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2008年8月28日 (木)

陸自の宮古島駐屯と1混団改編 続報

ちょうど10日ほど前の記事に、陸自の宮古島駐屯について、あと10日もしない内にわかるだろうと書きました。
そんなわけで、全国紙だけでなく琉球新報、沖縄タイムス、宮古島毎日新聞などもチェックしてきましたが、概算要求関連のニュースはあるものの、「宮古島」の文字はどこにも現れません。さては見送りになったのでしょうか。

確認のため、防衛省のHPをのぞいて見ましたが、まだ21年度の概算要求資料は公開されていません。

各社の報道の中、1混団関係は、沖縄タイムスの昨日26日夕刊が詳しく報じています。
名称は第15旅団となり、定員は3百人増の約2100人、唯一の離島タイプの旅団だとされている。化学防護隊も編成されるようだ。
離島タイプとして機動力の高い部隊となる予定のようだが、現有の航空機の数は維持するとしている点が少々疑問。
沖縄は、ただでさえ急患空輸の災害派遣が多く、普段から忙しい業務をしているのに、それに加えて訓練が増えることになるだろうから大変だろう。

もうしばらく、ニュースと防衛省HPをチェックしてみます。

以下沖縄タイムスの引用です。
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陸自第1混成団を増強/防衛省
300人増 2100人体制に/唯一の離島対応型
 【東京】防衛省は二十六日、陸上自衛隊第一混成団(那覇市)を二〇〇九年度中に「第一五旅団」に格上げし、定員を約三百人増強、約二千百人体制とする方針を固めた。関係予算を〇九年度予算概算要求に盛り込む。事態対処能力を向上させるため、混成団の混成群を廃止して普通科連隊を新編する。そのほか、敵情を視察する偵察隊や化学防護隊もそれぞれ新編するなど、大幅に組織を改編する。
 第一混成団の旅団化は、〇四年に閣議で決定された中期防衛力整備計画(〇五―〇九年度)に基づく措置。

 第一混成団は「離島タイプの即応近代化旅団」に変容。島しょ侵攻への対応が重視される中、「離島タイプ」と位置付けられる国内唯一の旅団となる。

 機動性の向上を図るため、軽装甲機動車、高機動車を新たに導入。そのほか、航空運用能力を向上させるため、現有の航空機の数は維持しながら、待機体制を強化する方針だ。

 旅団化をめぐって〇八年度は、陸上自衛隊那覇基地内に旅団の中枢機能を果たす司令部庁舎のほか、隊舎を建設中。

 県内では一方で、航空自衛隊が那覇基地の旧型主力戦闘機F4部隊を茨城県百里基地のF15部隊と入れ替える計画もある。〇八年度は施設整備と整備機材の取得が進められており、年度末にも那覇基地へのF15移駐が始まる見通しだ。

 第一混成団の旅団化や那覇基地のF15配備は、軍備力を急速に増強させている中国などをにらんだ「西方シフト」の象徴的な動きといえる。
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