オーストラリアとACSA
日本とオーストラリアが物品役務相互提供協定(ACSA)を締結する方針だそうです。
「自衛隊と豪軍、国際救援活動で物資融通へ」(読売新聞09年12月13日)
ACSA(アクサ)は、PKOや災害救援活動などにおいて、自衛隊とオーストラリア軍の間で軍需物資や役務の融通を円滑化する、つまり派遣される豪軍に自衛隊が食事を提供したり、豪軍の医療資材を使用して自衛隊が被災民の診察を行ったりすることを可能にするための協定です。
コレは、例の友愛ボートとリンクした話ですね。
友愛ボートについては、パシフィックパートナーシップに参加する形で行われる見込みですが、この活動にはアメリカ軍だけでなくオーストラリア軍も参加しています。
Australians Join Humanitarian Mission Pacific Partnership 2009
そうなると、オーストラリア軍との間にACSAがないと円滑な協力が出来ない、という判断がされたのではないかと思われます。
友愛ボートについては、その本気度にクエスチョンマークもついてましたが、こういった準備をしているところを見ても、どうも本気のようです。
私としては、なにも友愛ボートに限らずも適用できるものですから、大いにやるべきモノだと思いますし、歓迎したいと思います。
僅かながらですが、中国へのプレッシャーにもなりますし。
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