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2008年8月17日 (日)

陸自の宮古島駐屯

陸上自衛隊の宮古島駐屯は、ほぼ規定路線のようですが、今までのところ防衛省からの発表はありません。

来年度予算の概算要求が今月8月末なので、費用(部隊改編、用地取得、施設整備など)が来年度予算に盛り込まれるとすると、そろそろアナウンスがあるはずです。
そこで今回は、現在ある情報を元に、陸自の宮古島駐屯について、勝手な予測を書いてみます。

現中期防(H17~H21)には、混成団の旅団への改編が明記されており、来年が最終年度にあたるため、第1混成団の旅団への改編は、間違いなく来年でしょう。
2006年10月4日付の琉球新報の記事では、宮古島に2百人規模の部隊を配備させると書かれています。この記事では、空自の宮古島分屯基地とは別の基地(陸自だから駐屯地のはず)を建設するとなっています。200人もの部隊が出来れば、非常に狭い空自の宮古島分屯基地の中に入りきらないことは当然なので、やはり新たな駐屯地が出来ると見るべきでしょう。(200人という規模からすれば分屯地か?)

どのような部隊が配備されるのかという点については、現在のところ具体的な情報はないようです。推論の手助けになる情報としては、防衛計画の大綱くらいです。大綱では、島嶼部に対する侵略への対応として、「島嶼部に対する侵略に対しては、部隊を機動的に輸送・展開し、迅速に対応するものとし、実効的な対処能力を備えた体制を保持する。」と記述されています。
大綱に沿った部隊が配備されるとすると、ヘリを運用する飛行隊の可能性があります。また、それ以外だとすると当然、普通科部隊ということになります。
200人と聞くと、多いような気もしますが、この部隊だけで先島、八重山全域(尖閣諸島を含む)を担当することは出来るはずはないので、やはり、第1混成団から改編される旅団、あるいは西方普通科連隊を受け入れるための部隊となるのでしょう。
とすると、一部が普通科、一部が航空科という可能性もあります。

場所については、新規に用地取得されるとすると、先島の地勢について、そこまで深く承知しているわけではないので、推論することも難しいのですが、一部でも航空科部隊が配備されるとすると、現在は利用されていない宮古空港の旧ターミナル地区の可能性が高いのではないかと思います。エプロンも広いので、ヘリの運用には十分すぎる地積です。

ざくっと書いて見ましたが、果たしてどの程度的中しているでしょうか。あと10日もしない内に答えが出てくると思います。

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