文句はないのだが・・・
防衛相補佐官に元統合幕僚会議議長の西元徹也氏が内定したそうです。
「防衛相:補佐官に西元氏起用へ 元統幕議長」(毎日新聞10年1月5日)
防衛相補佐官は、自民党時代の昨年9月に森本氏が辞任した以降、引き受ける人が居なかったのか、ずっと空席となっていました。
そして民主政権になって始めての補佐官が内定した訳ですが、元制服トップを据えることになるようで、純粋に人選だけを見れば、別に文句を付けるようなものではありません。
ですが、筋違いな気もします。
補佐官が置かれた契機は、不祥事でしたが、置いた趣旨は、より広い観点から防衛政策について助言を聞くためだったハズです。この点から言えば、元制服を補佐官にしても、あまり意味はないはずです。
そして何より、元制服を補佐官に置くぐらいなら、現役制服組の意見をもっと良く聞くべきです。
違ってますか?
北澤防衛相殿
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