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2010年2月23日 (火)

防衛問題は素人でもOK?

「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーが正式に発表されました。
防衛力懇談会メンバー正式発表 座長に佐藤茂雄・京阪CEO」(産経新聞10年2月16日)

同懇談会は、あらたな防衛計画の大綱を検討する重要な懇談会です。

防衛問題に関する重要な会ですから、普通ならその道に詳しい専門家が委員となるべきです。少なくともこれが防衛問題でなく経済や福祉などであれば、その道の専門家で構成されるでしょう。

ところが、発表されたこの懇談会のメンバーは、11人の委員の内、伊藤康成・元防衛事務次官▽加藤良三・前駐米大使▽斎藤隆・前防衛省統合幕僚長の3方を除けば、とても専門家とは思えません。
特に、座長は京阪電鉄の佐藤茂雄CEOだそうで、経歴を見てもずっと経済畑の方です。どうみても防衛問題に関しては素人です。
佐藤氏プロフィール
【生年月日】昭和16年5月7日
【年齢】65歳
【出身地】大分県
【学歴】昭和40年3月京都大学法学部卒業
【経歴】
昭和 16年5月7日生
昭和40年3月京都大学法学部卒業
昭和40年4月京阪電気鉄道㈱入社
平成7年6月同社取締役
平成11年 6月同社常務取締役
平成13年6月同社代表取締役社長(現在)
平成15年6月同社事業役員社長(現在)
平成17年7月同社監査室担当(現在)
平成19年6月同社代表取締役CEO取締役会議長

こういう方を「客観的立場で人格、識見ともに素晴らしい人を選んだ。経済活動の部分で安全保障についての発言もあると聞いている」という程度の認識で座長に据えてしまうのですから、ちょっと政府関係者の神経を疑います。
と言うより、これは防衛問題の軽視に思えてなりません。

素人を委員にするくらいなら、2chの軍事版に常駐しているようなミリタリーマニアの方が百倍マシじゃないでしょうか。

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防衛政策」カテゴリの記事

コメント

私もこの記事を読んだ時に首をかしげました。
寡聞にして座長に就かれた佐藤氏が防衛問題にどのような定見をお持ちの方が存じ上げないもので…。

委員会メンバーの添谷先生、岩間先生とも仕事をさせて頂いた経験がありますし、お二方ともそれぞれの専門分野においては優秀な学者として尊敬していますが、ん~…防衛問題ならもっともっと適任の専門家がいらっしゃるのでは?と言わざるを得ませんよね。
生意気な言い草ですけれど。

えてしてこういった類の政経懇話会や政策の提言委員会関係の人選は 「いい加減。」 というのが現場にいるものの実感です。
特に防衛や安全保障畑のものになると、もう…。
数多様の仰られる通り、“ミリタリーマニアの方が百倍マシ”ですね。。。

本当に力が抜けてしまいますネ。。。

敢えて言うなら、素人を委員に据えて問題にならない平和な世の中で
幸せです(笑)

少し調べてみましたが、佐藤茂雄氏は(社)日本民営鉄道協会の会長を経験、また他紙では触れられていますが大阪商工会議所の次期会頭が決まっているそうで、政府としては佐藤氏のリーダーシップに期待、と言うことなのでしょうね。
ですが、やはり安全保障に関して言及している発言は見つけられませんでした。

鉄道畑の人ですから、関連事業と地域振興策などには適任かも知れませんが、防衛では…第二次大戦時の欧州のように鉄道が大きく関わってくる訳じゃないですしねぇ(笑)
事業経営的な視点から、武器輸出を解禁して調達コストの引き下げを提言してくれるなら、それだけでも十分ですけど。
それが悪い方に働いて、効果は薄いが必要、である事案も止めてしまうと困りものですね。

ただ、ミリタリーマニアの方が百倍マシかというとそれも疑問かと。
広範な知識を持ち、防衛に関する正しい認識を持つ方は極々一部ですし、多分に自分の趣味が入ってしまう危険性があるように思います。
見た目が派手な大型装備ばかりに偏っても困りますよね。

Nonreal 様
座長だけでなく他の方々もそうでしたか。
頭が良いだけで委員にしてもらっても、哲学論議になるだけじゃないでしょうか。
経済諮問会議とかが羨ましいですね。

やん 様
ホント、そうならいいんですけど現実は……
でも、実際にはこれを問題視している人も少ないってのがため息の元です。

藤宮 直樹 様
確かに武器輸出関連とかはもしかしたら期待が持てる点かもしれませんね。ただし、「全部輸入にしろ」とか言わなければですが……
マニアの方は、それこそ趣味に走るでしょうから、その点は……ですが、知識が無いよりマシだというくらいです。

しかし、私も人の事は言えませんが、プロでも広範な知識を持っている人は少ないです。
自分の専門外については、それこそメガテンな事を本気で言う方は肩に星を付けた方でもいらっしゃいます。

初めまして。

専門家が少数で後の多数が素人の場合、その会議は、専門家の意見に引っ張られる可能性が強いのではないか。

全員が専門家の場合、見解の違いでまとまらないこともあるでしょうが、専門家が少数なら、簡単に一定の方向へ持って行けそうに思えますが。

また経済人が多数を占めると、F-X国産化で生産基盤の維持継続、雇用の確保なんて話は簡単に決まりそうに思います。

浜虎 様
確かに専門家が混じっている場合、かれらに引っ張られる可能性は高いでしょうが、それだけの素人をそもそも会議に入れる意味はあるでしょうか。
バイアスの少ない人間を座長とすることで公平なジャッジを期待したという性善説的解釈もできなくはないですが、根本的に知識の欠如している人に的確な判断ができるとは思えないです。

経済人を多数にすることで、そういう方向に行く可能性はないではないですが、国際的競争力を強化する方向で動いた結果国内産業を空洞化させるという判断をしてきたのも財界人なので、単に価格で判断して全輸入なんて方向に行かないかという懸念もしております。

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