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2008年10月22日 (水)

アフガンに自衛隊派遣

10月19日付読売新聞は、アメリカが自衛隊のヘリコプターなどをアフガンに派遣することを打診していると報じています。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081018-OYT1T00700.htm


理由としては、道路整備が遅れており、輸送の中心となるヘリの数が不足しているとの事ですが、間違ってはいないものの、ウソのように思えます。
もちろん道路事情は悪いのでしょうが、タリバンの活動が活発になってきており、地上のコンボイは危険性が高いことが最大の理由ではないでしょうか。


ですが、空輸の比率を高めれば、今度はヘリが狙われるようになるでしょう。
実際、昨年(2007)のイラクでは、輸送に占める空輸の割合を高めたため、ヘリに対する攻撃が増えたとする情報があります。
08年3月号の軍事研究誌(元はJDW)では、イラクでの07年のアメリカ軍の飛行時間が05年のおよそ倍にあたる40万時間と見積もられており、敵との遭遇率も上がっていると書かれていました。
07年1月頃にバクダッド郊外でヘリが墜落し、12名が死亡した事故も、肩撃ち式のSAMによる攻撃だった可能性が高いとも報じられています。
http://www.kojii.net/news/news070126.html


ニュースは淡々と報じていますが、もし実施することになれば、C-130型機がイラクで行っている輸送任務以上に危険なものになるかもしれません。


また、この件については、報道よりもかなり以前から話がでているのでしょう。
21年度の概算要求に、多様な環境下での活動を可能とするためのヘリコプターエンジンの能力向上というものが盛り込まれていました。
(機種は明示されていませんが、「陸自輸送ヘリコプター」としてCH-47の写真が付けられています)
概算要求についての報道が出てきた時点で報じられていましたが、これは標高が高いアフガンでは、現在のエンジンでは出力不足になるからだと言われています。


現時点でこういった情報が流されることは、日本の世論がどう反応するかを見るための観測気球だと思います。
インド洋での給油や海賊対策以上に危険性が高いと思われるのですが、あまりにも簡単にスルーされているように感じます。
もちろん私は、概算要求資料でも書かれているとおり、「平和協力国家」の実現のために、積極的に実施すべきだと思っているのですが、この見事なスルーっぷりは、自衛官の生命に対する国民の無関心のように感じられてなりません。

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