岡田外相の「自衛隊若葉マーク」発言は天唾だ!
アフガニスタンへの自衛隊派遣について、岡田外相が「若葉マークのついた自衛隊を出すのはあり得ない選択だ」と発言し、これに対してヒゲの隊長こと佐藤正久参院議員がかみついたことが話題になってます。
「ヒゲの隊長、岡田外相にかみつく「あなたが若葉マーク!」」(産経新聞09年11月10日)
佐藤氏は「どれだけの隊員が傷ついたか」とせまり、撤回を求めたそうです。
ですが、岡田外相は「表現の問題だ。普通の軍隊と違い武器の制約がある」と反論し、発言は撤回しなかったそうです。
佐藤議員の言っておられる事は当然ですが、岡田外相の発言は完全に天唾なんですから、こちらをもっと追求しないといけません。
自衛隊に武器の制約があることは、自衛隊の責任ではありません。この問題は、佐藤議員も自身のサイト内で書いている通り、集団安保や武器使用基準の法的枠組みの問題です。
http://east.tegelog.jp/index.php?itemid=3361
ですから、誰の責任かと言えば、それは国会議員あるいは政治家の責任と言えるわけです。
厳しい言い方をすれば、立法の不作為であり、政治家の怠慢とも言えます。
それを、大臣も務める与党の有力議員が問題視している訳ですから、もう完全に天に唾を吐いているとしか言えません。
佐藤議員には、そこを指摘して欲しかったと思います。
すかさず「ではさっそく国会で議論しましょう」くらい言って欲しかったと思います。もし言っていただけたら、岡田外相がどう反応したか見ものです。
« 謝罪して、訂正致します | トップページ | 自衛隊は大丈夫か? »
「防衛関係法規・規則」カテゴリの記事
- トランプ発言は沖縄を平穏にする(2015.09.03)
- 尖閣は侵略されない……だからこそ必要な安保法制(2015.08.14)
- 安保法制が分かり難い訳(2015.07.17)
- 維新独自案は現実乖離の神学論争用法案(2015.07.10)
- 領域警備は誤解だらけ(2015.06.04)
まさにそのおっしゃる通りですネ!
最初のPKO派遣の際の、武器保有に関する国会議論を思い出します。
防衛関係は票にならないので、ちゃんと勉強している政治家は少ない
でしょうネ。
投稿: やん | 2009年11月12日 (木) 00時41分
福祉のように万人を対象とした多くの票にはならないですが、ちゃんと活動すれば票計算できる確実な票にもなると思います。
自衛官やその家族は投票率高いですし、防衛問題に興味のある保守の方もいますから。
佐藤議員もそういった票を当て込まれて議員になっているわけですし。
今回の発言は、自民党とすれば民主を揺さぶる材料にもなると思いますが、あんまり活用するつもりはないみたいですね。
投稿: 数多久遠 | 2009年11月13日 (金) 21時54分
確かに、自衛官の家族を含めると、それなりの数になりますネ。
もう少し、自衛隊がまともに動けるようになることを願っています。
国民がまともにならないと、政治家もまともになりません。
投稿: やん | 2009年11月14日 (土) 15時19分