パシフィック・パ-トナーシップ2010参加
そう言えば続報がないな?
と思っていた友愛ボートですが、しっかり実施される方向で動いていたようです。防衛省案件ではなく外務省案件だったので、耳に入ってこなかったようです。
パシフィック・パ-トナーシップ2010参加概要
5月23日から7月15日にかけて、おおすみ型輸送艦1隻で乗員と3自衛隊混成の医療支援チーム約30名がベトナム及びカンボジアで医療支援等を実施します。
メインの活動となる医療支援では、LCACで野外手術システムを上陸させて活動するようです。
となると、この活動は思った以上に自衛隊の実員能力向上に寄与するものになりそうです。離島侵攻受けた場合に行う医療支援や民生支援能力を高める効果が見込めるでしょう。
また、最近のニュースとして自衛隊と共に活動するNGOも発表されています。
パシフィック・パ-トナーシップ2010に参加する民間団体の決定について
NGOとのパイプが出来れば、有事でも状況次第では彼らの協力を得られる可能性もあるかもしれません。
友愛ボートは、鳩山首相が言い出した際には電波扱いされていましたが、防衛省、外務省は日本にとっても悪くない形にまとめようとしていたようです。
ちなみに、参加する4つのNGOをちょっと調べてみました。
・オペラシオンユニ
途上国で専門医療を行う団体
・災害人道医療支援会
災害被災者に人道的医療援助を行う団体(政府の緊急医療チーム参加メンバーが組織)
・Civic Force
各種団体の連携調整を行う団体(のようです)
・ピースウインズ・ジャパン
被災地や紛争地において援助物資の配布などの緊急人道支援を行う団体
自衛隊と一緒に活動しようというのですから当たり前かもしれませんが、各組織に共通な点は、以前から政府と関係があったり反戦平和的な思想のないことです。
こういう活動を通じて、自衛隊が市民の中に溶け込んで行くことが最も大きな成果なのかもしれません。
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