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2009年7月16日 (木)

歓迎すべき話ではない

アメリカとロシアが、核弾頭及びその運搬手段の削減に合意したとのニュースに対して、河村官房長官が歓迎するとのコメントを出していますが、これは歓迎すべき話ではありません。


「米露の核削減合意「歓迎する」 河村官房長官」http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090707/plc0907071208007-n1.htm (産経新聞09年7月7日)


削減された場合にも、まだ相当数が残るとは言え、アメリカの核戦力の縮小は、傘の縮小に他ならず、その傘に入れてもらう日本としては喜ばしい話ではありません。
アメリカの核戦力が縮小すれば、北朝鮮などに対する抑止力も低下し、日本など同盟国の危機に対して核カードを使うことも困難になってきます。

そう言う視点なしに、官房長官が軍縮=善という単純発想でコメントを出すようでは困ります。


おそらく、近づく選挙に向けた民主党に対する揺さぶりだと思われますが、最近ではアメリカによる核の持ち込みを容認するような情報も散見されます。
アメリカの核は、日本の防衛にとって極めて大きな要素です。政府首脳には、日本にとっての核問題は、まず第1に傘の問題だと認識して欲しいモノです。

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核と核戦略」カテゴリの記事

コメント

1 ■別に悪いことではありません
別に問題ないですよ。というのも核巡航ミサイルも廃止の方向に進んでますし、
アメリカは潜水艦発射長距離弾道ミサイルの核弾頭を装備してますから、
日本近辺で核を持ち歩いている必要性は皆無なのです。
日本は迎撃体勢を強化して攻撃はアメリカに任せるしか方法はないんです。
核を持っても爆撃機もなければ弾道ミサイルも巡航ミサイルもない国ですから・・・

2 ■Re:別に悪いことではありません
>ナオ様

ちょっと論旨とズレたコメントのような気がしますので、コメントのしようがないです。
日本は核武装せよ、なんてことは言ってませんよ。


http://ameblo.jp/kuon-amata/

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