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2009年9月 2日 (水)

横田基地フレンドシップフェスティバル2009 その1(F-22編)

横田基地で8月22日、23日の2日間に渡って開催された日米フレンドシップフェスティバルに行ってきましたので、そのレポートです。

プログラムは両日で大差ないので、行ったのは2日目の23日日曜日、1日だけです。
横田基地ウェブサイトを見ると両日で17万人超の来場者があったそうです。
Friendship Festival draws more than 170,000

飛行展示はほとんどないにも関わらず、スゴイ人出です。
なにしろ、今年は目玉中の目玉がありました。



第1戦闘航空団第94戦闘飛行隊のF-22ラプター2機です。
この2機は、現在ラングレーから沖縄嘉手納基地に展開中で、先月行われた嘉手納のアメリカフェスト2009に続き、アメリカ以外では2回目の公開となるものです。


当たり前ですが、インテークなど重要な部分は隠されており、実機を目にしたからといって性能について語れるほどの材料は得られません。

それでも、今まで写真で見ていた以上にキャノピーの色が濃いことは印象的でした。



コックピット内にレーダー波が入り込み、乱反射することを抑える意図があるんでしょう。
F-16なども多少色が付いていますが、比べて見ると歴然とした差があります。


F-16

F-18
在来機のキャノピーに色が付いている主な理由は、自然の放射線からの乗員の防護です。ステルス性という訳ではありません。

その他感じた点としては、やはり表面の処理が丁寧なこと。ビス頭もほとんど見えません。



この辺りが、整備コストの高さに繋がってくるんでしょうね。
アンテナ類も埋め込みになっている訳ですが、はたしてどうなっているのか?興味が湧くところです。


拡大しないと分かり難いですが、他の機体では派手に描かれている緊急時の救出用レバーの位置表示などもロービジ塗装となっています。
また、部隊のマークもさり気なく描かれてました。



2名のパイロット、ともに右肩に日本語の入ったワッペンを付けています。嘉手納への展開にともなって作ったんでしょう。

F-22そのものは、もちろん興味深いものでしたが、もう一つ興味深かった点は、その注目度の高さです。
群がる人の多さはもちろんダントツです。
加えて、一眼レフを構えたマニアだけでなく、コンパクトカメラはおろか携帯写メで写真を撮っているギャルもいるなど、知名度の高さも感じさせられました。
「カッコイイ」なんて声を上げている人もいました。純粋に外観はカッコイイわけじゃないと思うんですが、最強と聞くとそれがかっこよく見えるんでしょうね。

次回はその他の地上展示機編です。

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コメント

パリエアショーでも行われなかった地上展示を行うとは、USAFもF-22を
真剣に日本に売りたいと思っているのでしょうネ・・・

やはり最強となるとカッコ良く見えるんでしょう。 昔、巨人に松井が入団
した時に、同期の女の子が「松井くんカッコいいぃ~」と言っていたのを
覚えています。 松井の才能はスゴイのでしょうが、ルックスは・・・・・

USAFが、F-22の日本への販売について肯定的意見をもっているかについては、よく分かりません。
少なくとも、国防総省よりは肯定的でしょうけど。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-147717-storytopic-3.html
なんかを見ると、販売しないことで主導権を確保できるので、その方向で行きたいと考えているかのようです。

松井は良い例ですね。
ラプターとかけて松井と説く。
その心は?
外見以上にかっこよく見えます。

数多久遠様
(笑)
F-X関連のニュースをずっと見ていますが、USAFはF-22を日本に売ることによってその生産ラインを確保しておきたいような気があるように思えます。

確かにそういう考えもあるでしょうね。
彼ら自身の維持コストも下がることになりますから。

ただ、それが大勢となっているかと言うと、疑問です。
それに、アメリカとは距離を置く民主が政権を取りましたから、日本への売却賛成派も、トーンダウンしちゃうでしょうね。

数多久遠様
確かに、米議会はF-22の輸出には一貫して反対してますネ。
いろいろな思惑が渦巻いていて、複雑です。。。

空自も早く、F-22に見切りを付けてライセンス生産が可能な機種を
選定してもらいたいです。先日の数多様のROE次第という記載には
感じ入りました。
空自は、ロシア(中国もからんでいる?)が開発しているT-50を、
相当脅威に感じているんでしょうか?

やん様
記事を読んでいただけて、恐縮です。

空自の今の内実は分かりませんが、ロシアよりも中国機の質・量両面の軍拡が気になっているのではないかと思います。
ロシアの場合、領土問題がある土地は現状ロシアの支配下にある訳で、政治的に攻勢をかけているのはむしろ日本の側ですから。
中国の軍関係者の発言でも、軍事バランスを中国有利にして、日米の行動を抑止して尖閣などを取ろうとしている例が出てきてます。

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