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2010年4月

2010年4月 2日 (金)

ナイスコピー

陸自の隊員募集用コピーを盗用したとして埼玉県警が配布済みのポスターなどを回収したそうです。
埼玉県警:採用ポスターの表現 陸上自衛隊の商標権を侵害」(毎日新聞10年3月18日)

盗用されたキャッチコピーは、「守りたい人がいる」で、陸自が商標登録しているそうです。
過去にも新聞広告で使われ、警察庁が謝罪した経緯があるものだそうで、陸自の担当者は「いいキャッチコピーだったんですね」と言っていると言うことです。

ナイスなコピーで優秀な隊員がリクルートできたのだとすれば良いことなんですが、このコピーの作成と商標権取得に陸自がいくら使ったのかが気になります。
多分、電通とか大手の代理店に頼んだんですよね。きっと。
ずれた金銭感覚でなければ良いのですが……

対する警察庁や埼玉県警は、盗用するなんていうミスをしているところを見ると、自分達でやっているのでは……

もしかすると、記事が批判すべきは防衛省の方なのかもしれない、なんて思ってしまいました。

2010年4月 4日 (日)

祝!改編

沖縄所在の第1混成団が15旅団に格上げ改編されました。
沖縄の陸自、第15旅団に昇格 北方から南西重視で部隊改編」(琉球新報10年3月26日)

平屋だった1混団本部がこんな立派な司令部庁舎になり、ちょっと感慨深いものがあります。
Tyousya001
15旅団HPより

関連リンク 15旅団HP

しかし部隊規模は1800人から2100人に増強されただけで、戦力が飛躍的に向上したわけではありません。

西部方面普通科連隊が直ぐ後に控えているとは言え、南西方面の陸自戦力はまだまだ足りていないように思えます。

特に、今回の改編でも戦車やIFVは配備されておらず、島嶼防衛における装甲戦力の位置づけを陸自がどのように考えているのか疑問も沸きます。

15旅団の状況を見ると、軽装甲機動車を別とすれば、装甲を有している車両は、偵察隊の87式偵察警戒車と化学防護隊の化学防護車という、なんだか?な状況になってます。

ただし、陸自の現行装備を考えた場合、96式装輪装甲車を持ってくるくらいなら小回りのきく軽装甲機動車で良いというのは納得できるものでもあります。
しかし、それでもやはり最低でも89式装甲戦闘車やそれこそ新戦車を持ってきても良いんじゃないかと思いますが、陸の考えは違うみたいですね。

訓練用地の問題もあるでしょうが、有事に持ってくるつもりであっても訓練していないといきなり協同できるモノではありません。
慣れておくためにも少数で良いから配備すべきだと思うのですが……
私はどちらかというと戦車には拘泥しない立場ですが、それでも島嶼防衛における装甲戦力の活用をもう少し考えた方が良いのでは?なんて思えてしまいます。

2010年4月 7日 (水)

嘉手納ラプコンが移管

沖縄での航空管制権、通称嘉手納ラプコンが日本に返還されました。
沖縄の「空」ようやく返還 不自然な飛び方、改善の期待」(朝日新聞10年3月19日)

前原国交相が「日本の空を日本が主権国家としてコントロールするのは当然」と述べたそうですが、全くもって当然の事で基本的に喜ぶべきニュースです。

嘉手納や横田、岩国ラプコンの存在は、私も空自に入るまでは知らず、初めて聞いたときは未だに占領されているのかと愕然とした思いを抱いたことを覚えています。

しかし、「基本的に」と書いたのには訳があります。つまりは懸念もあるということです。

というのも、何度か那覇CABの庁舎に行ったことがあるのですが、その廊下に反戦左翼バリバリのポスターが張ってあるのを見かけたことがあるからです。
詳しい内容は忘れましたが、ステロタイプな反戦左翼運動のポスターで、労組が張ったものでした。

まあ、それでも那覇からのスクランブルもなんとか問題なく行えてはいるのですが、管制に携わっている人間の中にもこういうのが混じっているのかと思うと背筋が寒くなったことを覚えています。

嘉手納ラプコンが返還されると嘉手納周辺の管制も日本側が行うわけですが、台湾有事とかの場合に嘉手納が優先的に動きたい時があると思います。
そう言ったときに中に混じっている反戦左翼管制官がそれなりの配慮をしてくれれば良いのですが、果たしてそうなってくれるのか、ちょっと懸念もあるのです。

杞憂ならいいんですけどね。

2010年4月10日 (土)

グリーン・ホーネット

以前も同種の記事を書いたことがありましたが、ついに代替燃料で戦闘機が飛ぶそうです。
バイオ燃料使う米戦闘機、アース・デーに初飛行」(読売新聞10年4月1日)

飛行予定はアース・デーの4月22日、バイオ燃料を50%使用してFA-18が飛ぶとのことです。

アメリカ以上に輸入依存が高い日本も、もっと積極的にやらないと、中国にシーレーンを封鎖されて、いざという時に飛べないとかいうことになりかねません。

2010年4月13日 (火)

DVD評「東京マグニチュード8.0」

深夜枠で放送された災害シミュレーションアニメのDVD(ブルーレイもあり)です。
全11話が5巻のDVDに収録されています。



東京消防庁、海保、陸上自衛隊第1師団、東京DMATや実際の病院に取材し、シミュレーションアニメであることを意識して製作されています。
災害救援ロボットの多用など一部演出上の意図的な改変がある以外は突飛なところがなく好感が持てます。

ストーリーは被災して帰宅困難者となった中1の女の子と小3の弟、そしてその二人を助けるバイク便ライダーの女性を中心に、彼らが家に帰り着くまでを描いたものです。

残念ながら、自衛隊は背景の一部として出てくるだけで活躍と言えるような活躍はしていません。
まあ、消防や海保も似たようなもの(消防なんてロボットが中心なってしまっている)なので文句は言えません。

個人的には、アニメとしてはかなり描き込まれている感のある建物等の倒壊シーンがリアルでいい感じです。
ただ、小さな子供も見ることを想定しての事だと理解していますが、「死」、特に死体の描き方はちょっと残念です。
遺体は、実際には正視に堪えない状態になっている場合が多いと思いますが、出血もない状態で顔に白い布をかけてあるだけだったり、並んでいるボディバックだったりしているので災害の悲惨さはいまいち表現されていません。

全体として災害派遣などに興味のある方にはオススメです。

レンタル店でも置いてあるところがあるようです。

以下、ネタバレ注意






********************
シミュレーションとして描いており、防災に関する啓蒙も意図にあると思われますが、一つ気になったシーンがあります。
それは、瓦礫に挟まれて動けなくなったロボットを危険を冒して助ける?シーンがあり、これを好意的に描いている所です。
作品中でも2次災害防止のためにロボットを使っているとして消防の方に怒られるシーンも出てくるくらいなので、それが如何に愚かな行為かはスタッフも分かっているはずなのですが、なんであんな描写をしたのか疑問です。

それと、中盤までは結構淡々とした話なので大丈夫なのですが、終盤はちょっと勘弁して欲しい展開で、見ているのが辛くなるところがあります。悲惨なシーンは耐えられますが、ああ言った悲しいシーンは見ていて凹みます。災害シミュレーションなので完全なハッピーエンドは難しいかもしれませんが、主人公の一人だった小3の弟が死んでしまう展開はちょっと……です。
死体の描き方で悲惨さを出せないからかもしれませんが、もうちょっとなんとかならなかったかなと思ってしまいました。

2010年4月17日 (土)

自衛隊で集団感染

自衛隊で集団感染と言えば、職業病とも言える水虫がまず頭に浮かびますが、そんな笑い話では済まされない結核の集団感染が発生したそうです。
結核:6陸自駐屯地で陽性84人 昨年9月以降集団感染」(毎日新聞10年4月9日)

記事では教育課程としか書かれていませんが、感染者の年齢も若いので新隊員の前期教育課程で感染が広まったのでしょう。

営内生活では接触が濃密になるため、感染性の病気はどうしても蔓延し易くなります。学校と同じようにトイレや洗面所に手洗いやうがいを勧めるポスターが張ってあったりしますが、それでもインフルエンザなどは広まり易いです。

そのため、私も記憶がありますが営内で病気になると他の人にうつしてしまうのではないかと考え、結構肩身の狭い思いをします。
結核となるとなおさらでしょうから、感染してしまった隊員がちょっと不憫ですね。

参考:結核予防会

2010年4月22日 (木)

中国艦隊が沖縄本島―宮古島間を通過

先週、中国艦隊が沖縄本島―宮古島間を通過したというニュースが各紙で取り上げられています。
中国艦隊、沖縄本島―宮古島間を通過 防衛省、動向注視」(朝日新聞10年4月13日)
中国潜水艦など10隻 沖縄本島沖の公海を通過」(産経新聞10年4月13日)
中国艦船:10隻が沖縄沖を南下」(毎日新聞10年4月13日)
中国軍艦、沖縄本島と宮古島の間の公海上を航行」(琉球新報10年4月13日)

領海には入っておらず、潜水艦も浮上航行していたようなので自衛隊も監視しかできなかったようです。

計10隻もの艦隊だったこと、潜水艦も含んでいたこと及び艦載ヘリが自衛艦に接近した事などから北沢防衛相も会見で注視する姿勢を見せています。

中国海軍力の増強と活動の顕在化を象徴する出来事ですが、一つ気になることがありました。
それは産経と琉球新報が報じている北沢防衛相の発言です。

両紙では、北沢防衛相がわが国に対する意図があるのかないのかを含めて調査したいと言った旨報道されています。
確かに防衛相として我が国の防衛を気にすることは当然ですし、まるで先島を切り取るような艦隊の動きは気にはなります。
しかし、この発言は我が国に対する意図さえなければ良いと思っているようにも見えます。

リアリズムと防衛を学ぶ様が「中国海軍の沖縄通過は何を意味するのか?」で詳しく書かれてますが、中国艦隊の動きの背景には、台湾に対する軍事攻撃があります。

中国が第1列島線に直接手を付けるのは台湾を支配した後のはずです。
台湾防衛用の普天間海兵隊を沖縄県外に移設しようとしたりするなど、民主党は地域の安定と言うことに配慮が薄すぎるような気がしてなりません。

2010年4月24日 (土)

21年度スクランブル実績

21年度のスクランブル実績が公表されました。
平成21年度の緊急発進実施状況について

今までも回数などの概略は公表されていましたが、ここまで詳細なデータは公表されていませんでした。
防衛省も変ったものです。

具体的な回数などは防衛省公表資料を見て下さい。
ここでは、ちょっとした解説と注目点をピックアップしてみます。
なお、防衛省も特筆しているロシア機と中国機については、以前の記事「なめられてる?」、「何してる?」をご覧下さい。

特に興味深かった飛行パターン例の部分だけ防衛省資料からコピーしておきます。
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昨年(21年)の4月初旬、推定北朝鮮機に対して8回のスクランブルを実施しているということです。
北朝鮮機に対するスクランブルは、過去に耳にした記憶がありません。
北朝鮮機が対領空侵犯措置の対象となるほど日本に接近した実績がないからです。だいたいMig-29以外は、日本の領空に近づくほどまで飛行すれば帰ることができなくなります。
まさか、そこまで来たのか?
と思いきや、公開資料を見ると日本海の半分にも至っていません。
となると、スクランブルの根拠を対領空侵犯措置としながらも、この動きは弾道ミサイル騒ぎの際にとったイージス艦に対する示威行動へのリアクションです。
公開されている図を見る限り、北朝鮮も大人しく引き上げたようです。
この事で一つ見えてくることは、北朝鮮機が来た日本海中部付近にイージス艦がいたということでしょう。ただし「こんごう」あるいは「ちょうかい」だったのか、あるいは米軍艦艇だったのかは分かりません。(「きりしま」は太平洋、「みょうこう」は整備中)

また、中国軍機の動きを見ると、先日のY-8が通常より突っ込んだ動きをしていたことが見て取れます。
防衛省も特記してますし、やはり注目すべき動きだった可能性があります。

各航空方面隊別のスクランブル件数を見ると、北空と南混が100以上と高く、中空と西空がその半分程度以下と少なくなっています。
しかし、これを資料にはない対処する飛行隊数で見てみると、非常にアンバランスなことが分かります。
北空(4個飛行隊):平均 27.8回
中空(4個飛行隊):平均 13.8回
西空(3個飛行隊):平均 10.7回
南混(1個飛行隊):   101.0回
那覇の204飛行隊は、西空配置の飛行隊と比べると実に10倍ものスクランブルを行っている事が分かります。方面隊としては同規模である北空と比べても3倍以上です。
この点からも、陸自と同様に、空自ももっと南西方面を増強する必要があることがわかります。
南混のスクランブル件数は急増しています。先日の艦隊の動きと同様に中国軍機の動きにも対応してゆく必要性があるのです。

最後に対象国別のスクランブル件数でその他31件となっている部分ですが、これは米軍機だった、民間機だった、近海を航行する艦艇の搭載ヘリだった、などでしょう。
人騒がせな事も結構な件数になっています。

2010年4月27日 (火)

5月までに決めましょう

笑っちゃいけないニュースなのかもしれませんが、あまりに笑えるニュースだったので取り上げます。

沖縄で「5月までに決めましょう」というフレーズが流行っているそうです。
言葉その通りの意味ではありません。

言うまでも無く、鳩山総理の普天間基地問題に対する発言が元になっています。
そして、その意味は「その気はありません」あるいは「無理です」と言うモノになります。

ところで、自衛官がこれを言ったら、首相発言を揶揄しているなんて言われて、また注意処分とかになるんだろうか?

「5月までに決めましょう」は「無理」の意 沖縄で流行」(朝日新聞10年4月23日)

2010年4月29日 (木)

パシフィック・パ-トナーシップ2010参加

そう言えば続報がないな?
と思っていた友愛ボートですが、しっかり実施される方向で動いていたようです。防衛省案件ではなく外務省案件だったので、耳に入ってこなかったようです。
パシフィック・パ-トナーシップ2010参加概要
5月23日から7月15日にかけて、おおすみ型輸送艦1隻で乗員と3自衛隊混成の医療支援チーム約30名がベトナム及びカンボジアで医療支援等を実施します。
メインの活動となる医療支援では、LCACで野外手術システムを上陸させて活動するようです。

となると、この活動は思った以上に自衛隊の実員能力向上に寄与するものになりそうです。離島侵攻受けた場合に行う医療支援や民生支援能力を高める効果が見込めるでしょう。

また、最近のニュースとして自衛隊と共に活動するNGOも発表されています。
パシフィック・パ-トナーシップ2010に参加する民間団体の決定について

NGOとのパイプが出来れば、有事でも状況次第では彼らの協力を得られる可能性もあるかもしれません。

友愛ボートは、鳩山首相が言い出した際には電波扱いされていましたが、防衛省、外務省は日本にとっても悪くない形にまとめようとしていたようです。

ちなみに、参加する4つのNGOをちょっと調べてみました。
オペラシオンユニ
 途上国で専門医療を行う団体
災害人道医療支援会
 災害被災者に人道的医療援助を行う団体(政府の緊急医療チーム参加メンバーが組織)
Civic Force
 各種団体の連携調整を行う団体(のようです)
ピースウインズ・ジャパン
 被災地や紛争地において援助物資の配布などの緊急人道支援を行う団体

自衛隊と一緒に活動しようというのですから当たり前かもしれませんが、各組織に共通な点は、以前から政府と関係があったり反戦平和的な思想のないことです。

こういう活動を通じて、自衛隊が市民の中に溶け込んで行くことが最も大きな成果なのかもしれません。

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