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2010年1月13日 (水)

北沢防衛相が武器輸出3原則見直しに言及

かなり意外で、驚かされるニュースがありました。
武器輸出3原則見直し、防衛相が前向き発言」(読売新聞10年1月12日)

北沢防衛相が防衛産業の業界団体の会合において、武器輸出3原則について「そろそろこういうものについても基本的な考え方を見直すこともあってしかるべきかな、と思っている。鳩山内閣のなかでしっかり議論しながら考えていきたい」と述べたそうです。

自民党時代でも、防衛相を含む閣僚がここまで踏み込んだ発言をしたことはなかったと思います。正直驚きです。先日記事を書いたばかりの戦闘機の生産技術基盤の在り方に関する懇談会の報告なんかが効いたのかもしれません。
ただし、早速首相から「口が軽い」とお叱りを受け、発言をトーンダウンさせてます。
防衛相は「口が軽い」」(ロイター10年1月12日)

もちろん客筋(売り先)は選ばないといけませんが、武器輸出3原則を緩和することは基本的に悪い点はあまりないと思っています。
装備品の取得維持コストが下がる可能性があることはもちろんですし、防衛協力のできる友好国が増えることもそうです。
マイナス面としては、アメリカに睨まれる事くらいでしょうか。アメリカのマーケットを食うほど売れればの話ですが。
装備品の性能がバレる事も懸念されますが、そもそも日本の開発や訓練環境を考えれば、早期からかなりの性能は諸外国の知るところとなるでしょうから、敵対しそうな国に売らない限り、問題になることも少ないと思います。

さて、では早速に皮算用として売れそうな武器についてちょっと考えてみたいと思います。

日本は航空機、装甲車両、艦船など大抵のものを作っていますが、以前から売れるとすれば、と言われてきたのはやはり誘導弾(ミサイル)でしょう。もちろん価格が下げられればの話です。
ただし、システムとして完結していないモノはまず無理でしょうから、機体の対応が必要な航空機搭載ミサイルなどはほとんど目がないと思われます。
となると、可能性のあるものとしては、SSM-1や中SAM、そして中距離多目的誘導弾辺りでしょう。
信用が付くまでは高額商品の販売が厳しい事を考えれば、最有力はシステムとして小ぶりな中距離多目的誘導弾かなと思います。

中古品としては、アメリカからの横槍が入らなければ、海自の護衛艦は捌ける可能性があるかもしれません。中古の戦闘艦艇はマーケットがありますから。ただし、海自の護衛艦は中古艦艇を欲しがる国の需要からすると、ちょっと大きすぎるようにも思えます。フリゲート程度の方が売り易いでしょうね。

そして、これら以上に売れるんじゃないか、イヤ売れて欲しいと思うのはUS-2、特にその消防飛行艇バージョンです。
これについてはUS-2のウィキペディアにも言及があり、新明和が武器輸出3原則の緩和を視野に入れ、営業活動(航空ショーへの出展など)を行っていることも書かれています。
セットになる消化剤についても良いモノが作られているそうですし、何より完璧なニッチ商品なので、多少高価であっても売れる可能性があります。世界中どこを探してもアレだけ機体規模が大きく(よってペイロードも大きい)、STOL性など性能も高い機体は他にありません。
異常気象の影響などもあり、大規模な森林火災のニュースが流れることも珍しくないですから、活躍の場は少なくありません。

ニュースでは北沢防衛相の念頭に何があったのか分かりませんが、是非実現して欲しいものです。

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コメント

確かにUS-2は、日本の独自技術で世界に誇れる航空機だと思います
ので、ぜひとも売れてもらいたいと思います。
数多様のおっしゃる通り売り先は選別する必要があるのですが、US-2消
防飛行艇は輸出して問題は無いと思います。

US-2消防飛行艇なら、例え中国でも売ってもよさそうですよね。
コピーされて輸出されなければ、ですが。

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