DVD評「対独爆撃部隊ナイトウィッチ」
タイトルでお分かりになるとおり、前回書評で取り上げたソ連の女性飛行連隊に関するDVDです。
1981年制作のソ連製映画です。
制作経緯は分かりませんが、「出撃!魔女飛行隊」が1982年の刊行で、相当な以前から準備されていたようなので、ブルース・マイルズ氏の準備に協力したソ連政府が自らも映画制作を思い立ったというところではないでしょうか。
内容を一言で言えば、夜間爆撃機連隊の活躍を描いた作品ということになりますが、何とも形容しがたい作品です。
というのも、記録映画かと言えば、そこまで正確に描かれたモノではないので違うと言えますし、かといってストーリーのある作品でもありません。
しかし、敢えて断言しろと言われれば、夜間爆撃機連隊を叙情的に描いた記録映画としか言えないような気がします。
「叙情的な記録映画ってなんだ?」と言われそうですが、他にうまい形容の仕方が思いつきません。
Po-2の飛行シーンは何度も出てくるので、この機体について見たいという方には良いかもしれません。
ですが、1981年の作品であることを考えても、撮影技術はお世辞にも良いとは言い難く、もっと何とかならなかったのか?、と言いたくなります。
特に、特撮シーンは正直幻滅です。
記録映画風なので、女性兵士の生態?が見られるという点が、数少ない褒めるべき点かと思われます。
現在アマゾンにおいて、500円で購入可能です。
売れ残った結果でしょうが、これ位が適正価格でしょう。
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