榛葉副大臣と楠田政務官についてはほとんどニュースがありませんが、長島政務官については、週間オブイェクトで首モンじゃないかと思えるツイッター上での問題発言がクローズアップされてました。
「長島昭久防衛大臣政務官が日米共同MD開発計画を御破算にする可能性を示唆」
ただし、マスメディアは何処も取り上げず終いでした。
記者は、発言の問題性を理解出来てないんだろうな。
菅内閣の防衛にからむ人事としては、外相が前原氏に変ったことがプラス評価しても良い点だと思います。
仙谷官房長官が留任なので、差し引きゼロですけど……
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