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2009年9月22日 (火)

北澤防衛大臣、さっそく問題会見

北澤防衛大臣が、就任したばかりの17日、臨時記者会見を行っています。
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2009/09/17.html
その中で、早速何点か問題な発言をされています。

まず、前回の記事でも書いた、幕僚長や報道官による情報発信に対して、「新しい見解を官の当事者が発言するということは行き過ぎである。(中略)大臣のところまであげて、その上で皆様方にお伝えをしていく」と言っています。
つい先日まで在野にあった者とは思えない専制的な物言いです。
各幕僚長は、防衛大臣の指揮監督を受け、隊務と隊員の服務を監督する立場ですから、大臣の見解と異なることを部隊に実施させてはいけません。
ですが、幕僚として軍事的合理性に基づき政治上の判断とは異なる助言をして行く必要があります。
あくまで「やってはならない」のであって「言ってはならない」のではありません。

次に、専守防衛について聞かれた際、「「戦争というものはするべきものではない」、「戦争は絶対にしない」と発言されてます。
これは裏を返せば、攻勢作戦を実行すれば戦争を起こすことになる、という考え方です。防衛大臣の認識が反戦左翼と同じとははなはだ問題です。
専守防衛というのは、防衛の方策であって目的ではありません。
それに、「私は、終戦の時に小学校1年生でした。「戦争というものはするべきものではない」という基本的な考え方をもっております」と発言されていますが、小学校1年生の時の発想で大臣をやってもらったのでは困ります。
また、これに関連し、防衛計画の大綱と中期防の見直しも専守防衛を基軸として進めるとも言われています。
北朝鮮による弾道ミサイルや特殊部隊による攻撃、中国による南西諸島での活動と軍事力の強化という懸念がある中、冷戦期の遺物を変わらず錦の御旗とするとは考え物です。

また、既に各所で話題になってますが、インド洋での補給活動について、「極めて限定的なところでそういう(高い)評価になっていると私は認識しております。」と発言とされています。
防衛大臣にとって、自衛官は部下です。トップが、部下の士気を考慮していない発言をすることは、思慮が浅いとしか思えません。
なおこの際、「「成果が上がっている」「感謝している」という声も良く聞きますけれども」と発言しており、良く聞くなら評価は高い訳ですから、発言が自己矛盾になってます。

ちょっとびっくりな発言もありました。
小沢幹事長の米国のプレゼンスは第7艦隊だけで十分だ発言に対して、「聞いてないのでよく分からないです。第7艦隊も見たことないです。今度よく勉強しておきましょう。」と発言されてます。
いくら大臣就任直後とは言え、この物言いはないでしょう。そもそも、この方は参議院の外交防衛委員長をもう2年も務めていました。良く分からないでは、通用しません。

最後に、集団的自衛権の問題に関して、そのことに精力を使うことは生産的でない旨の発言をしています。
北朝鮮の弾道ミサイルを考えれば、焦眉の急であるはずの問題について、こんな事を言うようでは、アメリカ、特にアメリカ国民からどう思われるか不安です。

総じて、北澤防衛大臣は思った以上に専制的で左翼的なようです。
果たして、日本の防衛は、この人で大丈夫だろうか・・・・

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