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2008年12月 5日 (金)

自衛官の思想的マジョリティー (田母神元空将論文問題)

田母神元空将の論文問題は、ネットだけでなく、雑誌などでも取り上げられ、未だにホットな話題のようです。
私の中にも、未だ整理しきらないものの、書きたいことがかなりあります。
そこで、関連した記事を何回かに分けて書こうと思います。


まず最初に、自衛隊OBとして、多くの方が気になるであろう、歴史認識に関する自衛官の思想的マジョリティーがどんなところにあるのか、端的に言えば、田母神元空将のような思想が自衛隊内において一般的なのかどうかについて書いておきます。


今回の論文中、もっとも問題とされた歴史認識について、田母神元空将の考えは、決して多数派ではありません。


おそらく、最も多数なのは無関心派(私も)でしょう。

受験に近現代があまり必要ないこともあって、基本的に知識不足であることも、世間一般と同様です。(幹部よりも曹士隊員の方がこの傾向が強い)
ただし、その無関心派内でも、60年以上経過した現在でも、謝罪ばかりを繰り返す謝罪外交に対しては、憤慨している者が多数です。


この無関心派に次ぐのが、日本の過ちは認めつつ、当時の国際政治状況を鑑みれば、致しなかったとする考えです。幹部では無関心派を超えるかもしれません。


その次が、日本の過ちを明確に認める立場です。以外に思われるかも知れませんが、幹部でも少なくないように思います。


その一方、田母神元空将のような、侵略を認めないといった考えは、ほとんど聞いた記憶がありません。
実際にはある程度の数がいるのかもしれませんが、自衛隊内でも、こう言った考えはむしろタブー視されている状況です。


そして、こういう状況だからこそ、田母神元空将としては、この状況を問題視して、幹部学校のカリキュラムに取り上げたり、訓示やモーニングレポート後のコメントで語ってきたのではないかと思います。


今回の事件で、自衛隊が国民の信頼を失ったといった意見があります。
それは、上に書いたように、自衛隊の内実が国民一般とそう乖離していないにもかかわらず、田母神元空将のような考えの者が多いのではないかとする疑念を抱かせたという点において、残念ながらその通りなのかもしれません。

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